※この記事は若林理砂のメールマガジン「鍼灸師が教える一人でできる養生法」2015年4月13日Vol.095からの抜粋・再構成です。
紙に書いて貼っておくと習慣化する
ウチには、言葉の魔法ってのがありましてね。色んなことが習慣化するまでは、目につくところに紙に書いて貼っておくんです。
この方法は、わたしと夫がいっしょに暮らし始めた頃に出来上がったものです。夫がある時、洗濯物を手にして「りささん、くつ下丸めないでよ」って言ったのです……もっともな話です。それまでは私は、くつ下を丸めて洗濯かごに放り込む→伸ばす→洗濯機に入れるという手順を経ていたわけですが、夫も洗濯をするため、この「伸ばす」を夫もやらなきゃならなくなりました。これはいけません。
で、わたしはその場で、ふせんに、
「くつ下はまるめない」
と、書いて、洗濯かごのそばに貼りました。そうして、くつ下を丸めて洗濯かごに放り込むクセがなくなったのでした(笑)。この方法で自分の悪いクセをなおしたことが何度かあります。
自分の悪いクセって自分自身もホントはなおしたいわけです。だけど、クセって恥ずかしいんですよね。それを貼っておくってちょっと最初はアレかもしれないんですが、家の中が円滑に進むかどうかがそれで決まったりするんで。躊躇なく貼り付けます。で、なおったら、紙をはがせばいいわけですから。
昴は小学校へ上がりました。保育園とは違うオペレーションが必要になります。こういう、環境が変わって新しい事を習慣化しなければならないときは、数日間運用してみて、その後、だいたいルーチン化できそうになったら紙に書き出して壁に貼ります。そうそう、オペレーションは、動線も考えて書きます。あっちこっちへ散らばっているのではルーチン化できませんのでね。
できるだけ目につくところに。目線の高さに貼るのが基本。そして、目が行くように、題字に赤を入れます。
毎日コレを繰り返し眺め、順番にやっていきます。そのうち、オペレーションの手順やその他が変更されることもあります。そうしたら、また再度紙が貼り替えられるわけです。
親がコレやってると、子供も同じくやるようになり、だんだんと日々のことを覚えられるようになっていきます。この方法は文字が読めるようになってからしか有効ではないのですが、複雑なオペレーションが必要になってくるのは文字が読める年代からでしょう。
ただ貼っておいたのではダメです。目につくところに貼る、毎日繰り返し読む、そのとおりに行動する、です。1週間も続ければ、書かれた行動は習慣化していきますよ。
若林理砂のメールマガジン「鍼灸師が教える一人でできる養生法」
01:養生予報:今から湿気対策を!夏バテしないためにも12時前就寝。他。
02:鍼灸師の養生メシ日記
03:Q&A:読者からの質問、食事指導:今回はお休みです。
04:わかりたいあなたへ。りさちゃん先生の東洋医学:東洋医学と季節の症状【春】
05:臨床家の眼から:「運動」っていうとみんな顔をしかめる(2)
06:てらじん×りさの漢方雑談:必携!お薬手帳、持ってますか?
07:奥様が魔女:気温差アレルギー
08:りさせんせーんちの家事&子育てお役立ちコーナー:習慣化するまで紙に書いて貼っておくこと
季節にあった「養生予報」が大好評!
流行りの健康ネタからディープな東洋医学知識まで、
読み応えたっぷりの内容充実メルマガです。
詳細・ご購読はこちらから
若林理砂さんの「ペットボトル温灸」、書籍とDVDが好評発売中!

若林理砂著『安心のペットボトル温灸』
火を使わないから安全で安心!
誰でもできて効果を実感できる!
火をつける従来のお灸よりも簡単に効果を出せると大評判!!
定価:1500円+税
amazonで購入する
DVD版『安心のペットボトル温灸』
NHK『おはよう日本』『ESSE』『レタスクラブ』『クロワッサン』等
多数メディアで紹介され、大好評の「ペットボトル温灸」がDVDに!
毎朝の養生ツイートでもおなじみの鍼灸師・若林理砂先生が
ペットボトル温灸の当て方のコツや注意点を動画で解説!
→詳細・ご購入はこちら!
その他の記事
|
2016年米国大統領選候補、スコット・ウォーカー氏が思い描く「強いアメリカ」像(高城剛) |
|
ファッション誌のネットを使った政党広告炎上は本当に“炎上”だったのか(本田雅一) |
|
自民党総裁選目前! 次世代有力政治家は日本をどうしようと考えているのか(やまもといちろう) |
|
「お気持ち質問」本当の意味(小寺信良) |
|
参政党「梅村みずほVS豊田真由子」紛争勃発が面白すぎる件について(やまもといちろう) |
|
「科学的」と言われることは「現在のひとつの見方」にしか過ぎない(高城剛) |
|
液体レンズの登場:1000年続いたレンズの歴史を変える可能性(高城剛) |
|
今年買って印象に残ったものBest10(小寺信良) |
|
「他人に支配されない人生」のために必要なこと(名越康文) |
|
ソニーが新しい時代に向けて打つ戦略的な第一手(本田雅一) |
|
「有休を使い切ったうえで生理休暇って、アリなんでしょうか?」(城繁幸) |
|
持たざるもの、という人生(小寺信良) |
|
イギリスと中国、お互いに国営メディアBANで見る価値観の衝突とプロパガンダ戦(やまもといちろう) |
|
これからの日本のビジネスを変える!? 「類人猿分類」は<立ち位置>の心理学(名越康文) |
|
日本でも騒がれるNPOとマネーロンダリングの話(やまもといちろう) |















