片付けられない人は自分を「合理的」だと思っている
長年、「気持ち良い部屋」というものを研究する中で、ついには昨年、その考察や作り方をまとめた本まで出してしまった。
夜間飛行、2014年11月
部屋を考える会 著
あなたのやる気の99%は、部屋の「流れ」が決めている!!
あなたではなく、部屋が変われば、あなたの意思は自然に強くなり、眠っていた能力が引き出されます。
この本を出したことによって、今度は部屋を片付けられないことに悩む人にアドバイスしたり、手助けしたりする機会を持つようにもなった。
(※実例はこちら「ヘヤカツドットコム」)
そこで、例えば津田大介さんのオフィスを片付けたり――
津田大介(ネオローグ)ヘヤカツ実践録!(前編)
津田大介(ネオローグ)ヘヤカツ実践録!(後編)
2014年2月25日放送のNHK「あさイチ」では、片付けを手伝う様子を特集してもらったりした。
スゴ技Q 家事も!勉強も!効率アップ “動線”マジック |NHK あさイチ
すると、そうした活動の中で、ぼく自身も新たに気づかされたことがあった。
それは、「片付けられない人」というのは、たいてい「自分は合理的な考えの持ち主だ」と思っているということだ。そうして、自分自身の部屋の使い方に、変に「自信」を持っている。しかし、結果的に片付けられず、その理由が自分でも分からなくて悩んでいるのだ。
そこで気づいたのは、部屋の使い方には、「一見合理的に見えるけれども、実はよくよく考えると不合理」という、「ワナ」のようなものが存在している――ということだ。そして部屋を片付けられない人というのは、ほとんどがこの「ワナ」ハマっており、結果的に片付けられなくなっていた。
そこでこの記事では、部屋を片付けられない人がおちいりがちな「ワナ」(大きく分けて5つある)について、詳しくご紹介していきたい。これを知ることで、自分がそうしたワナにハマっていないか、あるいは知らず知らずのうちに片付けられなくなっていないか、チェックするうえでの参考にしていただければと思う。
【ヘヤカツ新刊続々登場!】
夜間飛行、2014年11月
KADOKAWA/メディアファクトリー、2014年11月
その他の記事
幻冬舎、ユーザベース「NewsPicks」に見切られたでござるの巻(やまもといちろう) | |
「愛する人にだけは見せたくない」顔を表現するということ(切通理作) | |
どうすれば「親友」ができるのか–赤の他人に興味を持つということ(名越康文) | |
オーバーツーリズムの功罪(高城剛) | |
なぜ、旅人たちは賢者のような眼をしているのか–旅こそが最良のソロタイム(名越康文) | |
日本はどれだけどのように移民を受け入れるべきなのか(やまもといちろう) | |
ショートショート「金曜夜、彼女のジョブ」(石田衣良) | |
【疲弊】2021年衆議院選挙の総括【疲弊】(やまもといちろう) | |
「価値とは何かを知る」–村上隆さんの個展を見ることの価値(岩崎夏海) | |
寒暖差疲労対策で心身ともに冬に備える(高城剛) | |
「オリンピック選手に体罰」が行われる謎を解く――甲野善紀×小田嶋隆(甲野善紀) | |
週刊金融日記 第292号【ビットコインのお家騒動は続く、ビットコインキャッシュ大暴騰他】(藤沢数希) | |
暗い気分で下す決断は百パーセント間違っている(名越康文) | |
資本主義の「貪欲さ」から逃げるように拡散するエッジ・ブルックリンの本当の魅力(高城剛) | |
旅を快適に続けられるための食事とトレーニングマシン(高城剛) |