川端裕人メルマガ・秘密基地からハッシン!より

川端裕人×荒木健太郎<雲を見る、雲を読む〜究極の「雲愛」対談>第2回

川端裕人のメルマガ『秘密基地からハッシン!』Vol.066より、荒木健太郎さんとの対談「雲を見る、雲を読む〜究極の「雲愛」対談」の第2回を無料公開にてお届けします。

(筆者より)

荒木健太郎さんとの対話を採録します。

荒木さんは、関東雪結晶プロジェクトの主催者としてまずは知ったのですが、その時に読んだ『雲の中では何が起こっているのか』は、衝撃的な傑作でした。


『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)

「優しい文章で語る」ことをひたすら志向しながら、書かれていること自体は、アバウトに丸め込んいで平易にするのではなくて、ちゃんとディテールを大事にした、つまり、背景にある理論に忠実なものだと感じたからです。

その後、『天空の約束』のあとがきをお願いして、直接のやりとりが始まり、ナショジオの「研究室に行ってみた。」の取材をさせていただきました。

その間、荒木さんは、『雲を愛する技術』『世界でいちばん素敵な雲の教室』と矢継ぎ早に本を出されて、その内容もどんどん進化していったのです。

そんな状況で話を聞きました。

乞うご期待。
 
 
荒木健太郎(あらき けんたろう)さん 

雲研究者。気象庁気象研究所予報研究部第三研究室研究官。1984年生まれ。茨城県出身。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職に至る。防災・減災を目指して、豪雨・豪雪・竜巻などをもたらす雲の仕組みを研究している。著書に『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)、など。

ツイッターはこちら→@arakencloud

*本対談では、合同会社「てんコロ.」代表、気象予報士、お天気YouTuberの佐々木恭子さん(@tencorocoro)にご同席いただきました!

(参考記事)
ナショナルジオグラフィック「研究室に行ってみた」川端裕人
(前回の記事)
川端裕人×荒木健太郎<雲を見る、雲を読む〜究極の「雲愛」対談第1回>

 
 

ファーストコンタクトは小説の解説依頼だった

川端 そもそも、荒木さんとのファーストコンタクトは、僕が『天空の約束』(気象を予知する能力を持つ〈空の一族〉をめぐるストーリー)という小説の解説を、荒木さんにお願いしたのが始まりでしたよね。

以前、僕は「雲」について、イギリスのCloud Appreciation Society(クラウド・アプリシエーション・ソサエティ)という団体を追いかけていたんですよ。

https://cloudappreciationsociety.org/
https://twitter.com/cloudappsoc

彼らは2000年代までは割と、ツイッターなんかでも雲の写真を活発に投稿していたんですけど、2010年を過ぎると、投稿が減ってきていて。そんなときに雲の写真をたくさん投稿している人たちを見つけて。こういうの久しぶりに見たなと。その中心に荒木さんがいた。それで「この人面白い!」と。

荒木 最近は追いかけ切れていないんですけれども、確かに「#雲を愛する技術」というハッシュタグをつけて、たくさん投稿してくれている人は結構いらっしゃいますね。

佐々木 「雲友」たちですね(笑)。
 
川端 それで「この人にぜひ解説をお願いしたい」と出版社の担当にお願いしたんです。そうしたら案の定というか(笑)、ありがたいことに(「天空の約束」の内容を)面白がっていただけた……というのが始まりでしたね。

 

雪は高低差で驚くほど変わる

荒木 2012年、関東地方で大雪が降ったときに「高層マンションの屋上と地面に近いところでは雪の質がどのように違うか」というのを調べた例があったんですね。そうしたら、地面に近いところではすごく湿った雪、つまり「湿雪」(水分が多く重たい雪)だったんですが、屋上では「乾雪」(水気が少なく、さらさらした状態の雪)だった。

それで、雪の質によって、着雪(雪がものに付着していく現象)の具合も変わるんです。地面ではすごく着雪していて、信号とかにも雪がくっついていたけど、上の方の雪はサラサラしてるので着雪しない。すこし上になるだけで、状態が全然違ったんですね。

