高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

ヘルスケアで注目したい腸のマネージメント

高城未来研究所【Future Report】Vol.338(2017年12月8日発行)より


今週は、東京にいます。

毎年恒例の冬季トレーニングが、はじまりました!

今年も最新西洋トレーニングと新規に開拓した代替ケアを組み合わせて、日夜トレーニングを続けています。
目的は、この先一年間に世界中を高速で駆け回っても持つだけの体力と瞬発力を増強することで、ウェイト、ピラティス、ヨガ、ジョギングやファストウォーキングを組み合わせて、また、鍼灸や整体、ストレッチに、一般的には「怪しい」と言われる量子力学的アプローチのケア、さらに、各種メディカル検査も同時に行っています。
心拍数や体温、血糖値や睡眠のログにはじまり、米国に検体を送って得られる有機酸検査による自身の最新データから、内臓と精神状態を可視化して、今年のトレーニングメニューを考えている今週です。

なかでも、腸の管理は徹底します。

このメールマガジンのQ&Aでもよくご質問を頂戴しますが、「太れない問題」は、腸のマネージメントにあります。なかでも、アスリートやトレーニングを頻繁に行う人が陥ってしまうのが、「リーキーガット症候群」です。
リーキーガットは、腸の粘膜に穴があいてしまい、本来排除されるはずの有害物質(毒素)が体内に蓄積してしまう状態で、これにより本来吸収されるはずの栄養が吸収されなくなってしまいます。
腸の粘膜には目に見えない小さな穴があって、体にとって必要な栄養素で取り込むべきか、有害な物質として排除すべきなのかを見分ける機能があります。

しかし、「リーキーガット症候群」になってしまうと、見分けられずに有害物質が体内にどんどん取り込まれ、ウイルスや細菌、水銀などの重金属、化学物質、農薬、添加物を体内に蓄積してしまいます。
不思議なのですが、オーガニックな食事に気をかける人は多数いらっしゃいますが、自身の腸のマネージメントに気を配る人は、そこまで見かけません。

また、多くの方々は運動時にたんぱく質を摂取しますが、疲労感から考え、たんぱく質が不足だと考えます。
そこで、もっとたんぱく質を多く取り入れるようになります。
たんぱく質は消化酵素の働きで分解されて、「アミノ酸」の最小単位として吸収されますが、何らかの原因により消化酵素が不足していると、未消化のペプチドとして腸粘膜に刺激を与えてしまいます。
これが「リーキーガット症候群」を、さらに呼び起こすのです。



このようなリーキーガット症候群は、花粉などの様々なアレルギーからアトピーまで、問題を表面化します。
その上、一度、体内に有害物質が蓄積してしまうと、そう簡単には取り出すことができなくなってしまいます。
これが不定愁訴となり、調子が上がらない原因につながります。

有害物質を取り出す(よく言うデトックス)方法は様々ありますが、実はこれ、季節が大切なんです。新芽が出て、人の新陳代謝が活発化しはじめる春から秋までは、日常生活のなかで、本来は誰しもがデトックスを心がける必要があります。
クリニックなどで行うキレーションも同じで、秋冬からはじめるのではなく、春から半年かけて行うのが正しいのです。

つまり、トレーニングは、まず春から秋にかけて解毒を先に行い、その後、冬から春にかけて実践するのが、もっとも効果的かつ健康的だと僕は考えています。

日々の食事やトレーニング方法、もしくはダイエット方法を思案する方は多くいらっしゃいますが、一年間の季節を鑑みながら、気候によって移り変わる人間の素晴らしい身体能力を利用したトレーニング方法や健康方法は、あまり聞きません。
実に不思議です。

今年も排出するデトックス期間を終え、トレーニング期間に突入しました。
トレーニングは、そこに至るまでの準備期間で成否が変わると、長年の経験から実感する今週です。

 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.338 2017年12月8日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 未来放談
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 著書のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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