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「脅し系ナチュラル」は終わらない
ある日、twitterにて、「記事を使わせていただきました」とのリプライが飛んできました。その記事が、これ。
『「市販の生理用品は体に有害」という文章に、「本当かな?」と思ったら読んでみたい記事まとめ - NAVER まとめ』
このまとめ記事のおかげで、以前に掲載された「女の体を、脅すな」がまたtwitter上を駆け巡り、アクセス数を更に伸ばしてくれました。ま、だからと言ってこのメルマガの読者は増えないのがおもしろーい。
で、だ。このまとめ記事に出てきた、美レンジャーってサイトの元記事はこちら。
このサイトの他の記事も、ちょっとどうなのよ! と突っ込みたくなる記事が満載だったので、次回以降のコラムのネタとしてありがたく使わせていただくとして。今回はこんなふうに叩いても叩いても出るもぐらたたきゲームみたいな「ケミカル危険!」について書こうと思います。
必ずこの手の「ケミカル危険!」には「ナチュラル万能説」がついてまわってくるんだけどもさ。不思議なくらい男性用の商材に関してはそういうのってないんだよね。というよりも、あるターゲット層以外にはほとんどないのよ。狙い撃ちされるのが、若い女性と、母親と子供なのよ。わたしはこういった、危険を煽って自然派商品を売り込むのを「脅し系ナチュラル」と呼んでいます。
男性向け、女性向け、母親&子供向け「脅し系ナチュラル」比較
だいたい、男性諸氏、シェービングクリームを無添加のオーガニック化粧品メーカーのものじゃないと、皮膚から毒が染みこんで体内に蓄積するから…って、選んで使う人、どのくらいいる? シャンプーのケミカル成分が正常な精子を減少させるかもしれない……とか、着けている下着の素材が天然繊維じゃないと男性不妊や精子の奇形に繋がるかもしれない……なんて、聞いたことあるかね?
「そんな事聞いたことないし、だいたいそんな馬鹿げた事、信じないね、俺は」って思うでしょう。女性と子供の周辺には、上記の文言が満ち溢れているって聞いたら、かなりビックリするんではないかしらね。さっき書いたこと、若い女性を対象に書き直すと、こんなふうになります。
↓
+++++++++++++++
洗顔料を無添加のオーガニック化粧品メーカーのものじゃないと、皮膚から毒が染みこんで体内に蓄積するから…って、選んで使う人、どのくらいいる? シャンプーのケミカル成分が正常な卵子を減少させるかもしれない…とか、着けている生理用品の素材が天然繊維じゃないと女性不妊や卵子の奇形に繋がるかもしれない…なんて、聞いたことあるかね?
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……一気に聞いたことがあるような文言に早変わり(苦笑) そうだ、試しに母親と子供向けとか書いてみるかね…。
↓
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ベビーソープを無添加のオーガニック化粧品メーカーのものじゃないと、皮膚から毒が染みこんで体内に蓄積するから…って、選んで使う人、どのくらいいる? シャンプーのケミカル成分が脳の発達を阻害するかもしれない…とか、着けているおむつの素材が天然繊維じゃないと精神発達遅延や自閉症に繋がるかもしれない…なんて、聞いたことあるかね?
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……ううう、お腹いっぱいだわ……、自分で書いて自分で気分が悪くなってきたっ。でも、こんな文言があっちこっちに踊っているのがネットの現状だったりします。男性用の文言を除いては、ね。
どういう訳だか、男性にはこういった「脅し系ナチュラル」は通用しないとされているようで、ナチュラル系商材を男性向けに販売する場合は、「サスティナブル」とか「エシカル」とか「フェアトレード」とか「ロハス」とか「地域通貨」とか「贈与経済」とか「社会貢献」とか「環境保全」とかとかとか、『これを使うことはちょっとした社会活動である』って切り口で売ることが多いのだ。各々の言葉の意味は自分で検索して頂戴。
子供に関しては、母親に全権を委ねられているので、はっきり言ってしまえば、これらは全て女性を対象にしての文言である訳です。でもなんで、女性相手にだけ「脅し系ナチュラル」がはびこっているのかって、結構不思議なことでもあります。また、どういう訳か、これら脅し系ナチュラルの集約されていく先が、何故か子宮の不具合であり、最終的には生まれてくる子供の体の不具合だったりします。

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