高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

「モノ」と「場所」に拡張していくインターネット

※高城剛メールマガジン「高城未来研究所」Vol.234より
 
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(メルマガに寄せられた質問に答えるQ&Aコーナーより)

 

Q:モノとインターネットが繋がるIoT「Internet of Things」が徐々に一般化されてきています。ドローンも広い括りでIoTに入るかもしれません。IoTはこれから普及していくと思いますが、モノとインターネットについてどう思いますか。(30代ITエンジニア)

※質問は一部編集部で要約しています
 
 

A:これからは「拡張されたインターネット」が増えていく

 
いまから10年近く前に出した自著に、「デジタルだけで完結する最後の十年」だと説きました。

この10年間でデジタル化できるものはデジタル化し、今後は完全にデジタル化できないがネットワークの延長線上にあるものが、ものすごく増えると思います。それが、IoTやインダストリー4.0、そしてドローンを含むロボティックス産業です。

ドローンを考えるとわかりやすく、また混乱も招きますが、ドローンには大きく2種類のドローンが存在します。

インターネットの延長線上にあるドローンと、そうではないドローンです。

現在、カメラがついて空撮を楽しんでいるドローンは後者で、今後の主戦場ではありません。

ドローン産業のメインは「拡張されたインターネット」にあるのです。

このようなことがあらゆるモノ、場所に言えます。

インターネットの延長線上にある炊飯器と、そうではない炊飯器や、インターネットの延長線上にある農地と、そうではない農地などです。

これが、2015年から10年間かけて起きる大きな社会変化であることは間違いありません。

そして、それまでの社会と圧倒的に違うのは「反重力」だと思います。

楽しくなりますね!

 

※この記事は高城剛メールマガジン「高城未来研究所」Vol.234を一部抜粋して作成しています。

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

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高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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