特別なことをしないで「続ける」ことが養生
——ところで若林さんご自身でそういう自分の体の声を聞くための時間を一日の中で持ったりしていますか?
若林:日常でそういう時間は特別とってはいないです。これも養生なんですけど、100%で突っ走らなければいけない時のために年がら年中70%なんですよ。臨床でも100でやらなくちゃいけないのは一瞬しかないんです。ずーっと100で張ってるってことはないです。
だいたい、風呂入るじゃないですか、あと、寝ますよね。それくらいですよ。
——では、湯船に入ってほっとしたりする時間ぐらいでしょうか?
若林:そうそう、伸ばす、みたいなことはしますよ、お湯につかって。あと、力が抜けなくなった時に寝る前に布団の中で呼吸法やったりとかたまーにありますけど。毎日そのために時間をつくってそのために何かをやるってなると、私から言わせると養生ビギナー。
養生って特別な時間をとってやるものじゃなくて、生活そのものですからね。そのために時間をとってやっているといつか飽きてやめますよ。
——ご飯を軸にした生活そのものを養生スタイルに近づけるってことですね。
若林:はい、ちょっとずつ組み替えていくことですよ。例えば毎朝10分瞑想していて解脱できたら皆、やっちゃいますよね(笑)。でも実際はそうじゃない。一日10分ではなく、始終地道に積み重ねた結果しかない。だから特別なことは何もしません。季節に合った食事、十分な睡眠、湯船に入る、衛生に気を配ることが養生の基本です。
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