岩崎夏海
@huckleberry2008

部屋を活かせば人生が変わる!

部屋を活かせば人生が変わる! 部屋が片付けられない人の5つの罠

ワナその3「収納場所を決めない」

 

「散らかしてしまう人」というのは、物の収納場所を決めていないケースが多い。

例えば、コーヒーをよく飲むからといって、机の上にコーヒーの粉袋をずっと置きっ放しにしている。これだと「コーヒーを飲みたくなったときにすぐに飲める」と、本人はとても「合理的」なつもりなのだ。

しかし、そこに「ワナ」がある。そういうふうに一つでも物を出しっ放しにしていると、今度は他の物も「これもよく使うから」と出しっ放しになるのである。
例えば、ハサミだったり栓抜きだったり、ティッシュだったり爪切りだったりと、日常的に使う物がなんでもかんでも机の上に置きっ放しになるのだ。

そうして結局、机の上が物で溢れかえり、散らかってしまうのである。

 

→解決方法「全ての物は、収納場所を決め、きちんとしまう」

 

 

ワナその4「物を動かさない」

 

片付けの下手な人には、「物を動かさない」という共通項がある。

例えば、鞄の中に物を入れっ放しにして、家に帰ってきても出したりしない。「どうせ明日も使うのだから、いちいち入れたり出したりするのは不合理だ」と思っている。

しかし、そういう人の鞄の奥がどうなっているかというと、「要らない物だらけ」になっているのだ。昔の領収書や期限の切れたクーポン券、押し潰されたガムや使いかけのポケットティッシュなど、ガラクタたちが化石のように積層している。彼らは、そうしたガラクタを毎日持ち運んでいるのである。そのため鞄が重くなり、結局非合理的なのだ。

片付けの下手な人は、これと同じで部屋の物を動かさない。例えば、よく使うお気に入りの下着などは、着るのと洗濯機とを往復するだけで、一度もクロゼットに戻らない。

おかげで、引き出しの奥の方には、使われない下着たちが化石のように積層している。それらが結局収納スペースを圧迫するため、物が片付かなくなるのだ。

 

→解決方法「物の出し入れを頻繁にし、余計な物を溜め込まない」

 

ワナその5「万が一に備える」

 

片付けの下手な人というのは、なぜか「万が一に備える」のが好きだ。

例えば、彼らは「万が一お客さんが来たときのため」に、客用の布団や客用の座布団、客用の食器や客用のパジャマなど、来客セット一式を後生大事に備蓄している。

しかし、それらの物が収納を圧迫して、彼らはたいてい部屋を散らかしている。そうして結局、お客さんを呼べないくらい汚い部屋になってしまっているので、本末転倒なのだ。

 

→解決方法「『万が一』という考えを捨て、余計な備えをしない」

 

まとめ

 

以上が、部屋を片付けられない人がおちいりがちな5つのワナである。
いかがだっただろうか? 当てはまるものはあっただろうか?

これらは、どれも一見合理的に見えるため、多くの人がおちいりがちだ。しかしながら、部屋の片付けというのは、そういうワナを乗り越えた先にしか待っていない。これらを乗り越えて、ようやく気持ち良い部屋作り――ヘヤカツが始まるのだ。

「部屋を活かせば人生が変わる」には、そういうワナを乗り越えるための実践的な方法や、片付けるうえでのさまざまなテクニックが掲載されている。もしよければ、こちらもご参照いただければと思う。

 

大好評新刊!『部屋を活かせば人生が変わる』413ISPOvcgL._SL500_AA300_

夜間飛行、2014年11月

部屋を考える会 著

amazonで購入する

 

 

 

 

 

※この記事はメルマガ「ハックルベリーに会いに行く」2014年2月24日号から構成したものです。

 

岩崎夏海メールマガジン「ハックルベリーに会いに行く」

35『毎朝6時、スマホに2000字の「未来予測」が届きます。』 このメルマガは、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(通称『もしドラ』)作者の岩崎夏海が、長年コンテンツ業界で仕事をする中で培った「価値の読み解き方」を駆使し、混沌とした現代をどうとらえればいいのか?――また未来はどうなるのか?――を書き綴っていく社会評論コラムです。

【 料金(税込) 】 864円 / 月 
【 発行周期 】 基本的に平日毎日

ご購読・詳細はこちら

http://yakan-hiko.com/huckleberry.html

 

岩崎夏海

1968年生。東京都日野市出身。 東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』など、主にバラエティ番組の制作に参加。その後AKB48のプロデュースなどにも携わる。 2009年12月、初めての出版作品となる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(累計273万部)を著す。近著に自身が代表を務める「部屋を考える会」著「部屋を活かせば人生が変わる」(累計3万部)などがある。

1 2 3
岩崎夏海
1968年生。東京都日野市出身。 東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』など、主にバラエティ番組の制作に参加。その後AKB48のプロデュースなどにも携わる。 2009年12月、初めての出版作品となる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(累計273万部)を著す。近著に自身が代表を務める「部屋を考える会」著「部屋を活かせば人生が変わる」(累計3万部)などがある。

その他の記事

教育経済学が死んだ日(やまもといちろう)
『魔剤』と言われるカフェイン入り飲料、中高生に爆発的普及で問われる健康への影響(やまもといちろう)
ブロッキング議論の本戦が始まりそうなので、簡単に概略と推移を予想する(やまもといちろう)
私の経営情報グループ『漆黒と灯火』の会員を募集したら一日で枠が蒸発した(やまもといちろう)
「朝三暮四」の猿はおろかなのか? 「自分の物語」を知ることの大切さ(福岡要)
「テレビを作る側」はどこを向いているか(小寺信良)
季節にあわせて世界を移動する食のブローカー達(高城剛)
Yahoo! JAPAN「爆速」の終わり(やまもといちろう)
「家族とはなんだって、全部背負う事ないんじゃない?」 〜子育てに苦しんだ人は必見! 映画『沈没家族 劇場版』(切通理作)
子どもに「成功体験」を積ませることよりも、親の「しくじった話」が子どもの自己肯定感を育むってどういうこと?(平岩国泰)
日本初の「星空保護区」で満喫する超脱力の日々(高城剛)
ショートショート「木曜日のエスケープ」(石田衣良)
ビジネスマンのための時間の心理学――できる人は時間を「伸び縮み」させている(名越康文)
「脳内の呪い」を断ち切るには(西條剛央)
「スルーする」ことなど誰にもできない――過剰適応なあなたが覚えておくべきこと(名越康文)
岩崎夏海のメールマガジン
「ハックルベリーに会いに行く」

[料金(税込)] 880円(税込)/ 月
[発行周期] 基本的に平日毎日

ページのトップへ