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切通理作メールマガジン「映画の友よ」

『STAR SAND-星砂物語-』ロジャー・パルバース監督インタビュー 

切通理作メールマガジン『映画の友よ』Vol.080に掲載された「『STAR SAND-星砂物語-』ロジャー・パルバース監督インタビュー」の再編集版をお届けします。
<取材・構成 出澤由美子>


『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 
映画『STAR SAND -星砂物語-』は、沖縄を舞台に平和への思いを込めてロジャー・パルバース監督が執筆した自身の小説を映画化。

1945年、戦禍から遠く離れた島で暮らし始めた16歳の洋海(ひろみ:織田梨沙)は、洞窟で、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本人・岩淵隆康(満島真之介)と、アメリカ人・ボブ(ブランドン・マクレランド)と出会う。言葉が通じないながらも、次第に心を通わせ合うが、隆康の兄・一(はじめ:三浦貴大)が洞窟へ来たことを機に悲劇が起きる———。

映画『STAR SAND -星砂物語-』公式サイト

かつて助監督を務めた『戦場のメリークリスマス』(1983年)の姉妹作ともいえる本作。「戦時に“戦わない”という裏切り」を生涯の主題とし、「本当の反戦映画とは何か」を考え続けてきたロジャー・パルバース監督にお話をうかがいました。
 
―洋海が星砂を取りに海に潜るシーンが美しくて、冒頭から惹き込まれました。全編を通して映像がとてもきれいで、どのシーンを切り取っても絵になりますね。

ロジャー・パルバース監督 ありがとうございます。島自体がとても美しいですし、日本の地を踏んで50年経ちますが、それ(映像方法論)は僕が日本映画の巨匠たちから習ったことです。大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』の映像も美しいですし、彼から教わったことも多く、爪の垢を煎じてエスプレッソに入れて飲みたいくらいです(笑)。日本人はハリウッド映画やヨーロッパ映画などの洋画をよく見ていますが、もっと日本映画を見るべきだなと思います。いい映画が沢山あるのに、もったいないですね。なぜなのでしょう? 灯台下暗しなのでしょうか。

―洋画やどこか他国のものに対する憧れがあるのかもしれません。

ロジャー・パルバース監督 もちろんロシア映画もアメリカ映画もいい作品がありますが、日本映画の文法というか、映像スタイルは素晴らしい。「辞書」は他国の映画とは全然違います。僕はそれに影響を受けています。僕は名巨匠たちとは比較にもならないですが、少しだけでも箔をつけられたら嬉しいと昔から思っています。

『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 
―洞窟から見る海の美しさと洞窟の中の闇、光が射したときの光と闇のコントラストが非常に美しいです。撮影で気をつけていたことはありますか?

ロジャー・パルバース監督 『STAR SAND -星砂物語-』は希望と光に満ちた美しいストーリーですから、それにふさわしい映像にしようと、とても気をつけていました。僕は洞窟が主役だと思っているのですが、伊江島のニャティヤ洞(千人洞)がなければ撮れなかったです。自然はきれいな美しい景色だから誰でも美しく撮れるのですが、洞窟の中の限られた空間で三人を撮るのは難しい。どこを撮ろうか監督としても考えるし、撮影監督と話し合って決めますが、そのドラマが成り立たなければ、ストーリー自体はバラバラになってしまう。日本映画にそういう空間で撮るシーンはたくさん登場します。

―例えばどのような映画がありますか?

ロジャー・パルバース監督 今村昌平監督の『復讐するのは我にあり』は八重山の波照間で撮影しています。ほとんど誰も見たことがないかもしれませんが、オーストリア出身のジョセフ・フォン・スタンバーグ監督が撮った『アナタハン』(1953年)という映画があります。『嘆きの天使』(1930年)でマレーネ・ディートリッヒを大スターにした人です。これはすごい映画です。戦後、数人の男性と一人の女性がある島に残されて、食べ物もない状況での、性欲についての映画ですが、やや似ているかもしれない。ちょっと意識していたかもしれないです。

芋畑で洋海が立って歩こうとしたら女性がちょっと会釈して笑顔を見せるところは、成瀬巳喜男監督へのオマージュでもあります。僕は幾つかのシーンに宗教のシンボルを置いています。珊瑚で作った十字架をボブと洋海のそばに置いたり、ボブの頭の横に星砂が入った瓶を置いて、壊された松葉杖の断片で鳥居を作りました。鳥居の片側はバラバラにして、神道がいかにも屈折しているというのを表しています。儀間(寺島しのぶ)がいなくなった部屋に牛乳瓶でユダヤ教の星を作ったり、最後に吉上(渡辺真起子)が登場する家の前にイスラム教の三日月を置いたり、そういうこともこそこそやっています(笑)。
 
―それは撮影現場で思いついたのですか?

