高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

自分の身は自分で守るしかない世界へ

高城未来研究所【Future Report】Vol.580(7月29日)より

今週は、金沢にいます。

現在、石川県では新型コロナウィルス過去最多となる陽性が確認されています。

検査を受けた人々のおよそ7割が陽性判定となって、少しでも不調になると救急車を呼ぶ人が絶えません。
今週、熱中症などとあわせて救急車の稼働率が95%を超えました。

一方、英国をはじめとする欧州全般の国々や先日まで滞在していた米国では、コロナはすでに風邪同様に扱われており、マスクしている人はほぼいません。
さらに発熱しても政府はPCR検査を推奨しておらず、その理由は1. 高額であること、2. 陽性であっても政府は対処できないこと、3. この二年で検査結果の信憑性がそこまで高くないことがわかったこと、などが主だった理由で、風邪同様、個々の対処に委ねられるようになりました。

また、検査結果を政府に報告する義務などがないことから、日々の感染者数をテレビで報道するようなこともなく、隔離義務もなければ、各人自己判断での社会復帰を即しています。
英国ではすでに半年ほど前から税金の費用対効果も鑑み、コロナ対策の法的規制をすべて廃止しました。

また、今週「Nature」に掲載された数百万人を母数として調べたコロナ後遺症(Long Covid)分析の最新論文によりますと、既往歴の他の危険因子は、

喫煙(22.5%)
肥満(53.8%が過体重または肥満)
さまざまな併存症(うつ病22.1%、不安症20.3%、喘息20.1%、湿疹19.5%、花粉症18.1%)

などがコロナ後遺症(Long Covid)を発症するリスクが高いと報告されており、二年前には闇雲に恐れていたコロナの正体がかなり判明しています(https://www.nature.com/articles/s41591-022-01909-w)。

今週、フランス議会は、圧倒的大差でワクチンパス停止を可決しました。
理由は、病気の性質に対する社会制度が深刻なミスマッチを起こしていることにあると報じられています。

このように他国では感染者数をカウントしなくなった結果、ついに日本の新型コロナの新規感染者数が世界トップになりました。

発熱して不調に陥り、救急車を呼んでもすぐには来ません。
長らく日本では水と安全と医療は無料だと考えられていしたが、社会が疲弊して混乱すれば、今後はそうはいかなくなるだろうと思われます。

改めて自分の身は自分で守るしかないと、自己メンテナンスに励む今週です。
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.580 7月29日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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