※メールマガジン「小寺・西田の金曜ランチビュッフェ」2015年12月18日 Vol.062 <すべての道は本当にローマに通じてるのか?号>より
そろそろメディアでは今年の振り返り企画が始まる頃である。始まる頃ということは我々ライターにはとっくにそういう依頼が来ていて、すでにもう振り返って振り返って首がグルングルン360度回るぐらい振り返ってはいるのだが、こと自分のことに関してはあまり振り返るチャンスがなかったりする。
そこでだ、以前も同じような企画をやったような気もするが、みんな大好きAmazonで今年1年の間に購入したものから、印象に残ったものを10個ピックアップしてみる。あくまでも印象に残っただけで、必ずしも良かったわけではないところがポイントである。
まだ今年もあと2週間ぐらい残っているが、とりあえず現段階で今年1年に購入した品目は、127件。金額にして683,833円と出た。生活雑貨や消耗品、はなちゃんのエサとかもまとめ買いしてるので、普通の人よりは高めだろうと思われる。ではさっそくいってみよう。
■TOYOTOMI トヨトミ 対流形 石油ストーブ
2月1日、15,678円で購入。
実は実家に1台購入したのだが、なかなかあったかそうだったので自分用にも購入。仕事部屋に置いて今も使っている。全力で火力を上げると2日ぐらいでタンクがカラになってしまうが、弱めに使うと3日4日は給油しなくても保つ。もうちょっとタンクが大きいとよかったのだが、あんまり大きすぎても重くなってしまうので、まあこんなもんだろう。
上にやかんを乗せておくと、蒸気で部屋中が暖かくなるのがポイント。天板はお湯が沸くほどに暑いが、周囲の金属ガード部分は触っても火傷しない程度にしか熱くならないので、意外に安全である。もっとも小さい子はわからずに指とか突っ込んでしまうので、大人限定だが。
何がすごいって、これ電気をまったく使わないこと。点火は乾電池によるニクロム線の熱で一発着火である。マッチやライターでも点けられるよう、小窓も付いている。最近こういうスタンドアロンで動くものがすっかり身の回りからなくなってしまったので、なんとも懐かしい。
点火中はかなり明るいので、夜は電気を消してこの明かりだけで映画を見ると、なかなか雰囲気があって大変よろしい。
■Dyson Fluffy DC74 motorhead DC74MH
2月4日、62,800円で購入。
すでにキャニスター型掃除機はあるのだが、1階と2階をいちいち上がったり降りたりするのが面倒なので、掃除機2台あってもいいかーと購入。実際に届いたのは、Amazon限定色の紫であった。
バッテリー駆動式だが、ヘッドの豊富さと吸引力で、普通の掃除機並に使える。ボディごと片手で持つ点や、掃除中はずっとレバーを握ってないといけないので、これは女性にはしんどいと思う。おっさん向けですな。
ケーブルがないので取り回しもよく、階段の掃除のついでに1階から2階まで掃除できてしまうので、キャニスター型はあんまり使わなくなってしまった。
ゴミが片手で簡単に捨てられるという評判だが、底部の蓋を開けるのにスライドレバーを下に下げないといけない。これがなかなか下げづらく、片手でできる気がまったくしないので、全然簡単じゃないと思う。この辺りの原始的な仕組みがずっとそのままというのが、海外メーカー製のダメなところである。
上部にフィルターが装着されているのだが、特にロック機構とかはなく、モーターの吸い込む力で吸い付いてるだけなので、逆さまにするとポロンポロン落ちる。しょうがないのでガムテープで貼り付けているが、ダサい。
サイクロン部分にも細かいゴミが溜まりやすく、ダイソンを掃除するダイソンがもう一台必要な状況である。
■ツカモトエイム ガラスクリーニングロボット HOBOT-168
4月14日、27,361円で購入。
春の日差しも気持ちよくなってきた頃、ふと窓を見るときったねえ!
これ俺が掃除すんの? 全部? といたたまれない気持ちになったので、窓掃除ロボットを購入。
1回のコースは5分ぐらいで終わるので、リモコンを使って2回ぐらいやるとかなり綺麗になる。交換用の布がいっぱい付いてくるので、最初はガラスクリーナーをつけて、次は乾拭きと、いろいろやりようがあるのがいい。
安全のために紐をつけることになっているが、その紐に回転するクリーナー部分が巻きついたりするので、落ちても危なくない場所では外している。
ただ、窓って気にする人はしょっちゅう掃除するんだろうけど、気にしない人はまったく掃除しない。僕は後者なので、半年に1回ぐらいしか出番がない。まあ何年かは使えるだろうから、無駄にはならないとは思う。
■Nikon デジタル一眼レフカメラ D3300 ボディ
5月27日、36,118円で購入。
うちにはフィルム時代のNikkorレンズが大量にあるのだが、デジカメのボディを持ってないので全然使い道がない。このまま死蔵するのもなーと思い、一番安いボディを購入した。
ところが後で知ったのだが、同じFマウントでもハイエンドモデルのボディは、絞りを動かす爪の動作が変わっているようで、昔のレンズをつけるとレンズを壊したり、外れなくなったりするそうである。そんなこと全然知らずに注文してしまったのだが、低価格機ゆえにそういう機構が付いていないので助かった。
その後、子供会のイベントを撮影するのにキットレンズも別に購入する羽目になったので、最初からレンズ付きで買っとけばよかったでござる。
■Pioneer ブルーレイディスクプレーヤー 3D対応 SACD対応 BDP-170-K
7月25日、14,400円で購入。
本メルマガでもコラムにしたが、この夏はけっこう大型の自作スピーカーを作った。そしたら昔持ってたSACDを聞きたくなり、5年ぶりにプレイヤーを引っ張り出してみたが、なんとディスクが読み込めず。思い返してみると、このプレーヤー、買ったのは10年以上前だ。さすがにピックアップがダメだろうということで、再度プレイヤーを購入。
