やまもといちろうメルマガ「人間迷路」より

自民党・野田聖子さんご主人、帰化在日韓国人で元暴力団員と地裁事実認定の予後不良


 表題からしてカロリー過剰な感じがしますし、最高裁まで争う感じのネタなのかなあと思っていまして、地裁では勝ったんですがいきなり記事にするのもどうもなと思っていたら、先に新潮さんが記事にしてしまいました。

 実は、私も野田聖子さんのご主人、木村文信さん(韓国名:鄭文信さん)から名誉毀損で訴えられているんですよね。文藝春秋社や新潮社と並んで「山本一郎」という名前が被告に連ねられているのがどうにもこうにもと思うわけですが、とにかく訴えられて、東京地裁では原告の請求棄却ということで勝訴いたしました。

 ただまあ、思うことはたくさんありまして、別段野田聖子さんのご主人にはそれほど深い面識はなかったもののあまり悪意はなく、むしろ木村文信さんが乗っかっていた「SPINDLE」、通称GACKTコインとかいう野良の草コインの問題のほうが大きかったのです。どうにか成功させようと、木村文信さんが野田聖子事務所に金融庁の職員を呼び出して話を聞いたという点で、私はそれを見て「当時総務大臣で、自由民主党の有力議員でもある野田聖子さんの名声や権力を使って金融庁に『SPINDLEを仮想通貨のアルトコインとして市中で売買できる上場をできるよう圧力をかけようとした』のだな」と思いましたし、普通に当局にお願いに上がる業者であればむしろ合同庁舎7号館に出向くだろうと感じました。

「野田聖子」夫は「元暴力団員」…裁判所が異例の認定

やまもといちろう公式BLOG

 先にノリノリで新潮さんに書かれてしまったので、なぜか私が記事の仕込みが終わってなくて置いてけぼりなのが最高にロックではありますが、あとで私の公式BLOGのほうに判決文でもアップしておきたいと思います。

 争点は幾つかあると思うのですが、仮に元暴力団員が伴侶であったとして、それはいわゆる反社会的勢力の扱いになるのかどうかという点です。裁判ではこのあたりの点は問題にはならなかったのですが、公人中の公人である野田聖子さんがその伴侶にどのような人を選ぼうとも、現時点でそのような関わり合いを持たない人物であるならば問題視されるべきではないとするのかどうか。

 問題があるとするならば、そこから派生したGACKT氏も反社会的勢力とのタッチがあるという話になりますし、野田聖子さんも政治生命にかかわる部分ですから、いままでどちらかというととても曖昧であったこの線引きが(個別判断の色合いは濃いとはいえ)どこまで明確化されるべきか問われることになると考えます。

 一方で、野田聖子さんも政治家として少子化対策も含めた政策面では私個人としては共鳴する部分もありますし、このあたりの話は是々非々であるべきとも感じます。菅義偉政権が揺らいでいる状態で、仮にオリンピックが開催できないよ、ワクチン接種が遅れて多くの日本人がコロナウイルスの犠牲になるよということであれば、総裁選にも野田聖子さんが担ぎ出されることがあるかもしれませんが、変な形で本件が汚点にならないといいなと思います。
 

やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」

Vol.Vol.330 野田聖子さんのご主人にまつわるあれこれに触れつつ、テスラ取締役・水野弘道さんの動向や最近一部で流行りつつあるNFTを語る回
2021年4月30日発行号 目次
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【0. 序文】自民党・野田聖子さんご主人、帰化在日韓国人で元暴力団員と地裁事実認定の予後不良
【1. インシデント1】テスラ取締役・水野弘道さんがTwitterで繰り広げるポジショントークと場外乱闘戦
【2. インシデント2】突然盛り上がりつつある「NFT」についての雑感
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A

 
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やまもといちろう
個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。

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