鏡リュウジ
@Kagami_Ryuji

鏡リュウジのメルマガ『プラネタリー夜話』より

「不自由さ」があなたの未来を開く

【ご案内】

鏡リュウジさん新刊『秘密のルノルマン・オラクル』、2014年8月10日発売決定!

510VALZzYSL._SL500_AA300_日本初。36枚のルノルマンカードと本格的な解説書のセットが登場!! 欧米で大ブーム! ルノルマンカードとは? ナポレオン妃お抱え占い師マドモアゼル・ルノルマンに由来する伝説のカード占い。 近年、タロットよりすごいと欧米を中心大評判のルノルマンカードを、西洋占星術・神秘学研究の第一人者である鏡リュウジ氏が紹介。タロットでもトランプでも、天使カードでもない、新たに再発見されたオラクルカードとして世界的ブーム!

世間への違和感は大きなチャンス

以前、テレビで池上彰さんとマツコ・デラックスさんの番組を興味深く拝見した。日本や世界をとりまくさまざまな問題をわかりやすく解説、そのうえでお二人から視聴者それぞれが自分なりの考えを導けるように、という趣向。 頭のいいお二人のことなので、原稿を書いている手をとめて、ついつい引き込まれてしまった。

高等教育が日本語で受けられるということ

そのなかで印象的だったのは、「日本人は英語ができないのはなぜ」というもの。よく言われることだが、日本人は義務教育と、ほとんどの人がいく高校で英語を学ぶのに、英語を話すのが苦手。これは教育システムに問題があるのではないか、ということ。

それに対しての池上さんの解説は、目から鱗が落ちるようなものだった。ほかのアジア諸国では、高等教育を受けようとすると、必然的に英語で教育が行われてしまう。自国語で近代的な学問を学ぶしくみがつくられてはいない。 一方で日本では、明治から大正期に西洋の学問のほとんどが日本語化され、結果として日本人は高等教育を日本語で受けることができるようになった。そのため、外国語を学ぶ必然性が低いのだ、ということ。 英語を話すということより、実際には話す内容があるかどうかの方がずっと大事、ということであった。

これにはなるほど、とうなずくことが多かった。 ぼくも英語は話すのは得意ではないが、自分の専門的なジャンルなら、一応、翻訳などもする程度にはできるようになっている。 どのようにして英語を学んだのですか、と聞かれることもあるのだが、一言でいえば、占星術やオカルトといったものを学びたいから、ということだった。

1 2 3
鏡リュウジ
1968年3月2日生まれ。占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。占星術・占いに対する心理学的アプローチを日本に紹介したことで、幅広い層から圧倒的な支持を受け、従来の『占い』のイメージを一新する。英国占星術協会、英国職業占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授。

その他の記事

チェルノブイリからフクシマへ――東浩紀が語る「福島第一原発観光地化計画」の意義(津田大介)
“日本流”EV時代を考える(本田雅一)
「控えめに言って、グダグダ」9月政局と総裁選(やまもといちろう)
20世紀の日米関係がいまも残る基地の街(高城剛)
【第1話】日本型雇用の未来は君の肩に……(城繁幸)
米国大統領選まで1ヵ月(高城剛)
すべてがオンラインへ(高城剛)
ネットは「才能のない人」でも輝けるツールではありません!(宇野常寛)
閉鎖性こそがグローバル時代の強みにもなる可能性(高城剛)
東京新聞がナビタスクリニックの調査を一面で報じたフェイクニュース気味の事態の是非(やまもといちろう)
ゲームと物語のスイッチ(宇野常寛)
議論の余地のないガセネタを喧伝され表現の自由と言われたらどうしたら良いか(やまもといちろう)
ふたつの暦を持って暮らしてみる(高城剛)
オーバーツーリズム問題の解決を阻む利権争い(高城剛)
GAFA+Nの存在感、その価値の本質(本田雅一)
鏡リュウジのメールマガジン
「プラネタリー夜話」

[料金(税込)] 550円(税込)/ 月
[発行周期] 月2回発行(第2,第4月曜日配信予定)

ページのトップへ