道具を大切にする人は友情を育めるはず
道具を大切に使う、ということと、友情を大切に育む、ということは、だから密接にリンクしたテーマなんです。道具を大切にする人は、友情を大切にできるし、道具を大切にできない人は、継続的な友情を育むことができない。
「友情」というのは最初からそこにあるものではなくて、互いが陥入し合った結果として、事後的に確認できるようなものなんですね。だから、大事なことは、友人同士で「何か」に取り組むこと、そしてその取り組みの中で「遊ぶ」ということではないでしょうか。
何かに取り組んでいると、そこには発見があり、おもしろさがある。そういうことを通して互いが陥入しあうなかで、結果的に友情が生まれる。
そういう、長い時間をかけたプロセスを経ず、ただの「言語ゲーム」として友情を確認し合ったとしても、そこには不毛な強迫感が残るだけだと思うんです。
※この記事は「名越康文のメルマガ 生きるための対話(dialogue)」2013年5月6日 Vol.051<「道具としての友人」にこそ、友情は生まれる>を元に再構成したものです。
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