ロジャー・パルバース監督 もちろん、現場で。前もって考えません。映画はある意味においては、絵画が並んでいる展覧会みたいなもの。そこまで考える。多くの若い監督は本番中にずっとモニターを見ていますが、僕はモニターをほとんど見ない。

モニターを見ていると本当に演技ができているかその場で分からないですから、どういう風に撮るか、誰が大事なのか、話し合って、本番中はじっと俳優を見る。物語が本当に成り立つか。カットモニターで確認するのは撮影監督の仕事ですから。大島渚監督もそうでした。話を聞くと昔の監督はみんなそうだった。カメラを見ない、モニターも見ない。だからちょっと時代遅れというか、僕は戦前の日本人ですね(笑)。

小説から映画へ~何十年も考えていたこと


『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 
―今回、小説をご自身の手で映画化されたいという思いが強くあったそうですが、実際に映画化されていかがでしたか?

ロジャー・パルバース監督 作家自身は、第三者の目を持っていないと、映画として表現できないという危険もあります。今回は原作・脚本・監督ですから、原作は尊敬せずに(笑)。映画は映像と光と音の世界ですから、小説をそのまま(映像化する)というのはあり得ないと思いますので、小説とは違う点も多いし、だいぶ手を加えています。

僕は映画の経験は豊富ではないですが、ロサンゼルスで育ち、小さい頃から映画は大好きで、大人になってから日本映画も普通の日本人の10倍以上見ていると思います。成瀬巳喜男監督、豊田四郎監督、今井正監督、木下惠介監督、溝口健二監督、黒澤明監督など、ほぼすべて見ています。

―日本映画史に名を残す巨匠たちですね。

ロジャー・パルバース監督 日本映画へのオマージュかもしれないです。手法がちょっと古風でしょ。ゆっくり展開していくし、一枚一枚の場面の一つ一つを大事にしていく。そういうことを念頭に入れながら撮影しています。
 
―映画では日記帳を中心に構成されていますが、脚本の際、なぜ小説と映画で構成を変えられたのですか?

ロジャー・パルバース監督 小説を書いたのは何年も前ですが、最初のタイトルは『星砂日記』でした。それを変えて『星砂物語』にしました。映画はイメージがあって、次にくるイメージとの不思議な化学反応がある。お客さんの立場に立って考えないと分かりにくい話になってしまうので、当然、小説とディテールが違う部分はあります。非暴力についての映画だから、暴力や残酷なシーンは映画にはしていません。暴力のシーンは1つだけで、戦うシーンもない。ちょっと変わった映画かもしれません。

黒澤明の『乱』(1985年)のように血が飛んだり、もっとインパクトがあるように撮ってもいいのですが、アクションそのものよりも、登場人物たちは内面的に何を感じているのか、何を考えているのかが一番大事だから。


『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 
―戦争を主題にした映画の多くには、激しい戦闘や爆撃、戦争の残酷さや悲惨さを描くシーンが登場しますが、『星砂物語』にはそうした(直接的な)描写がないですね。

ロジャー・パルバース監督 市川崑の『野火』(1959年)や、小林正樹の『人間の條件』(1959年)など、そういうシーンがないと成り立たない映画もあります。僕は「正真正銘の反戦映画とはなんぞや」ということを何十年も前から考えています。戦争はひどい、可哀想だ、戦争は地獄だということをただ描くだけでは、反戦映画にならないと思います。本当の(意味での)反戦映画はものすごく数が少ない。

例えばアメリカ映画でよくあるのですが、最終的にはアメリカが勝って、独善が現れている。そうではなくて、敵国サイドからも自国サイドからも両方平等に描かないと、本当の反戦映画にならない。「戦争してはいけない。殺せと言われたら殺さない。戦争に行けと言われたら行かない。」若い人がこの映画を見て、そう言って欲しい。それが僕の願いです。
 
―戦況下ゆえに敵国の人間は殺さなければならないという使命感を背負ってしまうのかもしれないですが、敵であろうと味方であろうと、本来は人の命なので助け合う、命を大事にするというのが本当の生き方なのではないかと思いました。

ロジャー・パルバース監督 そうですね、おっしゃる通りです。隆康(満島真之介)はボブ(ブランドン・マクレランド)を洞窟の中に運び、水や食事を与えて優しくする。それは小説の中の一種のおとぎ話、ほとんど不可能といっていいぐらい、(当時の状況では)あり得なかった話で、読む人も見る人も最初はそう思うかもしれない。でもだんだん吸い込まれて行くとリアリティに直面するわけです。

隆康は洋海(ひろみ:織田梨沙)に「僕らの中で人を殺さなかったのはきみだけだ」と言うのですが、隆康、一(三浦貴大)、ボブの共通点は戦争で人を殺している。同じ罪悪感がある。一蓮托生なんです。隆康は洋海に「今、無鉄砲なことをすると一生後悔する」と言います。彼はできる限り、洋海の良心の潔白さを守りたいです。しかし、それは戦争の中では果たして可能かどうか?映画は、そういった問題を見る人に提供します。


『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 

―隆康に関しては、どのような演出を考えましたか?

