ノマドはなぜこっ恥ずかしいのか
西田 ノマドっていう話だと──ウチに居て仕事をしなきゃいけない時と、ウチに居られない時と、って考えた時に、ウチに居られない時の環境というのが明らかに改善してるわけですよ、昔に比べると。昔は本当に、電源をどうやって確保するかだとか、さらに言うと、静かな環境をどうやって確保するか、というところまで全部含めて考えなきゃいけなかったんで、ノマドとかノマドじゃないとか言ってられなかったんですよ。
で、結局今は、本当にこのまんまポンと机とお茶があって、こうやって原稿打ってて、うるさいと思えばノイズキャンセリングついたヘッドホン着ければいい、っていう形になっちゃったわけでしょ。
他方でね。「オフィスとか、そういうところ要らないから」って言って、わざわざ“ノマド”って言わなくてもいいんじゃねえの? というのは思うのね(笑)。それは、ある意味、こっ恥ずかしいんですよ、単純に僕の場合は。
小寺 (笑)。そういう行為に名前をつけるな、ってことね。
西田 そうそうそう。極論するとそうですよ。だって、昔から、営業マンが移動中に、要は直行直帰で、会社になんて行けずに移動中に全部仕事をしてるっていうのはあったわけで、そういう状況のことを“ノマド”って言うのかよ、って。で、それと、パソコンを使ってスタバでドヤリングしながら仕事をするのが本質的に何が違うのか、と。違わないとしか思えないんですよね。
小寺 多分ね、サラリーマンが会社に帰れずに外でやってるっていうのは、“モバイル”って言ってた。
西田 はいはい(笑)。
小寺 でも“ノマド”って多分、外にいるんだけど、椅子に座っちゃうんですよ、きっと。
西田 あっ、はいはいはいはい。
小寺 “モバイル”は多分、椅子に座る暇もない。それに対して、新しいこの──
西田 そうか、あれだ! 本当に忙しい時に、移動中に電車の中でハードウェアキーボードとか、デカめのスマホ使って原稿書いてるのは、あれは“ノマド”じゃないんだ!
小寺 あれは“モバイル”なんですよ。
西田 “モバイル”なのか!(笑)
小寺 そしてこういう喫茶店でタブレット広げてこういうことしてるのが──
西田 これが“ノマド”か。
小寺 たぶんそこまで細かく状況を表す言葉が多分なかったんじゃない?
その他の記事
「こんな死に方もありますよ」と、そっと差し出す映画です ~『痛くない死に方』監督高橋伴明×出演下元史朗インタビュー(切通理作) | |
現代日本の結婚観と現実の夫婦の姿(やまもといちろう) | |
国会議員は言うほど減らすべきか?(やまもといちろう) | |
この時代に求められるのは免疫力を高め、頼らない「覚悟」を持つ事(高城剛) | |
αショック:オートフォーカスカメラの登場(高城剛) | |
生き残るための選択肢を増やそう(前編)(家入一真) | |
週刊金融日記 第317号【外国語を使ったAttractionフェーズ攻略法、トヨタ自動車2018年3月期決算純利益2.5兆円他】(Array) | |
大きく歴史が動くのは「ちょっとした冗談のようなこと」から(高城剛) | |
アーユルヴェーダで身体をデトックスしても治らないのは……(高城剛) | |
「プログラマー的思考回路」が人生を変える(家入一真) | |
古代から続くと言われるハロウィンの起源から人類の行く末を考える(高城剛) | |
総務省家計調査がやってきた!(小寺信良) | |
孤立鮮明の北朝鮮、どうにもならず製薬会社にハッキングして見抜かれるの巻(やまもといちろう) | |
揺れる情報商材 違法化、摘発への流れが強まる(やまもといちろう) | |
ヒットの秘訣は「時代の変化」を読み解く力(岩崎夏海) |