藤沢数希のメルマガ『週刊金融日記』第302号(2018年2月1日発行)より、冒頭部分をお届けします。
〘第302号 目次紹介〙
// 週刊金融日記
// 2018年2月1日 第302号
// コインチェックで人類史上最高額の盗難事件が起こり顧客資産凍結
// 暗号通貨は冬の時代へ
// 羽田空港で飛行機を眺めながらハンバーグ
// 子宮頚がんを告白されてから彼女にコミットすることに
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
最近、寒いですね。あと、日照時間が短いです。僕は季節性の鬱病的なところがありまして、毎年、この時期はテンションが低いです。やる気があまり出ません。それでも、何とかトレーディングしたり執筆活動をしております。来年からはこの季節は南の島で過ごす予定です。
このように寒く厳しい季節ですが、1月はBTC-FXとビットコイン現物のスプレッド・トレーディングとコインチェック社のハッキングのニュースを確認してからのショート戦略で、月間では過去最高益が出ました。まあ、このメルマガで書いたとおりのことをそのまま粛々とやっていただけなんですけどね。
『週刊金融日記 第300号 なぜプロ(雇われ)のトレーダーは相場の上昇に賭けないのかを考えるといろいろ面白い』
ところで、モータースポーツの最高峰であるF1でレースクイーンが廃止されるそうです。時代の流れですね。
●F1がレースクイーンの廃止を発表「現代の社会模範とはずれている」
http://news.livedoor.com/article/detail/14238335/
基本的に、女性が政治の世界で力を持つようになると、こういうことが増えていきます。恋愛工学で考えればすごくスッキリすると思いますが、顔が良くスタイルがいい女性というのはごく一部で、そういう女性がレースクイーンになって、大金持ちのレーサーとセックスして、たまに結婚したりするのを大多数の女性は快く思っておりません。民主主義は多数派が少数派を搾取するゲームなので、女性が政治力を持つと、こうした少数派の女性の力を削ごうとするメカニズムが働きます。少数派の金持ちの男性は、民主主義の政治ゲームにおいて、常に大多数のふつうの所得の男性から富を略奪され続けるのといっしょですね。
男女同権も民主主義も、絶対的に正しいことなので、こうした世の中の流れに抗うことはできませんし、また、抗うべきではないでしょうね。僕は男女同権はいいことだと思います。
今週も面白い投稿がいくつもありました。見どころは以下のとおりです。
―小室哲哉不倫報道での引退についてご意見をお聞かせください
―PCやスマホをフリマアプリで売ると個人情報を悪用されますか
―BTCの現物ロングとBTC-FXショートによるデルタニュートラルのポジションについて
―YouTubeを用いたYouTuberモテ戦略
―童貞卒業ベストプラクティス
―子宮頚がんを告白されてから彼女にコミットすることに
それでは今週もよろしくお願いします。
1.コインチェックで人類史上最高額の盗難事件が起こり顧客資産凍結
ついに恐れていたことが、起こるべくして起こってしまいました。1月26日、現物ビットコイン取引では日本No1(ということは世界でもトップクラスの規模)の取引所であるコインチェックから約580億円のnemという暗号通貨がハッカーに盗まれました。僕が知る限り、これは人類史上最大の盗難劇です。
●coincheck(コインチェック)史上最大のnemハッキング盗難事件経緯まとめ〜発生から補償まで〜
http://it-toranoana.com/2018/01/28/coincheck-hacking/
●コインチェック社のハッキング世界最高被害規模を更新したGOXと、同社記者会見について思うことを徒然
https://junyahirano.com/archives/2133
このニュースが発表され、多くの人は、これでコインチェック社は破産だろう……、と思ったのですが、すぐにすべて現金で返済する、と発表したため、また、別の意味で度肝を抜かれました。27歳の社長が経営するベンチャー企業はそんなに儲かっているのか、と。しかし、その後は、日本円とすべての暗号通貨資産が出金できなくなっております。さらに、円の入金だけは受け付けるという状態が続いており、さまざまな憶測が広がっています。
本当にそんなに儲かっていたのか、あるいはこの500億円ほどの穴を埋めるべく救済してくれる投資家が現れたのか、あるいは、やはりそんな金はなく、このまま破産申請になるのか、まったく先が読めない状況です。コインチェックに資産が凍結されてしまっている読者の方も多いかと思いますが、なかなか大変な状況になってきました。僕も12月のアフィリエイト収入だった約50万円がそのままコインチェックに置いてあるままです。メインに使っていた取引所ではなく、それほど大きな被害にならずに済みました。
しかし、暗号通貨というのは、本当に短期間にさまざまな「人類史上最大」の事件が起こり、まるで超早送りで金融史を見ているかのようです。そして、この事件で、これまで明らかになっていなかった重要な定量データが出てきました。そのことについて、今回は書きたいです。
【日本人はめちゃくちゃ暗号通貨を買っている】
(続きは藤沢数希のメールマガジン『週刊金融日記』第302号にてお読みください)
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