——それはつまり、雪が乾いている上空では、建物や手すりなどに積もっても風で吹き飛ばされてしまうということですか。

荒木 そうです。
 
川端 マンションの高さは、200メートルとかその程度ですよね。

荒木 そうです。それくらいの高さでも、雪の質って全然違ってくるんですよね。それで、なぜそうなるかというと「気温」なんです。上よりも下の方が気温が高く暖かいので、雪が落ちてくる途中で溶けたり、水気を含んだりしてベチャベチャしてくる。より、くっつきやすくなるわけです。
 
川端 雪が地上に落ちてくる直前の、最後の100メートル、200メートルの間にそんな大きな変化が起きるのがすごいですね。

荒木 実況監視していると、地上観測では雨だけど、東京タワーで観測すると雪、というケースはよくあるんですよ。

佐々木 ちなみに「実況監視」というのは、天気予報で使う「お天気カメラ」での観測をイメージするとわかりやすいですね。かなり高い場所に設置されてるものもあって、荒木さんの言う通り、地上では雨なのにそういう実況監視のカメラだけで雪が観測されることもあるんですよ。

普段、私も天気予報の仕事をしているんですが、「雨」で予報を出していたのにお天気カメラで雪が観測されて、慌ててお客さんに電話したら「(予報通り)雨が降ってますよ?」と言われたこともありました。

(話は観測や気象レーダーの話に)
 
荒木 気象レーダーっていろんな使い方ができるんですよ。二重になった虹、いわゆるダブルレインボーとかも、レーダーの情報を使って狙って撮ることができる。

まず、「虹」というものは、雨が降ったあと太陽が出たときに、太陽とは反対側の空に出るとわかっているんです。例えば夏の関東平野なんかでは通り雨がよく発生します。雨雲は、だいたい山の方から、つまり西側からやってきます。なので、ある地点で雨が過ぎ去るタイミングをレーダーで予測することができる。実際に行って東の空を見てみると、ちゃんと虹を観測することができるんです。ただ、虹が出る側の空が開けている場所を撮影地点として選ぶということが重要ですね。

川端 都内ではなかなか空間が開けたところを見つけるのが難しいですよね。窓がたくさんある高層マンションのペントハウスを買わざるをえないかもしれない(笑)。
 
荒木 ちなみに、高層マンションとかスカイツリー、あとは飛行機とかから見ると、虹って太陽と反対側の対日点(太陽と反対側の点)を中心に円形になっているんですよ。ほら、こんなふうに(著書を見せながら)。

そうやって、気象のレーダーをうまく使っているうちに習熟して欲しいという気持ちを込めたのが『雲を愛する技術』だったんです。

ただ、写真がたくさんあると言っても、基本的にこの本は読み物なんですよね。だからやっぱり、やる気がある人じゃないとなかなか読み進められないことに気づいて、もっと気軽にビジュアルから入れるような本は作れないか、と思って出したのが『世界でいちばん素適な雲の教室』でした。


『雲を愛する技術』(光文社新書)


『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)

<編注・『雲を愛でる技術』や『世界でいちばん素敵な雲の教室』では、雲への愛=「雲愛」や、雲の心を感じて天気を読む=「感天望気」といったユニークな言葉もキーワードになっている>

川端 この本(『世界でいちばん素敵な雲の教室』)、すごく「大気光学現象」についてのページが分厚いですよね。
 
荒木 やっぱり見た目が美しい現象を結構扱いたい気持ちがあったので。

川端 環水平アーク(晴れた日にある条件下で出る虹色の光の帯)とかハロ(太陽のまわりに出る光の輪)とか、いろんな現象が専門的見地から解説されていて。図解とかを見ていても「マニアックだなあ!」と驚きました。僕はここに載っている環水平アーク(*)が見てみたいですね。

環水平アーク(Wikipedia参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%B0%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AF

荒木 これは、春くらいがちょうど観測にはベストシーズンですね。低気圧が西から接近していて上空に巻層雲が広がっているときなどに、太陽が上がってきたお昼前後のタイミングで観られることが多いと思います。
 
川端 視界が開ける場所じゃないと難しいかもしれないですね。

荒木 それでも、都内にいる人で「雲マニア」の人たちが、結構撮影した写真をツイッターで投稿していたりするんですよ。そういう人たちは、ちゃんと狙って観測している。むしろ私は最近空をあまり見ることができていないので、雲欲が満たされていないかもしれないですね(笑)。
 
川端 そういう人は、高層マンションに住んでいたりするんですかね?

