小寺・西田の「金曜ランチビュッフェ」より

子供会にLINEを導入してみた

 

LINEの何がいいのか

40を過ぎたおっさんとおばちゃんがLINEを使うと何がいいのか。これはいくつかある。

1.この年代だとそもそもLINEの利用率が低いので、他の連絡手段と混じらない

LINEで何かメッセージが届いたら、ああ子供会か、とわかるんである。もちろんこれは、人による。もう1人の会長は上の子が高校生なので、家庭内でLINEの利用率が高いからという理由なのだろう。だがそれはそれとして、今度は全ての連絡がLINEでまとまるから便利、というメリットが生まれる。一番中途半端なのは、連絡がいろんなツールに均等にまたがっている場合だ。今年の子供会のメンバーは、全体的にあまりLINEの利用率は高くなかった。

2. 既読が付くので、いちいちメール読みました的な返信をしなくても伝達率がわかる

これはけっこう重要なポイントで、メールでの連絡網ではいちいちメールを読んだら読んだと返信してください、というルールが決まっている会もある。これがまだ面倒だし、相互に読みましたメールをやりとりしていると何がどうなってるかわけがわからなくなる。この手間がないだけで、連絡の効率が格段に上がった。また各投稿に対して、今伝達率が何%ぐらいだなというのがわかるので、次の伝達を打つタイミングがわかりやすくなる。

3. 前回の引用が付いてこないので、会話の見通しがよくなる

いつからメールというのはそういうルールになったのか知らないが、返信でメールを返していると、下部にやりとりしたメールの引用が延々続く。一言「わかりました。」と返すだけでメッセージ量が30kbぐらいになってることがある。そこまで過去を引きずっていると、あきらかにその案件に対する集中力が削がれる。シンプルに要件だけをやりとりするのが一番いい。

4. ズレたタイトルがついて回らない

これもメールの弊害だが、最初に付けたメールのタイトルが延々やりとりの中で返信され、すでにそのテーマの話じゃなくなっているのに最初のタイトルが付いてくるのでわかりにくいという現象を生み出してみる。誰がリテラシーの高い人がどこかでタイトルを書き換えるべきなのだが、まるで毒饅頭のように誰もそこを触りたがらない。

5. 不達がない

これはケータイやスマホ1本の人には関係ないかもしれないが、PCでメーラーやGmailでメールを管理していると、複数のメールアドレスを使い分けることになる。相手方がPCメールの着信拒否をしていると、いちいち送信元のアドレスを選び直して送り直しになるため、相手に伝わるまで3回ぐらいメールを送り直すはめになる。しかもCCしてるなかで1人だけ返ってきたりすると、めんどくささが3倍増しになる。一方LINEは同プラットフォーム内での伝達なので、相手の利用端末に関係なく、必ず届く。

6. 流れると困る要件は、ノートに貼れる

グループにはノートという機能があり、トークで流れた内容をコピーして貼っておけるスペースがある。トークは話がどんどん流れていくので、過去の重要な項目を参照するときに見つけづらくなる。あとできっと見返すなという項目は、ノートに貼っておけばいつでも見ることができる。

ざっと見ると、これLINEが優れてるというよりも、メールというシステムがダメダメだということの裏返しにしか過ぎないことがわかる。そう、今となってはもうメールは固定電話並みにレガシーな通信手段であり、進行中の情報を空中戦でやりとりするにはもう向いてないんである。

 

導入のハードル

もちろん、LINE導入のハードルがなかったかというと、そういうわけではない。新役員8名のうち、導入決定時には2名がLINE未経験者、1名はアプリは入れてあるもののグループを使ったことがないという状況であった。

グループ未経験者には、いったん友達になってグループから招待すれば、利用方法は個人対個人のトークと変わらないので、それほど難しい話ではなかった。

未経験者1名は、後日の新役員会でアプリのインストールから初期設定、グループ招待までガイダンスしてあげることで、無事導入に成功した。初めて使う人にとっては、ふるふるで友達になるという機能が驚異的に感じるようだ。半信半疑でスマホを振る姿がかわいい。あれ、あたしバカなことしてるんじゃ、という葛藤が垣間見える。

1 2 3

その他の記事

達成感の得られない仕事とどう向き合うか(甲野善紀)
あらためて「アメリカ放題」を解説する(西田宗千佳)
セキュリティクリアランス法案、成立すれども波高し(やまもといちろう)
圧力というものに関して(やまもといちろう)
「和歌」は神様のお告げだった〜おみくじを10倍楽しく引く方法(平野多恵)
「貸し借り」がうまい人は心が折れない(岩崎夏海)
週刊金融日記 第277号 <ビットコイン分裂の経済学、ハードフォーク前夜の決戦に備えよ他>(藤沢数希)
伸びる人は「2週間1単位」で生活習慣を整える(名越康文)
「朝三暮四」の猿はおろかなのか? 「自分の物語」を知ることの大切さ(福岡要)
古市憲寿さんの「牛丼福祉論」は意外に深いテーマではないか(やまもといちろう)
自民党・野田聖子さんご主人、帰化在日韓国人で元暴力団員と地裁事実認定の予後不良(やまもといちろう)
有料のオンラインサロンを2年やってみて分かったこと(やまもといちろう)
真の映画ファンが、ピンク映画にたどりつく入口! 高校生から観れる「OP PICTURES+フェス2021」がテアトル新宿で開催中(切通理作)
【告知】1月28日JILISコロキウム『文化資産と生成AI、クレカによる経済検閲問題』のお誘い(やまもといちろう)
日本が世界に誇るべき観光資源、温泉について(高城剛)
Contact Us()
Blogs()
megamenu-integration()
image()
divider()

ページのトップへ