一通り聞いたところで、メディアチェンジがめんどくさくなってそのまま放置状態に。次はまた5年後ぐらいに思い出して聴くことになるんだろうか。SACDもいい加減リッピングさせてくれないかなぁ。せっかく買った音楽がディスクに閉じ込めたままとか、不自由すぎでしょ。正規コンテンツをきちんと購入している善良な消費者をいじめるの、勘弁してくれよ。
■Cheero Power Plus 3 Premium 20100mAh 超大容量 3USBポート
9月3日、3,980円で購入。
Cheeroの超大容量バッテリーが発売記念価格で超特価と聞いて発注したのだが、今もなおこの価格で売られている謎。たしかに容量は多いんだけど、フル充電に一晩かかる上、日常的に持ち歩くには重すぎた。2〜3日の出張が多い人とかには便利なのかもしれないが、オレ出張ってほとんどないんだよなぁ。
というわけで、現在は一応撮影用カメラバッグに常備してはいるが、まだ一度も使ったことがない。CES渡米の飛行機の中ではこれ1本でいけるかもしれないが、それ以外で使い道ないなぁ。新MacBookが充電できるならともかく、西田さんの検証では今ひとつだったらしいしなー。
ということで、現在大絶賛持て余し中。
■ツカモトエイム ecomo ロボットクリーナー robo「AIM-RC01」
10月2日、12,000円で購入。
ルンバ新モデルやダイソンの新規参入で盛り上がるロボット掃除機だが、一度どういうものか使ってみようということで購入してみたが、なかなかの当たり商品だった。
もちろんルンバほどの知能はないのだが、ほっとけば大体の掃除が終わってるし、ホコリの取れ高から見ても、ダスキンモップで人が掃除する程度には綺麗になっている模様。いくら家電好きとは言っても、なかなかロボット掃除機に14万とか出せないのだが、1万円ちょいの製品でこれだけ使えるのなら、もっと早く買えばよかった。
ということで、本日も大絶賛稼働中。
■Amazon Fire TV
9月24日、9,800円で購入。
価格が安いということでもっぱらスティックタイプの方が売れてるようだが、4K出力ができるのは上位モデルだけというので迷わず購入。Amazonプライムビデオの4Kコンテンツがそのままテレビに映るのは満足度が高い。
現状市販コンテンツを4Kで見るルートとしては、Neflix対応のテレビかレコーダを買うか、これを買うか、CSアンテナ立ててチューナーを買うか、4K放送の再送信をやってるケーブルテレビに加入するか、大体そんなところだろう。当然これを買うのが一番コスト的には安上がりである。
Amazonプライムの4Kコンテンツも、オリジナルドラマを力入れてやっているようで、その点ではNetFlixよりちょっと楽しみ。もちろんこれを使ってNetFlixやHuluを見ることもできる。テレビに繋いどくデバイスとしては、1台あっていい。
音声検索もポイントではあるのだが、実際あんまり使ってない。探したいコンテンツがあるわけではなく、何があるのかなーとブラウジングする方が楽しい。
■60mmレギュラーカフェポッド「スペシャルティブレンド3種 各20個 アソート 60個」
10月27日、3,024円で購入。
デロンギのエスプレッソメーカーを持っていて、カフェポッドも使えるアダプタもあるので購入。以前もこういう商品を購入して問題なく使えたので、こんなもん工業規格だからどれでもハマるだろと思ったら、サイズが全然合わなくて死にたくなった。60mmだと大きすぎで、デロンギのは44mmのを買わないといけなかったのである。
そんなわけで今どうしてるかというと、このカフェポッドの袋をいちいち破いて豆を取り出し、普通に豆挽いて入れるのと大差ない手順で淹れている。まだまだあと40個ぐらいあるんだが、残量を見るたびに悲しくなる。誰かいらない? 欲しい人はメルマガ宛にメールください。
■パレタセラーナ・グランレセルバ【原木生ハム約4.5キロ・台・ナイフ付き】 生ハム原木カッティングセット
12月14日、16,412円で購入。
うちの娘が生ハムが好きで、近所のイタリアンレストランで生ハムばかり頼むので、けっこう高くつく。それなら原木丸ごと買って嫌という程食わせたらいいんじゃないかということで購入。おせちへの流用も考えて、実家に送ったのでまだ現物は見てないのだが、すでに届いているそうである。
生ハム原木は元々保存食品なので、そのまま常温で保存できるそうだ。昔スペインに行った時は、レストランの入り口にいっぱいぶら下げられていた。温度よりも湿度が一定の方がいいそうである。
そんなわけで今年1年も、試しに買ってみたものが多かった。大半は当たりだったが、外したものもけっこうあるので、勝率6わりといったところだろう。大きな買い物は、年始に4KテレビとMac miniを買ったぐらいだろうか。今年は仕事で必要な実用品も含め、買い物は控えめであった。
仕事柄人柱になるのが商売なので、来年もいろんなアホなことに挑戦していきたいと思っている。
小寺・西田の「金曜ランチビュッフェ」
2015年12月18日 Vol.062 <すべての道は本当にローマに通じてるのか?号> 目次
01 論壇【西田】
TVerの成功が見せた「テレビ局のジレンマ」
02 余談【小寺】
今年買って印象に残ったものBest10
03 対談【小寺】
ブライダルビデオ業界の掟 (2)
04 過去記事【西田】
シネコンの裏で動いたソニーの戦略
05 ニュースクリップ
06 今週のおたより
07 今週のおしごと
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