荒木 いえ、そういうケースもあるとは思いますが、自分が出入りできるような高層ビルの上層階や、通勤途中のどこかで撮られているケースも多いみたいですね。太陽からの位置関係で、ハロや環水平アークが発生する位置がもうわかっているので。観測できる場所を見つけておいて「この場所で見る」というのが習慣になっている人もいるみたいです。
 
川端 それは、どのタイミングで現象が見えるとわかっているからこそですよね。

荒木 そうですね。
 
川端 極端な話、例えば富士山で「ダイヤモンド富士」(富士山頂から太陽が昇る瞬間、もしくは夕日が沈む瞬間)を撮ろうとするとき、カシミール3D(登山者向けの地図ソフト)のような3D地形ソフトを使って、何時何分にこのタイミングでこういう風景が取れるだろうと計算した上で、撮りに行く。そういう方もいますよね。

荒木 そうですね。ただ、私としては、そういう熱心な愛好家が増えるのは嬉しいことで。ですので、この本が、そういう愛好家を育むきっかけになればいいなとも思っています。
 
川端 実際、大気現象の撮影に本気で取り組んでいる人って、ものすごくきれいな写真をたくさん撮られてますよね。すごく有名な方だと、星景写真家のKAGAYAさんも、沖縄から種子島のロケット打ち上げのときの「ロケット雲」を撮られていて。あれ、すごいきれいでしたよね。

荒木 そうでしたね。

*参考
https://twitter.com/kagaya_11949/status/953871698259992576

川端 あの写真だって、事前にどんなふうにロケット雲が出るかなんてわからないじゃないですか。

荒木 いや、それは、そうとも限らないと思います。打ち上げの時間や方向などによって、ある程度事前に予測することができますから。
 
川端 たしかに予測しないとできないほどの、本当に素晴らしい写真でした。僕が見たロケット雲の中でもベスト3に入ります。宇宙飛行士の山崎直子さんがスペースシャトルで行ったときの雲の写真がすごかった。それこそ、ドラゴンボールの「神龍」みたいに、とぐろを巻いた虹色の龍みたいな写真がネットで出回っていた。

後日談として、その写真が2011年の東日本大震災の後で、地震雲だとわーっとリツイートされたことがあって。「いや、打ち上げのときの雲だよ」と!

 

「#人間性の回復」を始めたきっかけ

川端 荒木さんの行動ってツイッターとかで見ていればある程度「今起きているな」とわかるじゃないですか。それを見ていると、あんまり寝てないんじゃないかと思うんですよ。

荒木 (笑)
 
川端 夜は、僕の方が遅くまで起きていることが多いとは思うんですけど、朝は荒木さんの方が、格段に早く起きてる。誰よりも朝早くツイートしていて、それでいて普通の会社員と同じような生活をしている。どうやって日々写真を投稿しているんだろうと思って。

佐々木 以前、荒木さんの密着取材をしたことがあるんですけど、そのときに「(明日は)つくばに2時集合」と告げられて。思わず、えー! と言ったら「いつもより遅いよ」と言われまして(笑)。結局前日夜から、行きました。荒木さんは2時に集合して、そのあとずーっと起きてましたよね。

荒木 そういうこともありましたね。私はよく「#人間性の回復」というハッシュタグをつけて雲の画像をツイートしているんですけど。あれは、もともとは自分自身がちょっと疲れて追い詰められているときに、あえてやっていた投稿なんです(笑)。

