本田雅一
@rokuzouhonda

メルマガ「本田雅一の IT・ネット直球リポート」より

創業メンバーをボードから失った組織の力学

※この記事は本田雅一さんのメールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」 Vol.047「創業メンバーをボードから失った組織が機能不全を起こしやすい理由」(2019年6月28日)からの抜粋です。



先日、久々に元ソニー(現在はシニアアドバイザー)の平井一夫さんとお会いしました。話が弾みすぎてインタビューを完遂できず、その後、2回目のインタビューをお願いすることになってしまいましたが、初回のミーティングはシニアアドバイザーとなった初日だったそうで、新しい名刺を受け取ってきました。

学生時代にCBSソニーに就職し、それからアメリカに赴任してからソニーの社長になるまでの物語は、なかなかおもしろく、喜劇にも悲劇にも、そしてポジティブなサラリーマンライフの話にも仕立て上げられる、実に多彩な話題と示唆に富むものでした。平井さんの良いところは、自分の人生について客観的に分析し、語ることができる言語能力の高さと、仲間である社員との結びつきや気持ちを考えた共感力の高さにあると感じました。

このインタビューの成果は、ロングインタビュー企画の週刊東洋経済『ひと烈風録』で掲載する予定です。今回は平井さんの話からエッセンスを拝借しつつ、「なるほど」と思った平井さんの組織掌握論について考えてみます。
 

創業メンバーをボードから失った組織が機能不全を起こしやすい理由

「広報なんかは、“またその話をするのか”と思っているかもしれないけど」

よほど何度も話をしているのだろう。とはいえ、この話は以前には伺ったことがなかったから、社長の座を降りて会長となり、できた時間に思いついたのかも知れない。既に大きく成長した組織の社長になるのは、選挙に出て当選する政治家とは仕事環境が真逆だという。真逆? いったい何が真逆なのか。


 
(この続きは、本田雅一メールマガジン 「本田雅一の IT・ネット直球リポート」で)
 

本田雅一メールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」

2014年よりお届けしていたメルマガ「続・モバイル通信リターンズ」 を、2017年7月にリニューアル。IT、AV、カメラなどの深い知識とユーザー体験、評論家としての画、音へのこだわりをベースに、開発の現場、経営の最前線から、ハリウッド関係者など幅広いネットワークを生かして取材。市場の今と次を読み解く本田雅一による活動レポート。

ご購読はこちら

本田雅一
PCハードウェアのトレンドから企業向けネットワーク製品、アプリケーションソフトウェア、Web関連サービスなど、テクノロジ関連の取材記事・コラムを執筆するほか、デジタルカメラ関連のコラムやインタビュー、経済誌への市場分析記事などを担当している。 AV関係では次世代光ディスク関連の動向や映像圧縮技術、製品評論をインターネット、専門誌で展開。日本で発売されているテレビ、プロジェクタ、AVアンプ、レコーダなどの主要製品は、そのほとんどを試聴している。 仕事がら映像機器やソフトを解析的に見る事が多いが、本人曰く「根っからのオーディオ機器好き」。ディスプレイは映像エンターテイメントは投写型、情報系は直視型と使い分け、SACDやDVD-Audioを愛しつつも、ポピュラー系は携帯型デジタルオーディオで楽しむなど、その場に応じて幅広くAVコンテンツを楽しんでいる。

その他の記事

西村博之(ひろゆき)訴追問題と4chan周辺の迷惑なネタ(やまもといちろう)
「ヤングケアラー」はそんなに問題か?(やまもといちろう)
やまもといちろうのメールマガジン『人間迷路』紹介動画(やまもといちろう)
急成長を遂げる「暗闇バイクエクササイズ」仕掛け人は入社3年目!?–「社員満足度経営」こそが最強のソリューションである!!(鷲見貴彦)
様々な意味で死に直面する「死海」の今(高城剛)
「テレビを作る側」はどこを向いているか(小寺信良)
『最悪の結果』を前提に、物事を組み立てるべき解散総選挙終盤戦(やまもといちろう)
移動速度とアイデアは比例するかを考える(高城剛)
古市憲寿さんの「牛丼福祉論」は意外に深いテーマではないか(やまもといちろう)
「すべては2つ持て」–私の出張装備2015(西田宗千佳)
日本が世界に誇るべき観光資源、温泉について(高城剛)
ソニーが新しい時代に向けて打つ戦略的な第一手(本田雅一)
結局Apple WatchとAndroid Wear搭載Watchは何が違うのか(小寺信良)
日本の「対外情報部門新設」を簡単に主張する人たちについて(やまもといちろう)
「大テレワーク時代」ならではの楽しみ(高城剛)
本田雅一のメールマガジン
「本田雅一の IT・ネット直球リポート」

[料金(税込)] 550円(税込)/ 月
[発行周期] 毎月2回(第2、4木曜日予定)

ページのトップへ