やまもといちろうの記事一覧

個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。
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総裁選とかイベントとかいろいろあるけど粛々と進めて参る感じの告知と考え

当メルマガ『人間迷路』も謎に読者の方が増えてきた一方、人気コーナーというか定常化してしまって久しい「3. 迷子問答」の読者質問が多くなり、なるだけ頂戴した質問はすべてメルマガ内で回答したいと思いながらも、お待たせしているのが一年を超える質問が出てきてしまいました。溜まり過ぎですね、すみません。(2024.07.30)  続きを読む

世の中は「陰謀論に流されない百田尚樹」を求めている

タイトルからして灼熱の氷みたいな矛盾をはらんでいますが、私がここしばらく選挙調査実務などながらく担当させていただく中でずっと思っていたのが、有権者の「既存政党への不信感」です。極めつけは蓮舫さんが無名の石丸伸二さんにまくられて3位転落だったんですが、これにはふたつの側面があって、立憲共産党的な標榜リベラルの凋落と、自由民主党や立憲民主党のような既存政党離れが有権者の中で進んでいっているという現象は見て取れます。(2024.07.29)  続きを読む

長崎県の政界汚職でハンターさんが巻き込まれた件

「ハンターさん、可哀想」の声もたくさん上がった鹿児島県警の事案からの流れで、やはり長崎県知事・大石賢吾さん周辺のネタは非常に騒がしくなってきており、本丸臭い記事も出ていました。長崎地検から事情聴取を受けた県議だけで10名以上というのはなかなか痺れるものがあります。(2024.07.02)  続きを読む

音楽生成AI関連訴訟、Napster訴訟以上の規模と影響になりそう

音楽生成AIをめぐっていわゆる面倒くさいけど大事な訴訟に入るやつ筆頭とも言える裁判が始まりました。当然そうなりますよね、ということで「その教師データ群は合法ですか」から始まり、いかなる経路で似たような音楽を生成したんですかというところが司法判断されるとどうなるかが肝になってきます。(2024.06.26)  続きを読む

【代表質問】山本氏の『ボク言いましたよね』の真髄を知りたい

まず、私が「ボク言いましたよね」というのは、対外的に「だから言ったじゃねえか」という話を蒸し返す際に頻出させるのもありますが、それ以上に、対内的・組織的な予防線を張る目的のほうが大きいです。(2024.06.20)  続きを読む

そろそろ真面目に「クレジットカードのコンテンツ表現規制」に立ち向わないとヤバい

カード会社が悪者だとか、検閲に当たるのでどうにかしろなどという受け手側の論理とは別に、クレジットカード会社も決済を担う重要なインフラとして日本でサービスをしている限りにおいては、公共性、透明性、納得性をきちんと担保してほしい思うわけです。(2024.06.20)  続きを読む

暴風雨となるライドシェア全面解禁論議

「もうどうにでもなーれ」とでも言いたくなるようなライドシェア関連ですが、まだ揉めています。要は、6月に決定する骨太の方針にライドシェア全面解禁に向けて検討する内容を盛り込むにあたり、検討の期限を設けるのかということであって、全面解禁に向けて法制度を含めた事業の在り方を並行して議論するというのは要するに今日こんにちまで行われてきた検討についてはゼロベースになるわけですから「当面やらない」という意志決定になったという風に見ていいんじゃないかとは思います。(2024.06.03)  続きを読む

突然蓮舫が出てきたよ都知事選スペシャル

静岡県知事選が終わって自民党筋が連敗続きの中、ここで切り札を斬れば勝てると前のめりになった立憲民主党というか手塚仁雄陣営が蓮舫さん都知事選出馬の大博打を打ちに行って騒ぎになりました。折しも政治資金規正法の改正問題ですったもんだし、また、政治団体への寄付は非課税という仕組みを悪用する形で政治家の脱税告発が相次いでいる状態のなか、岸田文雄さんがいまだ今国会会期中の解散するしないで風評が飛び交っているというのは驚きです。というか、大変なことです。(2024.05.31)  続きを読む

ニコニコ動画、そしていずれ来るU-NEXTやDMMへのVISA決済BANが描く未来

大騒ぎになっていたのがニコニコ動画(ドワンゴ)でのVISAカード決済BANであります。個人的にドワンゴ社の川上量生さんとは裁判までやっていた私としては、心の15%ほどが「ざまあw」という成分で占められているわけではないわけではないですが、ただ国内法では合法とされているコンテンツ(中身)の流通の、ごく一部を問題視して、決済BANの中でも割と重めな事業者を指定しての業者BANに至ったというのは重い問題だと思っております。(2024.05.22)  続きを読む

東京15区裏問題、つばさの党選挙妨害事件をどう判断するか

選挙というのは民主主義のインフラであり、これへの妨害は社会に対する攻撃だという法的解釈が一般的で、演説の自由に対する妨害行為は公職選挙法で制限されています。ところが、今回の一連のつばさの党・根本良輔さんとその一派による出馬各陣営への妨害は許容されるべきものではなく、選挙期間中も所轄署からの警告も出ていたこともあり、近い将来お沙汰があるのは間違いないところです。(2024.05.01)  続きを読む

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