来月の8月3日より、私自身が主宰する勉強会を始めることにいたしました。
これまでも、日本の各地で講演会を行う機会を数多くいただきました。どこでも、真剣で熱心な大変多くの聴衆に出会うことができました。
いつも、その人々の熱意の奥には、もっと日本とアメリカや世界との関係や問題について、答えを知りたい、さらにいえば、今の日本をもっと深く知りたいという気持ちが潜んでいることを、毎回感じました。
この気持ちになんとか応えようと思い、単発の講演会ではなく、連続して参加者と日本と外交について考える勉強会を開く提案をいただき、東京で開催することになりました。
私からの一方的な講義だけでなく、皆様からのご質問やご意見もお聞きする双方向の勉強会にしたいと考えています。なお、先日私のFacebookで行った、稲田大臣の発言に伴う「辞任・罷免すべきかどうか」の問題について実施したアンケートのように、毎回様々なアンケートをとり、結果を共有したいと思っています。
会の名前は「日本の未来を考える外交ゼミナール」です。
https://yakan-hiko.com/meeting/eldridge/top.html
8月上旬から月一回のペースで開催する予定です。
開催地は関東ですが、他の地域の方たちのためにセミナーの様子をDVDの映像でお届けすることも行います。
なにとぞ、多くの方にご参加、ご協力いただきますよう、お願い申し上げます。人数限定での募集となっておりますので、ご興味をもってくださった方は、お早めに、上記のHP宛にご連絡いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
ロバート・エルドリッヂの
「日本の未来を考える外交ゼミナール」オープン!
サロンの詳しい情報、お申込みはこちらです!
すべては“あるべき日米関係”を作るため
——— 真実は、わたしたちを自由にする
もともと私は日米関係を専門とする歴史学者です。日本で暮らし始めて25年以上が経ちました。
アメリカが何を考えているのか、そして日本が何を考えているのか。その両方についてもっともよく理解している人間の一人だと自負しています。そうした立場から考えて、日米関係には、非常に難しい問題が横たわっています。
代表的なものは、沖縄の基地問題です。この問題の解決には、日米関係と沖縄についての正しい知識と歴史観、そして情熱が必要でしょう。
それから、トランプ氏とどう付き合うか。これも簡単ではありません。アメリカの「内向き政策」は、必ず日米関係にも影響を及ぼします。
先行きが不透明な今、私たちに本当に必要なのは、知的な交流です。そして、人間的な信頼関係です。そのような思いから、ゼミナールを設立することを決意しました。
私は一人でも真実について、調べ、考え、世の中に説いていく覚悟があります。しかし、それには限界があることも重々承知しています。ぜひ、私にもっと多くの真実を教えてください。そしてもしそこに問題があるのであれば、一緒に、一つ一つを「実効性のある解決策」につなげていこうではありませんか。
日本とアメリカの将来を、より良いものとしていくことに、ご賛同、ご協力いただける方、ご参加をお待ちしております。
お申込みは、こちらから!
ロバート・D・エルドリッヂ(Robert D. Eldridge)
1968年、米ニュージャージー州生まれ。米国バージニア州リンチバーグ大学国際関係学部卒業後、JETプログラムで来日。1999年、神戸大学法学研究科博士課程後期課程修了。政治学博士号取得。2001年より大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授。2009年から2015年まで在沖米海兵隊政務外交部次長。『沖縄問題の起源―戦後日米関係における沖縄 1945-1952』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞受賞)、『だれが沖縄を殺すのか』(PHP新書)、『オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白』(新潮新書)、『トモダチ作戦 気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の“絆"』(集英社文庫)など著書多数。