やまもといちろうメルマガ「人間迷路」より

41歳の山本さん、30代になりたての自分に3つアドバイスするとしたら何ですか

 

3. 30代よりも冒険的な40代を迎えます。もっと能力を信じましょう。

30代で激動の10年を過ごしますが、40歳になってからのほうが環境の大きく変わる日々を過ごします。貴方の最大の能力は、土壇場で物事をどうにかしたり、ルールのないところで適切な立ち回りのできる部分です。咄嗟の段取りと頭の回転の速さで切り抜けることでしょう。その能力は30代のころは炎上案件で培われましたが、40代で意外な分野で花が開くことになります。

 

恨みや嫉妬を買って変な連中に付きまとわれても、あるいは大事な人が問題に巻き込まれても、必ず最悪の状況をすり抜けられる危険察知能力と先を見通す能力を発揮でき、情報提供をしてくれる友人たちが現れます。そうこうしているうちに、勝手に相手が自滅したり仲間割れしてくれます。馬鹿は適当にあしらって、自分のしたいことに集中しましょう。

 

死んでも家族を守りたい

30歳のときに覚悟した、いつ死んでもいいという感情が、求めている家庭が実現した瞬間に「死んでも家族を守りたい」という願いに変わったというのが私の30代の最大のイベントであり、それ以外の仕事その他というのは単なる人生の付属品みたいなものです。

 

そりゃあ仕事や人間関係で煩わしい悩みも持ちますが、やりたいことを実現するためには余事であって、雑務もちゃんとやって初めて仕事だという割り切りができたのも30代です。巷ではワークライフバランスみたいに言われますけれども、家庭がしっかりしていなかったら仕事どころじゃないんですよね。

 

いまでも、いつ死んでもおかしくないという恐怖はあります。ただ、それがあるからこそ、自分なりの人生を律し、どこへ向かっていこうとしているのか自覚的になれたという部分は大きいと思います。このメルマガでも、恐らく近い将来に「え、そっちに人生向かうの?」という発表もできるかもしれません。

 

いろんな意味で、人生には無駄なものはひとつもないと言い切れます。悩みもグダグダした日々も、すべての時間が糧となって、人生の最期のそのときまで続いていっているという自覚がもてたのが30代ですので、私に関して言えば、何も後悔することなくしたいようにやって、考え、苦悩して生きていけばいいと思います。

 

やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」Vol.112<我らの迷いの30代について自分語りをしながらスマホ決済についてやYoutuberについて語る回>

2014年11月7日発行
目次
187A8796sm

【0. 序文】代表質問
【1. インシデント1】Appleのモバイル決済サービスが今のところあまり上手く離陸できていないように見えます
【2. インシデント2】最近巷で見かける「ユーチューバー」とはなんぞやという話

「人間迷路」のご購読はこちらから

1 2
やまもといちろう
個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。

その他の記事

iPhone 12は5Gインフラの整備を加速させるか(本田雅一)
こ、これは「スマート」なのか? スマートカメラ「IPC-T3710-Q3」が割とやべえ(小寺信良)
日本のエステサロンで知られるものとは異なる本当の「シロダーラ」(高城剛)
IT・家電業界の「次のルール」は何か(西田宗千佳)
【第1話】日本型雇用の未来は君の肩に……(城繁幸)
結局「仮想通貨取引も金商法と同じ規制で」というごく普通の議論に戻るまでの一部始終(やまもといちろう)
コロナ禍以前には戻らない生活様式と文化(高城剛)
季節の変わり目に丹田呼吸で自律神経をコントロールする(高城剛)
安倍政権の4割近い支持率から見えること(平川克美)
ヘルスケアで注目したい腸のマネージメント(高城剛)
Netflix訪問で考えた「社内風土」と「働き方」(西田宗千佳)
週刊金融日記 第317号【外国語を使ったAttractionフェーズ攻略法、トヨタ自動車2018年3月期決算純利益2.5兆円他】(Array)
フレディー・マーキュリー生誕の地で南の島々の音楽と身体性の関係を考える(高城剛)
アーミテージ報告書の件で「kwsk」とのメールを多数戴いたので(やまもといちろう)
カビ毒(マイコトキシン)についての話(高城剛)
やまもといちろうのメールマガジン
「人間迷路」

[料金(税込)] 770円(税込)/ 月
[発行周期] 月4回前後+号外

ページのトップへ