本田雅一
@rokuzouhonda

メルマガ「本田雅一の IT・ネット直球リポート」より

頑張らなくても失敗しないダイエット

※この記事は本田雅一さんのメールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」 Vol.024(2018年7月13日)からの抜粋です。




今回のテーマは、以前から「書く、書く」と言いつつ、なかなか確信的なことを書きにくかった“減量”です。もっとも、こうして書いている本人は、減量を始めて2ヶ月後には「減量という意識」はなくなっていました。減量をしようと“頑張る”のではなく、“頑張らない”ことが、自分の身体を変えていくこと、意識を変えていくこと、といった目的を達成する上で、とても大切だと気付いたからです。

最大142キロ、体脂肪率で44%もあった僕の身体は、体重1キロあたりの基礎代謝が約20kcalでしたが、85キロで体脂肪率18%の現在、1キロあたりの基礎代謝が24kcalまで増えています(基礎代謝は体重に比例するため、トータルの基礎代謝は落ちています)。筋肉量は同じぐらいの体格の知人に比べ、10キロ以上も重い測定結果です。言い換えれば、筋肉10キロぶんはより多くのエネルギーを摂取しても太らないということですね。

この結果にいちばん驚いているのは自分自身であるとともに、一緒に25年近く暮らしてきた妻でした。結婚してからというもの、僕を減量させようと、何度も何度もけしかけ、サポートしてきて、それでもまったく効果がなく、すっかり諦めていたところの大変身だったからです。

そんな妻の反応からもわかるとおり、僕は何度もダイエットに挑戦し、そのたびに失敗してきました。もちろん、一時的には痩せることもありました。例えばファスティングに挑戦し、1週間〜10日ぐらい飲み物だけで暮らしていると、消化器官にある食物が排出されるだけでなく、胃が小さくなって食べる量が減り、また食の嗜好も脂っぽいものが欲しくなくなったこともあり、あっという間に5キロほど落ちました。

しかし、そんな効果も長続きはせず、いつの間にか食生活が元に戻っていくと、元の体重に戻っていきました。……いえ、実のところこのような減量を行ったあとは、以前よりも太りやすくなるだけでなく、運動パフォーマンスも徐々に落ちていったのです。

現在はあまりプレーしなくなりましたが、10年ほどやっていたテニス。サーブやストロークの速度は(むろん、加齢の影響もあるでしょうが)、減量する度に確実に落ちていきました。始めた当初、サーブは時速160キロ以上を記録していましたが、最後のほうは140キロ台。今から思い返せば、ダイエットに取り組む度に徐々に筋肉が落ちていたのかもしれません。

代謝が落ちれば、同じ生活習慣を続けていると定着体重は増えますから、以前よりも太りやすい体質になるということですね。こうした大失敗ダイエットを、何度も繰り返してきた人は少なくないでしょう。


(この続きは、本田雅一メールマガジン 「本田雅一の IT・ネット直球リポート」で)

 

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2014年よりお届けしていたメルマガ「続・モバイル通信リターンズ」 を、2017年7月にリニューアル。IT、AV、カメラなどの深い知識とユーザー体験、評論家としての画、音へのこだわりをベースに、開発の現場、経営の最前線から、ハリウッド関係者など幅広いネットワークを生かして取材。市場の今と次を読み解く本田雅一による活動レポート。

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本田雅一
PCハードウェアのトレンドから企業向けネットワーク製品、アプリケーションソフトウェア、Web関連サービスなど、テクノロジ関連の取材記事・コラムを執筆するほか、デジタルカメラ関連のコラムやインタビュー、経済誌への市場分析記事などを担当している。 AV関係では次世代光ディスク関連の動向や映像圧縮技術、製品評論をインターネット、専門誌で展開。日本で発売されているテレビ、プロジェクタ、AVアンプ、レコーダなどの主要製品は、そのほとんどを試聴している。 仕事がら映像機器やソフトを解析的に見る事が多いが、本人曰く「根っからのオーディオ機器好き」。ディスプレイは映像エンターテイメントは投写型、情報系は直視型と使い分け、SACDやDVD-Audioを愛しつつも、ポピュラー系は携帯型デジタルオーディオで楽しむなど、その場に応じて幅広くAVコンテンツを楽しんでいる。

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