荒木さんのツイッターより
 


 
そういうときは、自分は仕事を精一杯やっていると思っているけど、やっぱり効率は悪くなっていて。だから、振り返りを兼ねて投稿するようにしていた。いわば自分の状態をモニタリングするためにやっていたんです。自分の作業量と作業効率をコントロールするために。「今日はダメだ」と思ったら、投稿しておいて、タグ付き投稿の頻度が上がっていれば作業効率が落ちている証拠なので、いつもより睡眠を長くとったり。

同時に、ひまわりや夕焼けや朝焼け、月を眺めることによって「人間性を回復したい」という。自分の雲欲を満たしつつ、まわりの人にもいい影響があればいいな、という気持ちですね。いつのまにか、きれいな空に特化した写真集的なハッシュタグになってしまいましたが……(笑)。

 

「#関東雪結晶 プロジェクト」

——「#関東雪結晶 プロジェクト」では、雪結晶の写真が2016~2017年で1万枚以上集まったと伺いました。データ整理が大変ですね。

●#関東雪結晶 プロジェクト
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/fo/fo3/araki/snowcrystals.html
●2016年11月、荒木さんの呼びかけツイート

荒木 このプロジェクトでは、データ解析がとても大変で。具体的に言うと、私が一つずつ見て、まず分類する必要があるんです。さらに、時間と場所の情報を面的に解析していかないといけない。

でも、その記録がたくさん集まれば集まるほど、ある場所で雪結晶がどのように変化していったかというデータは確実に積み重なっていく。解析は、結構職人技なので研究者がやらないと難しいんです。

アメリカでもシチズンサイエンスによる降水種別観測が行われていますが、一般市民が「今、雨です」「雪です」「雹(ひょう)です」という観測をしているんです。やっぱりその方法だと、観測者の主観による誤差が入ってしまうんですよ。そのとき、どれくらいのレベルで誤差があるのかということを把握しておかないといけないんですが、それはそれでとても難しいんですね。

そういう意味では、「#関東雪結晶 プロジェクト」では、雪の結晶の画像そのものを多くの人に送ってもらって、それを改めて研究者が判断するという形なので、ある意味、客観性が高いデータが得られるんです。

ただ、その画像データを解析する人間が、今のところ私一人なので、大変は大変ですね。ひたすら集まった画像を分類しながら解析していて、2週間くらいかけてやっと1万枚のデータ解析が終わる、というペースです。雪の結晶を見て「これきれいだね!」なんて言っている余裕はあまりありません(笑)。

 

「天からの手紙」を解読する

川端 今年の3月に雪が降ったじゃないですか。荒木さんの呼びかけに答えようとiPhoneで雪結晶の写真を撮ってるんですけど。あ、これは雪が降る前の日の写真なんですけど、ハロが出てますよね。ちょっと彩雲みたいにもなってて。巻積雲でレンズ状になっているからきっと見えるだろうと太陽がいいかんじに雲にかかるのを待っていたんですけど。

荒木 かなり訓練を積まれてますね(笑)。

佐々木 (写真を見ながら)これはレベルが高いですね!

川端 それで、これが雪で。ぐずぐずですけど、このあたりに結晶の構造が少し見えてますね。これってみぞれの域ですか?


〈3/21の雪。最初の頃のぐずぐずの雪結晶。樹枝状六花や扇型の残骸のようなものが見える〉


〈雪の最盛期の結晶。針状のものがほとんどになった〉
 
荒木 そうですねえ。これ、降ってすぐですか?

川端 降ってすぐです。5秒ですぐに融けちゃうような感じだったんですけど。
 
荒木 ここが扇状になっていますね。

(しばらく雪結晶談義が続く)

川端 降りはじめは雪の結晶に「六花」ぽい残骸が見えていたのが、雪の降りがピークになる頃には「針状」になっていた。僕の理解だと「六花」の方が冷たいところにできますよね? それが「針」になってきたのが面白かった。そのあと、3、4時間で融けて雨になってぐずぐずになっていきました。そういうとき、物理的にはどういう現象が起きているんでしょうか?