ロジャー・パルバース監督 隆康の内面(精神)は半分以上死んでいる。もう成仏していて動けない。仏教の精神がかなり入っています。自分が地獄に落ちると思っています。彼は釈迦牟尼を見ているのです。隆康が一人で瞑想している時に、「むぉーーー」という低い音を流しています。隆康は洋海に「頭の中に声が響き渡るんだ」と「国より大事なものはない。国は母や父や妻や子どもよりも大事なんだ」と言い、泣くのですが、その時もバックに同じ音を流しています。彼は瞑想することで頭の中の声を聞こえないようにしているのです。


『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 
一と隆康は、昔は仲の良い兄弟だったと思います。でも一はすっかり洗脳されてしまっている。政治やなぜ戦争が勃発したのかという話はしないですが、見る人に考えて欲しいです。同じ状況は起きて欲しくないですが、いつ同じことが起きてもおかしくない。その時、きみはどうするのか?(問いかけても)誰も答えられないですね。僕だったら絶対に(戦争に)行かない。人を殺すことできない。でも、一みたいな人になってしまうかもしれない。
 
―もし同じような状況が起きて、命の危険が迫ったときにどうするか。私も答えられないです。

ロジャー・パルバース監督 きみならどうするのか。

―そして縁があって保坂志保(吉岡里帆)という平凡なごく普通の女の子に日記帳が見つかった。


『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 

ロジャー・パルバース監督 志保は(自分に)自信がない。友達に「おはよう」と言われても返事をしない。戦争も知らないごく普通の女の子。教授(石橋蓮司)に褒められて、自分には何か世の中に役割があるのかもしれない、生きる価値があるのかもしれないと思った。現在の若い世代と戦時中のそれと繋がりがあるのです。
 
―吉岡里帆さんの表情に志保の複雑な心情が現れています。

ロジャー・パルバース監督 (現代のシーンは)3日間で撮影したのですが、役作りについて吉岡里帆さんとすごく話しました。彼女のボディランゲージもセリフの語り方もすごい。未来の大女優です。教授から日記帳を渡されたときにすぐに置いた。その時どう思ったか。彼女の感性と演技は素晴らしい。
 
 

唯一無二の瞬間を捉えたい


『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 

―演出についてこだわったことはありますか?

ロジャー・パルバース監督 よくテレビで演出家や監督が「なにやってるんだ! 馬鹿野郎!」とか「役者の風上にも置けない」と怒っていますが、それは本当の演出ではないです。僕は一度も啖呵を切ったことはないです。(現場で)怒ったことはありませんし、家でも怒らないです。もちろん自分の軸、信念が貫くようにはしたいと思っていますが、そのシーンの意図や役者さんがどう感じているのか、とことんまで話をします。

―語りだけで爆撃の様子と娘を目前で亡くした怒りと悲しみを演じた、儀間役の寺島しのぶさんの熱演に圧倒されました。

ロジャー・パルバース監督 寺島しのぶさんのあの演技は素晴らしいです。照明も浮くように演劇的に撮っています。これも日本映画によくある(手法です)。今井正監督の映画にもある、ワンシーンがほんの少し違う撮り方。中央の囲炉裏の竹の棒も活かしています。儀間が「こんなことをしたのはアメリカだ。アメリカ人はケダモノだ!」と叫ぶ。洋海はそれを聞いてどう受け取るか。洋海の母は日系アメリカ人だし、ボブもアメリカ人。複雑な心境、茫然自失となり、為すところを知らない。

それまではゆっくりと展開していて、一が洞窟に来てテンションが変わってしまいますが、ちょうど中間に憲兵とのシーンと儀間とのシーンがあります。儀間が話し終わると外に出て、葉っぱがないのに農具でキーキーと地面をかく。その音を次のシーンの(アメリカ人である)カーティス中尉のアップに重ねています。(音も含めて)一つ一つ計算しています。

―16歳の少女には過酷な状況が続きますが、死と直面しても生きようとする。洋海は少女とは思えない強さを持っていますね。

ロジャー・パルバース監督:憲兵は洋海に「生きろ!」と言う。隆康も「きみは生きてくれ。そうしないとこの洞窟で起こったことは永遠に消えてしまう」と言う。そして吉上も家の前で「身を守るのよ」と言う。みんな彼女に「生きろ」と言います。洋海は生き残らないとダメだと決心した。洋海は強い、そして積極的です。最初の瞬間からボブに惚れてしまう。そして「いつの世までも、末永く…」と、八重山上布の帯を渡します。

―あれは女性から愛する男性に贈る帯ですよね?

