※城繁幸メールマガジン『サラリーマン・キャリアナビ』☆出世と喧嘩の正しい作法 Vol.104(2015年03月27日)より
いよいよ就職活動が解禁となりました。いわゆる就活後ろ倒しというもので、今年から、
「3月:セミナー等のコンタクト解禁→8月:選考開始で内定もOK」
という短いスパンでの就活がスタートします。
これといった縛りの無かった従来なら、3年の秋くらいからあちこち企業説明会に顔を出すなりOB訪問するなりして4年の秋口くらいまでのんびりやれたものを、3月接触開始8月以降内定と5か月の間にぎゅっと濃縮するわけですから、確かに採る方も採られる方も結構キツキツですね。合間にインターンまでやらないといけないわけですから、死にかけてる人事担当の知り合いも結構います。
本来ならなにかしら将来像なりキャリアビジョンなりある人が進学してそのための素養を磨くのが高等教育機関なわけで、磨いてきたものを使って普通に就活すればいいだけのこと。今さらあたふたする必要などないはずです。でも、筆者も野暮なことは言いません。恐らく過半数の人は「いきなりやれって言われても右も左もわからないし、全部の業界見て回ってる時間なんてない!」状態のはず。
そこで今回は、この3月まで放置プレイで突然スターティングゲート前に並んでしまった人が、「入学直後から明確にビジョンを持ってそのために時間も金も割り振ってきたサラブレッド」に今から太刀打ちできるような就活プロセスをまとめたいと思います。
「10年後失業」に備えるためにいま読んでおきたい話
城繁幸著
眼を閉じて、10年後の自分を思い浮かべてみてください。
「責任ある仕事を任され、安定した収入を得ている」
そんな自分を明確にイメージすることができますか?
「さすがに失業している……ってことはないだろう」
そう思ったあなたは、日本の雇用環境についての見通しが少し甘いかもしれません。
あなたは10年後に仕事で困らないために今、どんな心構えで、何を準備すればいいのでしょうか。
この本では、もし労働組合総連合がプロ野球チームを保有して、
全選手を終身雇用にしたら何が起こるのか」を細かくシミュレーションしました。
そこには多くの日本人が見落としている「雇用の真実」を見つめるヒントが詰まっています。
「ありえないこと」が普通に起こる激変の「10年後」の世界で力強く生き残る方法、お伝えします。
その他の記事
「自由に生きる」ためのたったひとつの条件(岩崎夏海) | |
2015年買って良かった4つの製品(西田宗千佳) | |
「テレビを作る側」はどこを向いているか(小寺信良) | |
迷走ソフトバンクのあれやこれやが面倒なことに(やまもといちろう) | |
山岡鉄舟との出会い(甲野善紀) | |
なぜアップルのユーザーサポートは「絶賛」と「批判」の両極の評価を受けるのか(西田宗千佳) | |
本当に夏解散? 改造先にやって秋解散? なぼんやりした政局(やまもといちろう) | |
人生初めての感動の瞬間(光嶋裕介) | |
私たちの千代田区長・石川雅己さんが楽しすぎて(やまもといちろう) | |
迷う40代には『仮面ライダー』が効く(名越康文) | |
津田大介×石田衣良 対談<前編>:メルマガは「アナログ」なメディアである(津田大介) | |
冬の京都で酵素浴によるデトックスに励む(高城剛) | |
トヨタが掲げるEV車と「それは本当に環境にやさしいのか」問題(やまもといちろう) | |
教育としての看取り–グリーフワークの可能性(名越康文) | |
温泉巡りで気付いた看板ひとつから想像できる十年後の街並み(高城剛) |