意外な日本人の名前も登場
日本人としては『水からの伝言』の江本勝さん、そして池田大作さんというちょっと日本の感覚とは異なるランキングですね。宇宙物理学者のカク・ミチオ氏の名前も。
日本と英語圏の大きな違いとして、現代アメリカの魔女、スターホークが堂々、29位に入っていること。いわゆる「ペイガン」で強い影響力を持つ、というのは日本ではちょっと考えにくい。(参照:ペイガニズム)
また、意外なのは元型派のジェイムズ・ヒルマンの名前がないこと。かわりに、『care of the soul』(邦題『失われた心、生かされる心』がベストセラーになったトマス・ムーアがランクインしています。ぼくは、ムーアの『内なる惑星』をご紹介しています。
さらに、占星術家でユング派のリズ・グリーンも76位に。ぜひ、『占星学』『サターン』など、ぼくが翻訳したものをごらんくださいね。
占星術家としてはジュディ・ホールの名前もありますが、きっとこちらはクリスタル系の本のヒットが貢献しているのでしょう。
このリストを眺めるとぼく自身の好みがスピリチュアル主流派(!?)とはだいぶちがうところにあるんだなあというのがわかりますが、しかし、全体の趨勢を知るヒントにはなりそう。
今後、この世界のマッピングも試みてみたいなあ、などと思っています。
※この記事は「鏡リュウジメールマガジン プラネタリー夜話」2014年2月10日Vol.062<シンクロニシティの起こし方>を元に再構成したものです。
鏡リュウジさんのメールマガジン「プラネタリー夜話」は月2回発行! ご購読はこちらから↓
http://yakan-hiko.com/kagami.html
鏡リュウジさん新刊『秘密のルノルマン・オラクル』、2014年8月10日発売決定!
日 本初。36枚のルノルマンカードと本格的な解説書のセットが登場!! 欧米で大ブーム! ルノルマンカードとは? ナポレオン妃お抱え占い師マドモアゼル・ルノルマンに由来する伝説のカード占い。 近年、タロットよりすごいと欧米を中心大評判のルノルマンカードを、西洋占星術・神秘学研究の第一人者である鏡リュウジ氏が紹介。タロットでもトランプで も、天使カードでもない、新たに再発見されたオラクルカードとして世界的ブーム!


その他の記事
![]() |
お盆の時期に旧暦の由来を見つめ直す(高城剛) |
![]() |
季節の変わり目を迎えて(高城剛) |
![]() |
できるだけ若いうちに知っておいたほうがいい本当の「愛」の話(名越康文) |
![]() |
世界を息苦しくしているのは「私たち自身」である(茂木健一郎) |
![]() |
『マッドマックス 怒りのデスロード』監督ジョージ・ミラーのもとで働いた時のこと(ロバート・ハリス) |
![]() |
相反するふたつの間にある絶妙なバランス点(高城剛) |
![]() |
中進国の罠に陥って変わりゆくタイ(高城剛) |
![]() |
海のノマドの起源を求めて台湾山岳民族の村を訪ねる(高城剛) |
![]() |
決められないなら、委ねよう(天野ひろゆき) |
![]() |
いまさらだが「川上量生さんはもう駄目なんじゃないか」という話(やまもといちろう) |
![]() |
津田大介×高城剛対談「アフター・インターネット」――ビットコイン、VR、EU、日本核武装はどうなるか?(夜間飛行編集部) |
![]() |
英語圏のスピリチュアル・リーダー100(鏡リュウジ) |
![]() |
会社を立ち上げました–家入流「由来を語れる」ネーミングについて(家入一真) |
![]() |
スマートフォンの登場:デジタルカメラ市場の駆逐へ(高城剛) |
![]() |
相場乱高下の幸せとリセッションについて(やまもといちろう) |