
ちょっとこれからいろいろと進めている手配や段取りを調整し直すところではあるのですが、私事ながら、しばらく懸念していた両親や親族の体調不良もありまして、しばらく半分引退するような生活を送ることになりました。
と言いますか、ここ2年ぐらいも企業実務の世界を離れ、学術研究その他の世界にも片足を突っ込みながら個人的な投資業務やファンド運営をやっているという状態だったのですが、いままで以上に家族との暮らしを優先していきたいと思うようになりました。
もっとも、ネットでの活動や、モノを書いたりすることそのものはライフワークとして続けていきたいという希望はあり、日々の暮らし向きが大きく変わるかどうかはまだ未知数ですが、介護と育児により一層のエネルギーを注ぐことが自分の人生にとって大事だろうと考え、決断したわけであります。
2月から4月にかけて、親族の度重なる入院もあって仕事をいくつか整理した(仕事を辞めたり、顧問のような立場にさせていただいたりした)こともあって、都議会選挙に出馬するのではないかという根も葉もない噂を立てられて取材が来たりして難儀をしましたが、元から政治家志向は私にはなく、その可能性は皆無であることは改めてここでもお伝えしておきます。体力にも自信がないし、あんまり人の上に立つことに興味がないんですよね、わたし。
厚生労働省や東京大学、またネットでは社会保障関連の記事を書くことも多いわけなのですが、まさか自分が介護離職みたいな状態になるとは思いもよりませんでした。お金の力で解決できることは実はほんのわずかで、結局は自分が納得し、親族が安心して未来を託せるような生き方をしようと思うと、そんなに選択肢はないのだということでもあります。
幸いにして、私はそれ相応以上の経済力があった分、別に私が仕事を幾つか辞めても何も不自由がないのですが、年老いた両親を連れていろんな施設を回ったり入院先で他のご家族とお話をしてみると、やはり大変な苦労をして介護に取り組んでおられるご家庭もあります。一方で、誰からの支援も得られずひとりぼっちで長い入院生活を送っている高齢者も少なくないのが現実です。
実のところ、しばらく家内の体調も芳しくなく、育児も壮絶であることもあって、すべてを両立させるためにも実家と施設と学校とに近いところにセカンドハウスでも持つのか、もっとヘルパーさんに入っていただいて乗り越えていくのかは思案中です。たぶん、すべての条件を満たす100点満点の回答などどこにもなく、自己満足にならないよう、誰かに頼り切りにもならないよう、考えることはたくさんあるのだなあと思ったりもします。
課題も懸案もたくさんある中で、自分の人生や家族のこと、教育のこと、さまざまな要素を考えたうえで自分の人生が多少遠回りでも「いまできることをしっかりやろう」という判断になったよ、ということで、ご理解いただければ幸いです。
やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」
Vol.189 新たな決断についてのご報告。そして「都民ファーストの会」への懸念やデータドリブン社会にまつわる論考など
2017年4月29日発行号 目次

【0. ご報告など】いままで以上に家族との時間を大事にすることにしました
【1. インシデント1】まもなく都議会選挙だが「都民ファーストの会」は大丈夫なのか
【2. インシデント2】IoTでデータドリブンな社会が進む先にあるちょっとした罠
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A
やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」のご購読はこちらから

その他の記事
|
なぜ母は、娘を殺した加害者の死刑執行を止めようとしたのか?~ 映画『HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話』佐藤慶紀監督インタビュー(切通理作) |
|
依存癖を断ち切る方法(高城剛) |
|
現代日本の結婚観と現実の夫婦の姿(やまもといちろう) |
|
季節の変わり目と心身のリセット(高城剛) |
|
土建国家の打算に翻弄される南アルプスの美しい山並(高城剛) |
|
「朝三暮四」の猿はおろかなのか? 「自分の物語」を知ることの大切さ(福岡要) |
|
他人と和解したければまず「身体を動かす」ことから始めよう(名越康文) |
|
『エスの系譜 沈黙の西洋思想史』互盛央著(Sugar) |
|
観光バブル真っ直中の石垣島から(高城剛) |
|
週刊金融日記 第271号 <美術館での素敵な出会い 傾向と対策 他>(藤沢数希) |
|
日本のウェブメディアよ、もっと「きれい」になれ!(西田宗千佳) |
|
効率良くやせるためのダイエットについてのちょっとした考察(高城剛) |
|
「#metoo」が本来の問題からいつの間にかすべてのハラスメント問題に広がっていくまで(やまもといちろう) |
|
MacBook Proをサクッと拡張する「QacQoc GN28G」(小寺信良) |
|
そんなに「変」じゃなかった「変なホテル」(西田宗千佳) |











