高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

アーユルヴェーダのドーシャで自分が知らない本当の自分と対面する

高城未来研究所【Future Report】Vol.441(2019年11月29日発行)より

今週も、スリランカの南西海岸にいます。

今回の滞在では、アーユルヴェーダのドーシャと遺伝子(5000年前の世界最古の医療診断と最新のSNPs検査)の関係性を徹底的に研究し、何人ものアーユルヴェーダ医師と対話を続けています。

アーユルヴェーダでは、人は生まれつき「ドーシャ」と呼ばれる生命エネルギーを持っていると言われています。
ドーシャは「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(地)」の3つの性質からなるとされ、このドーシャのバランスを個々の最適の状態に整えることよって、心と身体が健やかに保たれると、古くから考えられています。
実際、その通りだと今週も実感しているところです。

まず、「ヴァータ(風)」の特徴は、風のように変化が激しく、忙しかったり落ち込んだりすると食事を抜き、睡眠が不規則になるなど、生活が不規則な人に多くみられます。
体型はスマートで華奢な人が多く、寒がりで冷え性の傾向があります。
胃腸の調子は変わりやすく、気分によって食欲にムラがあり、ときに大食いしますが、体重がたいして増えません。
お腹にガスが溜まりやすく、便秘しやすいのも特徴です。
また、活動的であるため、エネルギーの消費量が多くなると肌や頭皮、髪が乾燥しやすく、明るくて好奇心が強く、想像力が豊かです。
言動が素早く、人と一緒に過ごすことが好きで旅行や変化を楽しみます。
初対面の人や新しい環境にも馴染みやすい傾向がある一方、 実は変化に非常に敏感なため、知らないうちにストレスを溜め込んでしまうこともあるのが「ヴァータ(風)」の人の特徴です。

続いて「ピッタ(火)」は、中肉中背、魅力的で均整のとれた骨格を持ちます。
肌は温かく色艶が良く、日焼けしやすい傾向があります。
消化力が3つのドーシャの中で最も強く食欲旺盛、30分でも食事時間が遅れるとひどく空腹になります。
また、食事を抜くと我慢できずイライラし、しばしば喉が渇いて冷たいものを好みます。
性格は、明るく、自信に溢れ、勇敢で、情熱的で知的、完璧主義かつ几帳面で記憶力が良く、リーダーシップもあります。
チャレンジ精神が旺盛で強い意志を持っていますので、目標を達成するまで諦めません。
ただ、ピッタが過剰になるとイライラしやすくなるので、自分で抑えなければなりません。

そして、「カパ(地)」は、体型は、がっしりしていて骨太で、まつげも長く、大きな目を持つ人が多くみられます。
歯が丈夫で歯並びが良いのも、カパの特徴です。
太りやすい体質で溜め込みやすく、水分を摂り過ぎたり、寝過ぎたりするとむくみが出てしまうこともあります。
のんびりリラックスすることを何よりも好み、ゆっくり考えてから決断します。
朝起きるのもゆっくりで、睡眠は深く長くときに寝過ぎてします。
性格は、愛情深く、寛容で、落ち着いていて、感情豊かで温和、思慮深いといえます。
誠実で愛情深く、寛大であるのも特徴です。
対立を避ける傾向にあり、人生の変化、予測不能な側面を嫌い、現状を維持することに全力を尽くします。動作や話し方もおっとり、ゆっくりしています。

これら3つと複合型の4つの計7つのボディタイプを、問診や脈診からアーユルヴェーダの医師が各人に診断を下します。

「ヴァータ(風)」タイプ
「ピッタ(火)」タイプ
「カパ(地)」タイプ
「ヴァータ(風)」&「ピッタ(火)」タイプ
「ヴァータ(風)」&「カパ(地)」タイプ
「ピッタ(火)」&「カパ(地)」タイプ
「ヴァータ(風)」&「ピッタ(火)」&「カパ(地)」タイプ

この7つのボディタイプに分けられます。

そこで周囲の協力を得て、SNPs検査とアーユルヴェーダのボディタイプを重ね合わせると、X染色体上にあるモノアミン酸化酵素A(MAO-A)に変異がある人は、「ピッタ(火)」および「ピッタ(火)」複合型であることがわかりました。

ノアミン酸化酵素A(MAO-A)遺伝子は、別名「戦士の遺伝子」と呼ばれており、セロトニンやドーパミン など神経伝達物質を酸化させる作用を持つ酵素で、この遺伝子が欠失変異していると、重大な犯罪を起こす可能性があると言われています。

考えうる友人知人を想定し、ドーシャ「ピッタ」の人たちは、まさにモノアミン酸化酵素A(MAO-A)変異に当てはまり、過剰になるとイライラしやすい人ばかり。
MAO-Aに変異がある人の人生は、「ピッタ」タイプの人生同様、自分の感情を徹底的にコントロールできるかにかかっており、それゆえ、日々の瞑想などが仕事に私事に功を奏します。

もし、過去にSNPs検査を受けたことがある方は、オンラインでもおおよそ判定可能なご自身のアーユルヴェーダのドーシャをお調べになってみてください。

自分が知らない本当の自分と対面するのは、怖いような楽しいような、なんとも言い難い不思議な気分の今週です。
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.441 2019年11月29日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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