高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

年末企画:2019年度の「私的なベストガジェット」

高城未来研究所【Future Report】Vol.445(2019年12月27日発行)より

今週も、慌ただしい師走の東京にいます。

この年末は先週の「私的なベストカメラ」に引き続き、多くの皆様からご要望を頂戴しました「私的なベストガジェット」をお送りしたいと思います。
この一年も数多くのデジタルガジェットを購入(もしくは散財)してまいりました。
その中から、選りすぐりの逸品(もしくは珍品)をご披露したく思います。

第1位は、フィリップスの「Smart Sleep」。
最近出たばかりの製品ですが、僕の慢性時差ぼけに大いに役立っています。
睡眠は、量より質が大切なのは言うまでもありませんが、この「Smart Sleep」は、実際には聞こえないサウンドを使って、より深い眠りへと誘います。
ただし、この製品は人によって向き不向きがあるようで、勧めた周囲の友人たちには、効果があった人とない人に大きく二分されました。
メーカーも、その点を理解しているのか、現在購入後効果がなかったら、二週間以内であれば返品可能です。
また、この製品を映えある「私的なベストガジェット」第一位に選んだ理由は、今後「スリープテック」に注目している点からでもあります。
年末を彩るLEDは、実に眼(と心)に悪く、睡眠に影響を及ぼします。

続く第2位は、Huaweiのファブレット「Mate X」。
今年は、数ヶ月おきに買ってしまう「android病」に罹ってしまったことをお伝えしましたが、その中で選んだ逸品が、こちらです!
夢にまで見た折りたたみ型のタブレットというか、画面が二倍に広がるスマートフォンと呼ぶか、とにかく未来感と完成度が素晴らしい。
ただし、Huaweiは米国からの経済制裁企業ということもあって、Google関連アプリが一切インストールされていません。
そこで、自力でYoutubeからGmailまでインストールする必要があるのですが、なかなか手間がかかり、だからこそ懐かしい自作感があって面白いとも言えます。
現在は、「通」(もしくは「痛」)以外の方は、買え控えましょう。

そして第3位は、「HyperVolt Puls」。
筋膜リリースに最適な前作Hyper Iceの「HyperVolt」。
新作の「HyperVolt Puls」は、1.5倍のパワフルなモーターを搭載し、どんなセルフマッサージャーよりも強力な振動を備えました。
ドローンでおなじみ、ブラシレスモーター60Wが90Wに!
一方、重さは少しアップして、1.3kgに。
もう、振動する本製品を持っているだけで運動です。
この点から、女性のセルフケアには向きません、色々気持ちいいけど。

最後になりますが、本年もご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。
来年も他にはないオンラインおよびオフライン共々、新しい試みに挑戦していきたいと思っています。
引き続きお付き合いいただければ幸いです。

どうか皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.445 2019年12月27日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

その他の記事

一流のクリエイターとそれ以外を分ける境界線とは何か?(岩崎夏海)
地味だが「独自色」が蘇った今年のCEATEC(西田宗千佳)
中国国家主席・習近平さん国賓来日を巡り、アメリカから猛烈なプレッシャーを受けるの巻(やまもといちろう)
新卒一括採用には反対! 茂木健一郎さんに共感(家入一真)
教養の価値ーー自分と世の中を「素直に見つめる」ということ(岩崎夏海)
ハードウェア事業を見据えたアップルのしたたかなプラットフォーム戦略(本田雅一)
僕がネットに興味を持てなくなった理由(宇野常寛)
キューバの有機農業に注目しているのは日本の一部の人たちだけという現実(高城剛)
俺らの想定する「台湾有事」ってどういうことなのか(やまもといちろう)
「AV出演強要問題」揺れるオフィシャルの対応(やまもといちろう)
ファミリーマート「お母さん食堂」への言葉狩り事案について(やまもといちろう)
空想特撮ピンク映画『ピンク・ゾーン2 淫乱と円盤』 南梨央奈×佐倉絆×瀬戸すみれ×国沢実(監督)座談会(切通理作)
Amazon Echoのスピーカー性能を試す(小寺信良)
「朝三暮四」の猿はおろかなのか? 「自分の物語」を知ることの大切さ(福岡要)
冬のビル籠りで脳と食事の関係を考える(高城剛)
高城剛のメールマガジン
「高城未来研究所「Future Report」」

[料金(税込)] 880円(税込)/ 月
[発行周期] 月4回配信(第1~4金曜日配信予定。12月,1月は3回になる可能性あり)

ページのトップへ