藤沢数希のメルマガ『週刊金融日記』第287号(2017年10月10日発行)より、冒頭部分をお届けします。
〘第287号 目次紹介〙
/ 週刊金融日記
// 2017年10月10日 第287号
// イケメンは貧乏なほうがモテることについての再考察
// 小池百合子は出馬するのか
// 五反田のホテル街にある安くて美味しい焼き鳥
// 34歳ですがナンパした21歳保育士に「オッサン」と言われてしまいました
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
最近は急に寒くなってきて、風邪も流行っているようです。みなさん、睡眠をよく取って風邪には気をつけてください。
さて、ビジネス経済誌週刊SPA!で連載している映画コラムですが、今回発掘したB級というのは失礼ですがちょっとマイナーな映画はなかなかの面白さでした。テーマは女同士の恋愛なんですが、こんなふうにバーやストリートで美女にアプローチして、落としたい!
『週刊SPA! 10/10・17合併号 モテる映画工学:アンダー・ハー・マウス』 http://amzn.to/2z9AIGr
●アンダー・ハー・マウス(オフィシャルサイト)
http://underhermouth.jp
僕は香港でiPhone 8 Plusを買ってきたのですが、これに日本の格安SIMを入れました。僕はiPhoneとAndroidの二台持ちだったのですが、じつはiPhoneはずっと5Sだったんですよね。SIMフリーにできないやつで、ソフトバンクがキャリアで、もう4年間も使っておりました。Twitterなどで上げている料理の写真は、すべて4年以上も前の5Sだったんです。
暗号通貨のトレーディングなんかをはじめたりして、ラップトップからテザリングすることが多くなったんですが、この月額1万円近くするソフトバンクは、なんか知りませんが、すぐにデータ量がトリガーに達して、ガンガンとスピードを落とされます。それで仕方なく、5Sでネットにつなぐ必要があるときは、AndroidのUQ Mobile(月額1600円ぐらい)のテザリングに、5Sを繋いでいる始末です。いや正規のキャリアを使っている人たちって、本当に悪いものに高い金を払う情弱でしかないんだな、としみじみと思っておりました。
で、買い替えタイミングを4年も待って、香港バージョンの8 Plusを買ったので、ソフトバンクともこれでおさらばです。ああ、すっきり。
さて、香港バージョンのiPhoneですが、これがめちゃくちゃいい! 写真のシャッター音が出ないんですよ。僕みたいに、仕事でレストランの写真なんかを撮らないといけない人は、これは本当に素晴らしいです。もう、日本のiPhoneには二度と戻れません。レストランなどで頻繁に写真を撮らないといけない人はそんなにいないと思いますが、わざわざ香港まで旅行して買いに行く価値は十分にありますよ。
まあ、香港版iPhoneは2万円ぐらい余分に払えば通販でも買えるんですけど、格安航空券なら空いてるときは2万円とか3万円とかで香港往復できますから、せっかくなので飲茶を食べるついでに、香港まで買いに行くといいと思います。
先週すでにお知らせしたように、ブロゴスのメルマガ・プラットフォームは来年にはサービスを停止する予定ですので、ブロゴスで週刊金融日記を購読している方は、お手数ですが他のプラットフォームにお乗り換えください。よろしくお願いします。
今週も面白い投稿がいくつもありました。見所は以下のとおりです。
―漫画版『ぼく愛』を読んでゴールできました!
―性癖が一緒の女性に非モテコミットしそうです
―34歳ですがナンパした21歳保育士に「オッサン」と言われてしまいました
―投票所ルーティーン
―オンライン英会話の売上が伸びません
―新宿ゴールデン街プロコトル
それでは今週もよろしくお願いします。
1.イケメンは貧乏なほうがモテることについての再考察
経験的に、イケメンはむしろ貧乏なほうがモテることがよく観察されてきた。クラブなんかでナンパしていても、イケメン&金持ちのスターと、貧乏なイケメンでは、モテ度は似たようなものというか、むしろ貧乏なほうがモテることがよくあるのだ。逆に金持ちをアピールする場合、イケメンであることはむしろネガティブに働くこともある。金持ち男性が美人の奥さんを持っていることは通例だが、その際に、その金持ち男性の顔がイケメンかどうかはあまり重要ではないように思える。むしろ、金持ちはブサメンであるほうが、奥さんの美人度が高いというデータさえあるのだ。さらに、観察によると、ファッションモデルなど自分の美しさを売り物にしている女性ほど、驚くほど男性のルックスは気にしない。気にしないどころか、むしろ積極的にイケメンを避け、ブサメン×超金持ちの男たちを物色しているようにさえ見えるのだ。
ちょっと芸能界を見渡してみても、超イケメン&才能も認められており大金持ち、という非の打ち所がない俳優や歌手よりも、ブサメンで金持ちのお笑い芸人とか、イケメンだけど一流にはなれないロック歌手とかのほうが、明らかに美人とやりまくっている。
これは恋愛工学のひとつのミステリーであった。
伝統的に、恋愛工学ではこの問題を、女性が男性を評価する際には、Good GenesとGood Dadというふたつの評価軸があり、それは単純な線形結合ではないとして効率的恋愛市場仮説に基づく理論を構築してきた。
『週刊金融日記 第12号 Good Genes or Good Dad?』
『週刊金融日記 第13号 女の生理周期と浮気の関係』
『週刊金融日記 第22号 1+1が2ではない男のカオとカネ』
『週刊金融日記 第27号 高額所得者は本当にモテるのか?』
『週刊金融日記 第42号 女心の基本的な数理モデル』
要するに、女は男を見たとき、その男をGood Genes枠か、Good Dad枠に分けるのであり、前者であればカネは気にせず、後者であればカオは気にしないわけだ。さらに、浮気戦略を取ることにより、Good Dadとつきあいながら、Good Genesと浮気をして、カネとイケメン遺伝子の両方を得ることも可能だ。もちろん、こうした浮気戦略には、相応のリスクが伴うだろうが。
しかし、最近、こうした恋愛工学モデルは、必ずしも「イケメンは貧乏なほうがモテる」という現象の本質を捉えていないのではないか、と感じるようになってきた。じつは、もっと単純なことが背景にあるように思えるのだ。
そのひとつのヒントは、心理学者サイモン・チュー、ダニエル・ファー、ルナ・ムニョス、ジョン・ライセットらの出会い系サイトを使った包括的な実証研究に見つけることができる。
(続きは藤沢数希のメールマガジン『週刊金融日記』第287号にてお読みください)
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藤沢数希・著『損する結婚 儲かる離婚』
男女双方とも、簡単に全財産以上の金額が吹っ飛ぶのが結婚という金銭契約です。 「結婚はデリバティブ取引と同じでゼロサムゲーム。こと金に関しては夫婦は食うか食われるかの関係にある」。金融工学と恋愛工学について研究を重ねてきた藤沢数希が、適切な結婚相手の選び方を具体的なケースを元に解き明かす!
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