本田雅一
@rokuzouhonda

メルマガ「本田雅一の IT・ネット直球リポート」より

すべてをデジタル、すべてをオンライン。成功と失敗と挑戦

※この記事は本田雅一さんのメールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」 Vol.080「すべてをデジタル、すべてをオンライン。成功と失敗と挑戦」(2021年1月24日)からの抜粋です。

当初、どのようなものなのかわからなかった新型コロナウイルスも、だんだんとその特徴が明らかになってきたことで、世の中は変化せざるを得なくなってきています。ふと友人が「ウィルスって夜行性なんですかねぇ」と冗談を言い始めて笑ってしまいましたが、夜20時までに飲食店営業を制限するのは、もちろんウイルスが夜行性なわけではなく、お酒を飲み過ぎになりがちな夜の営業を制限することで、ついつい騒いで感染リスクを高めることがないよう、という配慮なのでしょう。

そんなことにエビデンスはあるのか? と思ったら、すでに飲食店での感染リスクがスポーツクラブの4倍あるという報告もあるようなので、ある程度は実態に即したものなのでしょう。

新しい常識を受け入れるしかない昨今ですが、飲食店だけではなく、人が多く集まることに価値を見出してきた事業は、そのほとんどが形を変えていかねばなりません。多くの場合はデジタル化、オンライン化を進めるわけですが、決してうまくいっているとは言えません。

コロナ禍が始まったころは「この一年をなんとか」といった“一時凌ぎ”のアイディアがたくさん出てきましたが、もはや「新しい事業形態」を考えねばならないことは明白です。しかし、長い時間をかけて収斂してきた事業の形を大きく変えるのですから、時間がかかるのは当然のことです。

それは理解しているのですが、それでも少々お粗末、と感じたのは、毎年1月に開催されてきたCESの“All-digital版”でした。いろいろな意見があるでしょうが、世界の名だたるテクノロジー企業が集まるイベントでありながら、展示会のオンライン化に完全に失敗していました……
 
(この続きは、本田雅一メールマガジン 「本田雅一の IT・ネット直球リポート」で)
 

本田雅一メールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」

2014年よりお届けしていたメルマガ「続・モバイル通信リターンズ」 を、2017年7月にリニューアル。IT、AV、カメラなどの深い知識とユーザー体験、評論家としての画、音へのこだわりをベースに、開発の現場、経営の最前線から、ハリウッド関係者など幅広いネットワークを生かして取材。市場の今と次を読み解く本田雅一による活動レポート。

本田雅一
PCハードウェアのトレンドから企業向けネットワーク製品、アプリケーションソフトウェア、Web関連サービスなど、テクノロジ関連の取材記事・コラムを執筆するほか、デジタルカメラ関連のコラムやインタビュー、経済誌への市場分析記事などを担当している。 AV関係では次世代光ディスク関連の動向や映像圧縮技術、製品評論をインターネット、専門誌で展開。日本で発売されているテレビ、プロジェクタ、AVアンプ、レコーダなどの主要製品は、そのほとんどを試聴している。 仕事がら映像機器やソフトを解析的に見る事が多いが、本人曰く「根っからのオーディオ機器好き」。ディスプレイは映像エンターテイメントは投写型、情報系は直視型と使い分け、SACDやDVD-Audioを愛しつつも、ポピュラー系は携帯型デジタルオーディオで楽しむなど、その場に応じて幅広くAVコンテンツを楽しんでいる。

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