小山龍介
@ryu2net

ライフハックの究極形としての「場」の理論

成功を目指すのではなく、「居場所」を作ろう

球団のためにではなく、自分のためにプレーをしろ

ある会社が、ダイムマネジメントによって復活、成長、躍進していくというストーリーがあるとすれば、こういうことです。

そこに属する個人が、受け身で振り回されるのではなくて、自分へのアポを作り主体的に動くようになる。顧客に対して、まず与えるという意識でもって即興劇を演じていく。そのことによって場が豊かになっていく。

そういうスキルを身につけると「場」がよくなる。それは自分のためでもあるし、会社のためでもある。その好循環が居場所を作っていくんです。

『ビジネス・マネジメント・スタジアム』では、落合監督の言葉をいくつか紹介しています。彼はこういうことを言っています。「球団ではなく、自分のためプレーしろ」と。

自分のためにプレーをすることが、結果的にチームの力を増やして、ドラゴンズというチーム、豊かな「場」を作っていくっていうことにつながるんです。

みなさんが、覚悟を決めて、主体的に時間を費やそうと思っていることは、どういうことがあるのか。そのことのために、ちゃんと自分にアポを入れられているのか、ということを一度振り返ってみてください。

 

小山龍介の『ライフハック・ストリート』Vol.001,講演録「広告業界のタイムマネジメント」より>

1 2 3 4 5 6
小山龍介
1975年生まれ。コンセプトクリエーター。株式会社ブルームコンセプト代表取締役。京都大学文学部哲学科美術史卒業後、大手広告代理店勤務を経てサンダーバード国際経営大学院でMBAを取得。商品開発や新規事業立ち上げのコンサルティングを手がけながら、「ライフハック」に基づく講演、セミナーなどを行う。『IDEA HACKS!』『TIME HACKS!』など著書多数。訳書に『ビジネスモデル・ジェネレーション』。2010年から立教大学リーダーシップ研究所客員研究員。

その他の記事

海賊版サイト「漫画村」はアドテク全盛時代の仇花か――漫画村本体および関連会社の全取引リストを見る(やまもといちろう)
ハードウェア事業を見据えたアップルのしたたかなプラットフォーム戦略(本田雅一)
22年出生数減少の「ですよねー」感と政策の手詰まり感のシンフォニーについて(やまもといちろう)
視力回復には太陽の恵みが有効?(高城剛)
小商いと贈与(平川克美)
昨今の“AIブーム”について考えたこと(本田雅一)
猥雑なエネルギーに満ちあふれていた1964年という時代〜『運命のダイスを転がせ!』創刊によせて(ロバート・ハリス)
「正しく怒る」にはどうしたらいいか(岩崎夏海)
NFCでデータ転送、パナソニックの血圧計「EW-BW53」(小寺信良)
馬鹿に乗っかられて壊滅した「評価経済ネタ」バブルの今後(やまもといちろう)
「他人のタスク」に気を取られるな–自分を変える人のほうが得をする(名越康文)
これから「研究者」がマイノリティになっていく?(家入一真)
3月移動に地獄を見た話(小寺信良)
急成長を遂げる「暗闇バイクエクササイズ」仕掛け人は入社3年目!?–「社員満足度経営」こそが最強のソリューションである!!(鷲見貴彦)
カバンには数冊の「読めない本」を入れておこう(名越康文)
小山龍介のメールマガジン
「ライフハック・ストリート」

[料金(税込)] 770円(税込)/ 月
[発行周期] 月3回配信(第1,第2,第3月曜日配信予定)

ページのトップへ