藤沢数希のメルマガ『週刊金融日記』第294号(2017年11月30日発行)より、冒頭部分をお届けします。
〘第294号 目次紹介〙
// 週刊金融日記
// 2017年11月29日 第294号
// 怪物ビットコイン ~ハードフォークという富の複製
// ビットコイン・ダイヤモンド誕生!時価総額1兆7000億円
// 仙台駅と品川駅の美味しいレストラン
// 晒される恐怖から出会い系アプリに顔出しすることができません
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
さて、まずは恋愛工学です。紅白歌手の土屋礼央さんと最近、BLOGOSで対談しました。ご査収ください。
●結局、モテるかどうかは「ひとこと」が言えるかどうか 土屋礼央のじっくり聞くと
http://blogos.com/article/261591/
●RAG FAIR「メリミー!!」
いやはや、ビットコインを取り巻く状況はすごいことになってきましたね。それで、12月はもっとすごいことになる、というのが僕の見立てです。冒頭はビットコインについてです。
今週も面白い投稿がいくつもありました。ちょうど暗号通貨に関するものが多かったですね。
―暗号通貨のハードフォークは本当にフリーランチ?
―アルトコインは購入されてますか
―ビットコイン先物CME上場後の展開について
―大学のコンピュータを使って暗号通貨マイニングしていいんでしょうか
―宗教勧誘の女の子が可愛かったんですが部屋にあげて触っていいんですか
―自分にセフレがいる話が大学のサークル内で広まってしまいました
―晒される恐怖から出会い系アプリに顔出しすることができません
それでは今週もよろしくお願いします!
1.怪物ビットコイン ~ハードフォークという富の複製
ビットコインは12月に空前絶後のバブルになるだろう。それがバブルだったかどうかは、10年後の世界の人にしかわからないので、バブルという言葉を使うのは控えよう。
ビットコイン保有者にとんでもないリターンがもたらされる、ということだ。それは、僕がずっと追いかけていた、ハードフォークという「富の複製」が次々と起こるからだ。とにかく、12月はとんでもないことが起こる、と予言しておこう。
ハードフォークが株式分割とは似ても似つかないものだということがわかっていない人は、バックナンバーを読んでほしい。そこには、これから12月の相場でどう戦えばいいのか、すべてが書いてある。逆に、理解できないなら、リスクを取るべきではないだろう。投資も投機も自己責任だからだ。
僕はかなり大きなポジションをこれから1ヶ月以上もキャリーしていくことになる。
『週刊金融日記 第275号 いまさら人に聞けないビットコインとブロックチェーン・テクノロジー』
『週刊金融日記 第276号 ビットコインは本当に世界を変えるかもしれんね』
『週刊金融日記 第277号 ビットコイン分裂の経済学 ~ハードフォークを正しくプライシングする』
『週刊金融日記 第278号 ビットコイン・アービトラージ ~市場に札束が落っこちていた』
『週刊金融日記 第279号 ビットコインはバブルなのか』
『週刊金融日記 第282号 日本人主導のビットコインバブルは崩壊へのカウントダウンに入った』
『週刊金融日記 第283号 ショート戦略を理解する』
『週刊金融日記 第284号 ビットコインのおかげで生きたトレーディングの教科書ができました』
『週刊金融日記 第285号 暗号通貨トレーディング失敗記録もぜんぶメルマガ読者にお見せします』
『週刊金融日記 第289号 ビットコインゴールド 金の雨が天から降り注ぐ』
『週刊金融日記 第291号 SegWit2xのハードフォークでまた天から金が降ってくるのか』
『週刊金融日記 第292号 ビットコインのお家騒動は続く』
このハードフォークがどれほどすごいものなのかは、先日のビットコインダイヤモンドの時価総額が端的に表している。どこの誰が作ったかもわからない暗号通貨が、一夜にして日本の大企業の時価総額を上回るのだ。このようなハードフォークが次の1ヶ月の間に次々と起こる。そして、それはこれからはじまるハードフォーク合戦の序章に過ぎないのだ。そして、ほとんどの人たちはまだ、この意味を理解できていないのだ。
●ビットコインダイヤモンド誕生!時価総額1兆7000億円(金融日記 Weekly2017/11/17-11/24)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52122731.html
★これからハードフォーク合戦がはじまりビットコインから金の雨が降り注ぐ……。
僕は大石さんの本 https://t.co/x1tapnF76l を何度も読んでブロックチェーンの勉強をしました。その大石さんと、こうして意見が完全に一致した。ハッハッハッハッ。愉快だ。じつに愉快だ。 https://t.co/9sgPaLXYVL
