一番気に入っていたタイトルになった
 ――『媚びない人生』は、先生の著書としては2冊目の本になりますよね。この本を執筆されたきっかけと、どんな思いを込められたのかについてお聞かせください。
この本は、僕のゼミを卒業し、社会に旅立つゼミ生に向けてまとめた「贈る言葉」がもとになっています。
3.11の震災後、「我々の人生はいつ終わってもおかしくない。そこで残された生とどう向き合っていくかについて考えなければいけない」と改めて思いました。人生と向き合う際の材料を提供したい、というとおこがましいですが、自分とどう向き合うべきなのか、他者とどう向き合うべきなのかを、自分なりにまとめてみたいと思ったんです。
それで、2011年の6月に震災のチャリティー講演で登壇したとき、『媚びない人生』というタイトルで生まれて初めて人生論について話をしたんです。それを一番前で聞いていた編集者の方からご連絡をいただいて、本書刊行につながりました。
タイトル案は15個くらい出たんですけれども、最終的に『媚びない人生』に決まりました。僕はこのタイトルが一番気に入っていたので、嬉しかったですね。
――「真っ白」な装丁が非常に先生らしいなと思いました。
ジョン・キム:書店の方に聞いたら「通常、白は店頭で埋もれてしまうという意味でリスキーなんですが、この本に関しては白がいいと思います」とおっしゃっていましたね(笑)。
ちなみに、6月に出た新刊『真夜中の幸福論』は、夜のイメージなので表紙デザインが真っ黒。『媚びない人生』とは対照的になっています。『真夜中の幸福論』は、このメルマガやカフェ・ゼミをやってきた中で特にインスパイアされた内容を書き綴ったものです。
――読んだ方が、カフェ・ゼミに参加してくださるようになるのが楽しみですね。
						
						
その他の記事
													 
											 | 
											宇野常寛特別インタビュー第5回「落合陽一のどこが驚異的なのか!」(宇野常寛) | 
													 
											 | 
											「現在の体内の状況」が次々と可視化される時代(高城剛) | 
													 
											 | 
											部屋を活かせば人生が変わる! 部屋が片付けられない人の5つの罠(岩崎夏海) | 
													 
											 | 
											政府の原発ゼロ政策はなぜ骨抜きになったのか(津田大介) | 
													 
											 | 
											ロシアによるウクライナ侵略が与えるもうひとつの台湾有事への影響(やまもといちろう) | 
													 
											 | 
											交渉の天才としての桃太郎(岩崎夏海) | 
													 
											 | 
											お掃除ロボットが起こした静かな革命(名越康文) | 
													 
											 | 
											見た目はエントリープラグ? 驚異の立ち乗りロケット「ティコ・ブラーエ」を見てきました(川端裕人) | 
													 
											 | 
											IoTが進めばあらゆるモノにSIMの搭載される時代がやってくる(高城剛) | 
													 
											 | 
											「完全ワイヤレスヘッドホン」に注目せよ!(西田宗千佳) | 
													 
											 | 
											(1)上達し続ける人だけがもつ「謙虚さ」(山中教子) | 
													 
											 | 
											宇野常寛が考える”社会と個人”を繋ぐ新しい回路とは(宇野常寛) | 
													 
											 | 
											“日本流”EV時代を考える(本田雅一) | 
													 
											 | 
											無意識の中にある「他者への期待」–その功罪(名越康文) | 
													 
											 | 
											「テレビを作る側」はどこを向いているか(小寺信良) | 







		
							
						
						
							
											
											
											
											
											
											
											
											
											
											
											

		
			
		
		
		
		
		
		
		