ロジャー・パルバース監督 そうです。ボブにとって洋海は天使。でもボブも天使なんです。ボブが中心にいるので、普通の三角関係とは違いますが、洋海も隆康もボブに憧れている。ボブはものすごく前向きで明るい性格。故郷を思い出すときにちょっと涙ぐむのですが、戦争であれだけの惨いことを見た後で人間らしく振る舞うのはたいしたものだなと。僕だったら絶対にできない。

―塞ぎ込んでしまいますよね。あの場で誰かに出会ったとしても、すぐに心は開けない。ボブの明るさと優しさに救われます。ボブと隆康のシェービングシーンがありますが、人種や言葉の壁は関係なく二人が無邪気に笑う唯一のシーンだと思いました。

ロジャー・パルバース監督:小説にシェービングのシーンはなく、カワズ(蛙)のシーンがあります。隆康はボブに憧れている。同性愛じゃないけど、男同士の愛情というのも表現されている大切なシーンです。それを見る洋海はどう考えるか。それもまた面白いです。当時に通用するような実際のリアリティのある男女関係も描きたかった。

―最後に、これから『STARSAND -星砂物語-』をご覧になる方へメッセージをお願いします。

ロジャー・パルバース監督 監督もそうですけど、作家というのは、答えは提供しない。問いかけるだけです。この角度から戦争を見ることは大事です。これを真剣に見て考えて欲しい。こうすれば平和が成り立つとか、こうすれば世の中は良くなるというのは、政治家や神父やお坊さんの役割で僕の役割じゃない。クエスチョンマークを紙の上に書く、芸術家はそれしかできないですから。見た人に感じて考えてもらう。あとはあなた次第。沢山の人生にとっての大事なクエスチョンを見る人に与えたいですね。

すべての日本人に観てもらいたいですが、とくに若い人に観ていただきたいです。もし、「戦争に行け」と言われたら「行かない」と、「殺せ」と言われたら「殺さない」と言って欲しいです。戦争は、どの角度、どの視点から見てもいいものではない。いい戦争というのはあり得ない。戦争だけじゃなく、ドメスティック・バイオレンス、動物虐待、幼児虐待などの暴力もダメです。もちろん平和はいいのですが、まず暴力をしない。これらのメッセージが伝わったら、私は一生満足です。


『STAR SAND -星砂物語-』より。(C)2017 The STAR SAND Team
 

『STARSAND -星砂物語-』
2017年8月4日(金)から8月10日(木)東京・ユーロライブ
8月5日(土)から横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開 ほか順次
http://www.star-sand.com/

<インタビュー/構成>
出澤 由美子(でざわ ゆみこ)

東京生まれ。編集者、ライター。IT、マーケティング業界を経て活字の世界へ。インタビュー・対談を通して、モノをつくる人、演じる人、歌う人など、「人」の思いを伝える記事を執筆・編集。ビジネス書、キャラクターブック『ねこあつめ日和』『ねこづくし百景』(KADOKAWA)の他、野望を持った人を取材するフリーペーパー『YABO』を制作。

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切通理作
1964年東京都生まれ。文化批評。編集者を経て1993年『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』で著作デビュー。批評集として『お前がセカイを殺したいなら』『ある朝、セカイは死んでいた』『情緒論~セカイをそのまま見るということ』で映画、コミック、音楽、文学、社会問題とジャンルをクロスオーバーした<セカイ>三部作を成す。『宮崎駿の<世界>』でサントリー学芸賞受賞。続いて『山田洋次の〈世界〉 幻風景を追って』を刊行。「キネマ旬報」「映画秘宝」「映画芸術」等に映画・テレビドラマ評や映画人への取材記事、「文学界」「群像」等に文芸批評を執筆。「朝日新聞」「毎日新聞」「日本経済新聞」「産経新聞」「週刊朝日」「週刊文春」「中央公論」などで時評・書評・コラムを執筆。特撮・アニメについての執筆も多く「東映ヒーローMAX」「ハイパーホビー」「特撮ニュータイプ」等で執筆。『地球はウルトラマンの星』『特撮黙示録』『ぼくの命を救ってくれなかったエヴァへ』等の著書・編著もある。

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