「生命の与贈循環」とは
僕はNPO法人「場の研究所」というところで、研究員をやっています。何をやっているかというと、「場の思想」というものを研究しています。
「場」というものはどういうものなのか。
今年出版した『ビジネス・マネジメント・スタジアム』も、「場の思想」を使って落合元監督の采配術の秘密を探っています。
重要なキーワードに「生命の与贈循環」というものがあります。例えば、たまに草がぼうぼうに生えた荒地みたいな空地がありますよね。そこから、あるとき低木層が生えてきたとします。やがて林ができる。そのうち木が大きく育って、森になっていく。
森になると、いろんな動植物が生存できる豊かな「場」ができあがるわけです。生物界というのは、誰かが設計しているわけじゃないのに、お互いに関係しあって、豊かな場ができあがってくる。こうして生まれてくる「場」というのは何なのか、というのがおもなテーマになってきます。
つまり、豊かな「場」を作るプロセスが分かれば、それが、「企業が世の中に対して価値を提供し、その価値を認められ生き残っていく」ためのビジョンが見えてくると思うんですよ。

その他の記事
![]() |
「最近面白くなくなった」と言われてしまうテレビの現場から(やまもといちろう) |
![]() |
五月病の正体 「どうせ……」というくせものキーワード(名越康文) |
![]() |
乱れてしまった自律神経を整える(高城剛) |
![]() |
柔らかい養殖うなぎが美味しい季節(高城剛) |
![]() |
ヒットの秘訣は「時代の変化」を読み解く力(岩崎夏海) |
![]() |
週刊金融日記 第284号<ビットコインのおかげで生きたトレーディングの教科書ができました、安倍首相衆院解散か他>(藤沢数希) |
![]() |
ウクライナ問題、そして左派メディアは静かになった(やまもといちろう) |
![]() |
お盆とスターウォーズ(高城剛) |
![]() |
大きくふたつに分断される沖縄のいま(高城剛) |
![]() |
2016年米国大統領選候補、スコット・ウォーカー氏が思い描く「強いアメリカ」像(高城剛) |
![]() |
人生に活力を呼び込む「午前中」の過ごし方(名越康文) |
![]() |
ダンスのリズムがあふれる世界遺産トリニダの街(高城剛) |
![]() |
東京丸の内再発見(高城剛) |
![]() |
やっと出会えた理想のUSBケーブル(西田宗千佳) |
![]() |
なぜいま、世界史なのか? なぜ『最後の作品』が世界史なのか?(長沼敬憲) |