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2017年11月29日
しかし、誤算がひとつあった。ビットフライヤーなどの日本の主要な取引所が、こうしたフォークコインを客に戻していないのだ。ビットコインゴールドは、すでに海外の多くの取引所に上場されている。こちらはフォーク前に、それが価値を持ちブロックチェーンが安定すれば顧客に付与する、とビットフライヤーなどは発表していたので、さすがにいつかは払い戻されると思われる。しかし、ダイヤモンドに関しては、日本の主要取引所は完全に過小評価しており、無視していた。だから、スナップショット(フォーク時点で取引所内の誰がどれだけビットコインの現物を保有していたかの正確な情報)がしっかりと取られているのかどうかも不明瞭だ。最悪の場合、取引所に顧客の資産が没収される。ビットコインプラチナムに関しても、扱いは不明瞭だ……。
★ビットコインプラチナムのフォークは12月12日ごろに延期された……。このコインも日本の大企業を上回る価値を持つものと思われる。
No problem. Just take your time. I think it's a nice decision to delay it. Please coordinate with some exchanges and try to launch a nice coin in good shape. We really look forward to seeing Bitcoin Platinum! Good Luck! @BTCPLT
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2017年11月28日
僕はビットコインダイヤモンドに関しては、フォークの直前に一部のビットコインをBINANCEという香港ベースの取引所に移すことにより手に入れることができたが、多くがビットフライヤーに残ったままだ。かなりの金額になるはずだ。
●海外仮想通貨取引所 BINANCE(バイナンス)の開設方法、使い方
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52122683.html
(続きは藤沢数希のメールマガジン『週刊金融日記』第294号にてお読みください)
藤沢数希のメルマガはこちら。
藤沢数希のメールマガジン『週刊金融日記』
【料金】 864円(税込)/月 <初回購読時、1ヶ月間無料!>
【発行周期】 月4回以上配信(毎週日曜日配信予定)
藤沢数希が政治、経済、ビジネス、そして恋愛工学について毎週メルマガをお届けします。不特定多数が閲覧するブログ『金融日記』では書けないディープで具体的なお話が満載。マネーと恋愛に関する経済分析、法律論、リスクマネジメントを中心に情報をお届けします。
藤沢数希・著『損する結婚 儲かる離婚』
男女双方とも、簡単に全財産以上の金額が吹っ飛ぶのが結婚という金銭契約です。 「結婚はデリバティブ取引と同じでゼロサムゲーム。こと金に関しては夫婦は食うか食われるかの関係にある」。金融工学と恋愛工学について研究を重ねてきた藤沢数希が、適切な結婚相手の選び方を具体的なケースを元に解き明かす!
その他の記事
テープ起こしの悩みを解決できるか? カシオのアプリ「キーワード頭出し ボイスレコーダー」を試す(西田宗千佳) | |
国民民主党「部分連合」で迎える石破茂政権で思い切れなかったところ(やまもといちろう) | |
蕎麦を噛みしめながら太古から連なる文化に想いを馳せる(高城剛) | |
「芸能人になる」ということ–千秋の場合(天野ひろゆき) | |
自分をさらけ出そう(家入一真) | |
絶滅鳥類ドードーをめぐる考察〜17世紀、ドードーはペンギンと間違われていた?(川端裕人) | |
辻元清美女史とリベラルの復権その他で対談をしたんですが、話が噛み合いませんでした(やまもといちろう) | |
「魔術」をアカデミックにひもとく ! ? 中世アラビア禁断の魔術書『ピカトリクス』の魅力(鏡リュウジ) | |
「平気で悪いことをやる人」がえらくなったあとで喰らうしっぺ返し(やまもといちろう) | |
ライドシェア問題に寄せて(やまもといちろう) | |
「銀座」と呼ばれる北陸の地で考えること(高城剛) | |
「負けを誰かに押し付ける」地方から見た日本社会撤退戦(やまもといちろう) | |
iliは言語弱者を救うか(小寺信良) | |
国家に頼らない「あたらしい自由」を目指すアメリカ(高城剛) | |
経営情報グループ『漆黒と灯火』というサロンらしきものを始めることにしました。(やまもといちろう) |