本当に同盟に値する国はどこなのか
そのことを、尖閣諸島問題は私たちに教えてくれましたし、このタイミングでアーミテージの第三の報告書が出たというのは良かったと個人的には思います。文字通り、民主党政権が混乱する中で日本が東日本大震災を経験し、さらに周辺国と領土問題を起こしたことで目を覚ますきっかけになるかもしれないからです。また、韓国や中国、場合によっては台湾との関係が悪化する中で、日本にはアメリカやロシアとこれ以上紛争を起こす余力があるのかどうか、本当に同盟に値する国はどこなのか、良く考える機会をくれたのではないかと思います。
その辺を踏まえて、領土問題は考えるべきだろうと思いますし、また中国の反日デモと同じレベルで日本国内が混乱することなく品位ある状態を保つことで、日本の余力を見せつけ、一流国に踏みとどまって日米同盟を堅持するのだという意志を示すことが大事だと私は考えます。
<やまもといちろうのメルマガ『人間迷路』vol.23「インシデント」より>


その他の記事
![]() |
光がさせば影ができるのは世の常であり影を恐れる必要はない(高城剛) |
![]() |
あたらしい知覚の扉を開く体験を多くの方々に(高城剛) |
![]() |
フリーランスで働くということ(本田雅一) |
![]() |
“美しい”は強い――本当に上達したい人のための卓球理論(上)(山中教子) |
![]() |
冬の京都で酵素浴によるデトックスに励む(高城剛) |
![]() |
「私、寝袋で寝ようかな」と奥さんが言った(編集のトリーさん) |
![]() |
『心がスーッと晴れ渡る「感覚の心理学」』著者インタビュー(名越康文) |
![]() |
生成AIの台頭と「情報密度の薄いコンテンツ」の危機(やまもといちろう) |
![]() |
国家に頼らない「あたらしい自由」を目指すアメリカ(高城剛) |
![]() |
数値化できる寒さと数値化することができない寒さ(高城剛) |
![]() |
世界中の観光地を覆いつつあるグローバリゼーションの影(高城剛) |
![]() |
夕日が映える豊かな時間をゆったりと楽しんで生きる(高城剛) |
![]() |
インドの聖地に見る寛容さと格差の現実(高城剛) |
![]() |
明日にかける橋 1989年の想い出(切通理作) |
![]() |
イベントの「行列待ち」に解決方法はあるのか(西田宗千佳) |