高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

自分流ハイブリッドで身体を整える

高城未来研究所【Future Report】Vol.761(2026年1月16日)より

今週も、スリランカにいます。

1年から1年半に一度、アーユルヴェーダの施設に半月ほど入って徹底的にデトックスするのを、もう15年以上続けています。現代の生活は、意識していないだけで、常に体と神経を消耗させている日々が続きます。
食べ物、街の光や音、止まることがない情報、目に見えない化学物質、そして、人と人が近いことから生じるストレス。何が良い悪いではなく、そういう環境に身を置いている以上、どこかで帳尻を合わせないといけません。

今回アーユルヴェーダ施設に入るにあたり、事前に血液データや遺伝子データを医師と共有しました。このデータを元に体内の毒素(アーマ)を排出し、心身のバランス(ドーシャの乱れ)を整えるための究極のデトックスである「パンチャカルマ」(5つの浄化療法)や、シロダーラを5日連続で行いました。
この施術は眉間の「第三の目(アージュニャー・チャクラ)」に、その人に現場に最適な薬草オイルを一定のリズムで垂らし続け、脳内のゴミを掃除する「グリンパティック・システム」を加速させる効果があります。

通常、シロダーラは1回〜3回で終わる場合がほとんどだと思いますが、今回は、5日連続に設定。こうすると、3日目あたりから完全に意識のスイッチが切り替わり、思考が止まって、ただ「在る」という状態だけに入ります。そして4日目、5日目になると、まるで頭の中に溜まっていた古いプログラムが、どろどろと溶け出して流れ落ちていくような感覚が続きました。

そのタイミングで、日本から持ち込んだ幹細胞培養上清液を点鼻します。鼻腔から吸収された成長因子やエクソソームが、神経系に直接届くタイミングを見計らい、シロダーラで脳脊髄液の流れが整って、脳のバリアが一時的に緩んでいる状態で、そこに修復シグナルを大量に送り込みます。

これが予想以上に強力で、終わった後の頭のクリアさは、今まで経験したどのデトックスとも別次元でした。おそらく、ここに至るまでの食事療法やパンチャカルマのひとつ「ヴィレチャナ」(パーゲーション=下剤を用いて消化管の老廃物を矯正排泄する浄化療法)も、功を奏したんだと思います。

もちろん、身体だけではなく、取り巻く外側のレイヤーも同時に整えています。その鍵となるのが、パンチャコーシャ(五つの鞘)です。昨年リリースした自著でもお伝えした通り、人間は肉体だけでできているわけではありません。

・アンナマヤ・コーシャ(食物鞘):肉体
・プラーナマヤ・コーシャ(生気鞘):呼吸・エネルギー
・マノマヤ・コーシャ(意思鞘):心・感情
・ヴィジュニャーナマヤ・コーシャ(理知鞘):知性・判断
・アーナンダマヤ・コーシャ(歓喜鞘):魂・至福

これら目に見えないものも含んだ5つの層が重なり合って、一人の人間を形成しています。 いわゆる病院やクリニックで行われる施術は、一番外側の「肉体」へのアプローチに過ぎません。しかし、不調の原因が「エネルギー」や「感情」の滞りにある場合、いくら肉体を治療しても根本的な解決しづらい。

アーユルヴェーダ施設では、パンチャカルマなどを通じて三層めのマノマヤ・コーシャまでどうにかたどりつけますが、その先の階層にはなかなか到達できません。
何年もかけて、日々修行のように過ごせば違うのかもしれませんが、そこで日本から持ち込んだ量子フィールド・デバイスを用いて、一気に最後の二層を整えます。
パンチャカルマによって肉体の毒素が抜け、シロダーラによって脳のノイズが消えている状態だと、このエネルギー療法への反応(レゾナンスやコヒーレンス)が驚くほど良くなります。

「知性の層」と言われるヴィジュナマヤ・コーシャが整えば、「考えること」がなくなり、必要なアイデアや、やるべきことは、勝手に浮かんできます。さらに、「歓喜の層」と言われるアーナンダマヤ・コーシャが整うと、何もしていなくても、ただここにいるだけで溢れてくる「喜び」を感じるようになるのは、実に不思議な体験です。 

ここ数年、この「自分流ハイブリッド」の形がだんだん明確になってきました。伝統的なアーユルヴェーダはもちろん素晴らしいのですが、現代を生きる僕らには、もう少しスピード感と精度が欲しい。だからこそ、5000年の叡智の上に、今の最先端のバイオメディカル・テクノロジーやエネルギー医療を重ねていくのが、自分にとって最善の方法です。

現代社会は「もっと、もっと」と常に加速を求めますが、本当のアップデートは、むしろ「減らす」「剥がす」「調整する」ことからしか生まれません。

この国の湿った風に当たりながら、今日もまた、少しずつ余計なものが抜けていくのを感じます。
焦らず、誇張せず、淡々と。
身体が勝手に整っていく余白をつくることだけに集中する今週です。
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.761 2026年1月16日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 大ビジュアルコミュニケーション時代を生き抜く方法
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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