荒木 おっしゃる通りで、雪の結晶の形が「六花」系のものから「針」のように変わるのは、明らかに、結晶が成長する雲の温度が上がっているということなんですね。

例えば暖気が入ってきたりとか、何らかの要因で雲の温度が変わっていることは間違いないです。
 
川端 その日の雪は全部湿ってたんですが、その日の中では割としっかりした「融けない雪」だった時間帯、ずっと「針状」だったんです。そして、降り始めは、冷たいところで成長しているはずの「六花」だったと。

荒木 これは、雪の降り始めにおいては、結構あることなんですけど。固体の雪が、まず降ってくる。そして、溶けて水になっていく。そのときに周囲の熱を奪うので、空気が冷える。そうすると、そのあとの雪が、より降りやすくなるんです。上から雪が降り続けることによって、それが融解したり、昇華して蒸発することによって、どんどん地上が冷えていく。
 
川端 そういうのって「ローディング」っていうんでしたっけ?

荒木 「ローディング」は、下降流が強まるということですので違います。そうじゃなくて相変化で熱が奪われるということ。雪が溶けて熱を吸収する、もしくはそのまま昇華したり、雨が蒸発したりして。

そのときの雪の熱の吸収力って結構すごいんですね。ですので、雪の降り始めのタイミングでは気温が急低下して、かつ湿度が急上昇する、という現象が起こる。実際にそういうデータがよく報告されているんです。
 
ただし、雪の結晶の形によって地上の冷え方が変わるということはハッキリとは言えません。雪結晶の種類が六花から針に変化したということは、低気圧に伴う暖かい気流が関東上空に入ってきた可能性を示唆しています。雪結晶だけでも天の気持ちが何となくわかりますが、様々なデータで総合的に解析をすると、天の気持ちがけっこう明確にわかってきます。
 
川端 なるほど。雪がピークの時が、一番冷えているんだとばかり思っていましたが、必ずしもそうじゃないのですね。降り始めで落ちてくる雪が途中で溶けるようなシチュエーションの方が、がーっと気温が下がるんですね。

(第3回に続く)

 
 

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川端裕人メールマガジン『秘密基地からハッシン!

2018年6月15日
Vol.066<荒木健太郎さんとの対談「雲を見る、雲を読む〜究極の『雲愛』対談」第2回/新連載「ニッポンをお休み!」その1/20年後のブロンクスから/『赤毛のアン』モンゴメリ>ほか

41 目次
01:雲を愛でる:空を見ながら窓辺でまどろむ
02:Breaking News
03:旅ログ:虫カゴとフライパン〜2泊3日の沖縄行
04:荒木健太郎さんとの対談「雲を見る、雲を読む〜究極の『雲愛』対談」第2回
05:デンドー書店:アンと少年(『赤毛のアン』モンゴメリ、松本侑子訳)
06:20年後のブロンクスから:4章 マダカスカル!その1
07:ニッポンをお休み!:その1そうだ、ニッポンを休もう。 
08:著書のご案内・イベント告知など

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川端裕人
1964年、兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。普段は小説書き。生き物好きで、宇宙好きで、サイエンス好き。東京大学・教養学科卒業後、日本テレビに勤務して8年で退社。コロンビア大学ジャーナリズムスクールに籍を置いたりしつつ、文筆活動を本格化する。デビュー小説『夏のロケット』(文春文庫)は元祖民間ロケット開発物語として、ノンフィクション『動物園にできること』(文春文庫)は動物園入門書として、今も読まれている。目下、1年の3分の1は、旅の空。主な作品に、少年たちの川をめぐる物語『川の名前』(ハヤカワ文庫JA)、アニメ化された『銀河のワールドカップ』(集英社文庫)、動物小説集『星と半月の海』(講談社)など。最新刊は、天気を先行きを見る"空の一族"を描いた伝奇的科学ファンタジー『雲の王』(集英社文庫)『天空の約束』(集英社)のシリーズ。

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