高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

リピーターが愛してやまない世界屈指の炭酸泉

高城未来研究所【Future Report】Vol.540(2021年10月22日発行)より

今週は、 大分県竹田市直入町にある長湯温泉にいます。 

「じゃらん人気温泉地ランキング2021」で秘湯部門1位を獲得した長湯温泉は(2位は長野県野沢温泉、3位は秋田八幡平温泉郷)、過度なインバウンドにより、わずか10年でまったく別の街になってしまった湯布院や、近年、秘湯っぽい感じで売り出し、多くの観光客を集めて秘境ではなくなった黒川温泉とは相反するように、格段、大きなプロモーションは行っていない温泉郷です。
大型旅館や地域のまとまりがいまひとつだったことも功を奏して、インバウンド客に知られなかったことから、コロナ禍でも他地域と比べ、そこまで大きなダメージが見られません。
僕が泊まった宿屋も、平日でもほぼ満室。
その秘密は、リピーターが愛してやまない世界屈指の炭酸泉にありました。

炭酸泉とは湯中に重炭酸イオンが溶け込んだ天然温泉のことで、地元温泉病院の院長で温泉研究家でもある伊藤医師によれば、炭酸泉による作用が血流を増やし、老廃物や痛み成分の排出を促す働きにより「血管そのものが若返る」と、他に類を見ない温泉効果を話します。
確かに、湯上がりの感じが違います!

この高い効能が認められ、長湯温泉に1週間以上滞在することなどを条件に、施設利用費および交通費を医療費として保険適用(課税対象となる所得額から控除)できるほどですが、このような制度もほとんど知られていません。

今回、中秋の名月を秘湯で見ようと満月の日に訪れましたが、実は「ラムネ風呂」とも言われる天然炭酸泉は、32度を超えると気泡が溶け込んでしまいます。
ですが、32度の湯温では流石に寒い(山中は、朝晩氷点下です)。
そこで、もっとも保温効果が高い41度の温泉と気泡を感じる32度の温泉に交互に入るのが長湯温泉の楽しみ方だと、地元の方々に教えていただきました。
これだと寒くならず、気泡も感じます。

また、「飲泉」としても効能がある地元のミネラルウォーター「マグナ1800」を飲むと、味覚によって体に不足しているミネラル成分がわかります。
もし、飲んで酸味を感じたらカルシウム不足、しょっぱいと感じたらカリウム不足、血のような味を感じたら鉄不足、苦味を感じたらマグネシウム不足、渋みを感じたら亜鉛・鉄不足とのこと。
早速飲んでみますと、とても甘く感じましたので、それなりに体内ミネラルが十分なんだと自己診断した次第です。

さて今週、北九州から入って、中津、長湯温泉から阿蘇を通って熊本まで行く予定でしたが、道中、世界最大の活火山・阿蘇中岳が噴火しました! 
噴石は20〜30センチのものが900メートル飛散し、また、火砕流が火口から約1.3キロの地点まで到達しています。
https://www.dailymail.co.uk/news/article-10110891/Japans-Mount-Aso-erupts-spewing-hot-gas-ash-11-500ft-air.html#v-18296497555648483270

現在、報道各社がカメラを構えて中継している中岳火口から西へ約35キロ離れた展望台より、直線距離にすると内側におりますが、阿蘇周辺のいくつかの道が封鎖されていることから進路を変えるしかありません。

昔から天変地異が起き、それが狩猟の合図になると言われた10月の満月「ハンターズムーン」。

いままさに、噴火と満月の両方を眺めながら、火の国の豊穣の季節を感じる今週です。
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.540 2021年10月22日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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