【Q】ちっとも手を出してこない彼氏にどうアプローチしたらいいですか?
つきあって半年の同い年(25歳)の彼氏がいるのですが、実はまだ一回もエッチがありません。どちらかというと彼からプッシュされてつきあうことになったのですが、いざつきあっても、まったくそういうことがありません(キスだけです)。いっしょに寝るときは抱きしめたり、腕枕してくれたりするのですが、それ以上がまるでありません。体にもふれてきません。
私のことが嫌いなのか、女性としての魅力がないからなのか。でも、普段はとても仲良しで私のことをとても大切にしてくれます。私もそんな彼が好きですし、だからこそ悩んでいます。彼は私の事が嫌いなのでしょうか。どうしたらいいかアドバイスをもらえたらうれしいです。
【A】ちゃんと「してあげる」といいんじゃないかな
なるほど、わかりました。これはあなたに女性としての魅力がないんじゃなくて、彼に男性としての自信がないんです。はっきりいいますが、あなたには男性経験がありますが、彼には女性経験があまりありません。たぶん、25歳で童貞なの。だから女の子がちょっと怖いんですよ。やりたい気持ちはすごくあるんだけど、最後の一線を越えられないんですね。なので、一度彼をお酒でベロンベロンに酔わせてください。そして彼に「なんでもいっていいんだよ」といって、童貞かどうか聞きだしたほうがいいですね。そのうえで「ちょっと待って。あなたは寝てるだけでいいから」といって口とかでちゃんとしてあげるといいと思うんです。
まずは、ふたりでいるときに「私としてはさみしく思っているし、あなたのこと好きだから、そろそろ体の関係があってもいいと思う」といったうえで、それとなく相手の女性経験のことを聞きだしてください。
その夜、「とりあえずお風呂に入ってみようか」「裸で寝てみようか」ということをためしてみて、「あなたのことがとても愛おしいので」といって口でしてあげるといいんじゃないかな(笑)。こういう草食系の男性は、自分の男性性に関して臆病で怖いところがあるので、「女性を満足させられないんじゃないか」という不安で手がだせないんだよね。そういうところは、女性が手助けしてあげないといけないんですね。
彼はいま25歳でしょう。そうするとものすごく高く壁が積み上がっているので、自分でその壁をなかなか破ることができません。だから、半年たってもセックスができないわけです。女の子のほうから手助けしてあげないと、この壁は一年で一枚ずつ厚くなっていくので、早いうちに壁をこわす努力をしたほうがいいと思います。あなたもちょっとがんばってみて。ただ、そのときに大事なのは「ただセックスがしたいのではなくて、あなたのことがすごく好きだからしたい」と男性に伝えること。
うーん。こういうの、昔は男性へのアドバイスだったんだけどなぁ。
石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』
2015年07月24日 Vol.002
今週の目次
────────────
00 PICK UP「付き合って半年も経つのにエッチが1度も……」
01 ショートショート「午前3時33分」
02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈2〉
03 IRA'S ワイドショー たっぷりコメンテーター
04 恋と仕事と社会のQ&A
05 編集後記
大好きな本の世界を広げる新しいフィールドはないか?
この数年間ずっと考え、探し続けてきました。
今、ここにようやく新しい「なにか」が見つかりました。
本と創作の話、時代や社会の問題、恋や性の謎、プライベートの親密な相談……
ぼくがおもしろいと感じるすべてを投げこめるネットの個人誌です。
小説ありエッセイありトークありおまけに動画も配信する
石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』が、いよいよ始まります。
週末のリラックスタイムをひとりの小説家と過ごしてみませんか?
メールお待ちしています。
http://yakan-hiko.com/ishidaira.html
その他の記事
“美しい”は強い――本当に上達したい人のための卓球理論(上)(山中教子) | |
「10年の出会い、積み重ねの先」〜日本唯一のホースクリニシャン宮田朋典氏による特別寄稿(甲野善紀) | |
日大広報部が選んだ危機管理の方向性。“謝らない”という選択肢(本田雅一) | |
『「赤毛のアン」で英語づけ』(3) 〝大事なこと〟にはこだわっていい(茂木健一郎) | |
古都金沢を歩きながら夢想する(高城剛) | |
インターネットにない世界がある八重山諸島の夏(高城剛) | |
成長戦略に「ウェブスリー」を掲げる岸田官邸の何それ感(やまもといちろう) | |
あれ? これって完成されたウエアラブル/IoTじゃね? Parrot Zik 3(小寺信良) | |
『「赤毛のアン」で英語づけ』(2) 何げないものへの〝感激力〟を育てよう(茂木健一郎) | |
社会システムが大きく変わる前兆としての気候変動(高城剛) | |
「親しみの空気」のない論争は不毛です(名越康文) | |
縮む地方と「奴隷労働」の実態(やまもといちろう) | |
なぜいま、世界史なのか? なぜ『最後の作品』が世界史なのか?(長沼敬憲) | |
就活解禁になっても何やっていいのかわからない時に読む話(城繁幸) | |
「履歴」をもっと使おう(西田宗千佳) |