名越康文の記事一覧

1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、京都精華大学客員教授。 専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。 著書に『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』(角川SSC新書、2010)、『毎日トクしている人の秘密』(PHP、2012)、『自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン』(医学書院、2012)、『質問です。』(飛鳥新社、2013)、『驚く力 さえない毎日から抜け出す64のヒント』(夜間飛行、2013)などがある。 名越康文公式サイト「精神科医・名越康文の研究室」 http://nakoshiyasufumi.net/
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お掃除ロボットが起こした静かな革命

先日、とある雑誌の企画で、いわゆる「お掃除ロボット」を使わせていただく機会がありました。正直、これまであまり必要性を感じたことはなかったのですが、使ってみると非常に興味深いしろものだと感じました。 ただ、僕の自宅で使い続けるにはひとつだけ、大問題がありました。それはお掃除ロボットが部屋を動き回るたびに、うちで飼っているインコの「おもち」が、引きつけを起こしそうなぐらいに怖がってしまうということ。お掃除ロボットも捨て難いけれど、「おもち」はまぁ義理のある以前からの同居人(鳥)ですからね。残念ながら我が家で使い続けるのは不可能! ということになり、大阪出張のついでに、母親に譲ることにしました。(2015.06.23)  続きを読む

「疑う力」を失った現代人

人間の論理は、ある段階で必ず「一面的な理解」に行き着かざるを得ません。そして多くの場合、思考はそこで終結し、あとはその一面的な論理による「壁」と現実との間を絶えず循環するだけになってしまうのです。 なぜなら、脳は、不条理なものを思索し続けることが苦手だからです。僕たちの思考は、一面的な論理に絡め取られやすいし、他者からの扇動・操作を受けやすい。(2015.06.15)  続きを読む

依存から祈りへ

「論理的に正しい言葉」は、人を勢いづかせることはあっても、決して心の奥底に届く波紋にはなりえません。論理に依存した虚勢は、攻撃する対象を失えばそれでおしまいです。 依存とは、自分以外の誰かの攻撃性に乗っかることです。無意識の依存から解き放たれ、これまでの自分の数倍の力を活用すること。それだけが、未来を開くカギなのです。(2015.06.03)  続きを読む

週に一度ぐらいはスマートフォンを持たず街に出かけてみよう

友人関係で悩んでいます。周囲から嫌われたくなくて、違うなと感じながらも「かわいい」「いいね」と言ってしまう自分に疲れます。 どうしたら疲れずに、自然な自分でいられますか?(2015.05.22)  続きを読む

「幸せの分母」を増やすことで、初めて人は人に優しくなれる

「人と比較してしまう」ということは、人間の性みたいなものなんです。ですから、いくら成長したところで、なかなかきっぱり手を離す、ということは難しい。僕自身、50代になっても、相変わらずくだらないことで比較して、嫌な気分になったり、羨ましく思ったりすることがないとは言えないのです。(2015.05.19)  続きを読む

「自信が持てない」あなたへの「行」のススメ

自分に自信が持てません。何かを発言しようと思っても、無視されたらと思うと、自信がなくなって積極的になれません。 どうすればもっと自信をもって自分の意見が言えるようになりますか?(2015.05.10)  続きを読む

どうすれば「親友」ができるのか–赤の他人に興味を持つということ

最近ふと気づいたのですが、自分には「親友」と呼べる友人がいない気がしています。何か困ったときに相談できたり、何でも隠さず話せるような友人というのはいないような……。 「親友」はどうやって見つけるものなのでしょうか?(2015.05.03)  続きを読む

「深刻になる」という病

メルマガや講座でいただく質問をお聞きしていると、自分自身の問題について「深刻に」考えてしまって、身動きがとれなくなっている方がしばしばおられます。 でも、残念ながら、物事を深刻に考えてしまうことほど、無駄なことはありません。(2015.04.21)  続きを読む

五月病の正体 「どうせ……」というくせものキーワード

入学や就職で新しい環境に身を置いた人が、5月の大型連休明けにプツッと電池が切れたような状態になり、何もやる気を失ってしまう。これを俗に「5月病」と言いますが、振り返ってみると僕も大学1年生の頃、近い状態に陥ったことがありました。(2015.04.16)  続きを読む

「本気」という無意識のゴンドラに乗るために

仕事でも、趣味でも、長年続けていると「最近成長していないなあ」とか「同じところに留まってしまっているなあ」と感じることがあります。そういうとき、多くの人は自分の努力不足を反省します。「もっとがんばらなきゃなあ」というふうに。 でも、私のみるかぎり「がんばろう」という気持ちが不足することによって物事に取り組めなくなっているという人は、それほど多くはありません。(2015.04.07)  続きを読む

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