※この記事は若林理砂のメールマガジン「鍼灸師が教える一人でできる養生法」2015年1月12日Vol.089からの抜粋・再構成です。
年末にかけて、Twitter上でなんとなく始めた「#養生サバイバル」というハッシュタグ。これがなんだか予想外に大展開し、「養生」のレベルの食生活がハードルが高すぎて手が届かない人たちのためのサバイバル術の集大成みたいな事になりました。
養生サバイバルの定義は、「お金がなくても、長時間労働でも、とにかく人間の尊厳を損なわない食事を食べて、そこからステップを踏んで、季節の養生に至るまで人生をサバイバルしていくための知恵」です。
とりあえず、すべての情報はこちらにまとめられています。ものすごい量あるわよ。
http://togetter.com/id/asilliza
Step1:死にたくなったら温かいものを!
養生サバイバルは、Step1・Step2・Step3の三段階に分けています。
Step1が一番たいへん。包丁・鍋使用なし。ハサミあり。お湯がある・電子レンジがあるがギリ。それすらないことも想定。野菜を買うと必ず余って腐る。冷凍庫は小さくて保存のために冷凍は不能、備え付けコンロは電熱、一個口……。という状態を想定しましょう。予算は1日500円。
Step1まとめはこれ>>>
この範囲内でどうやってバランスよく食べるか。かなり大変な状態でしょ? でも、こういう状態の人がかなりの数いるんだな……というのが、今回よくわかりました。
食べることは命そのもの……なので、気力体力共に無くて食べることがめんどくさくなったり、諦めてしまったりするとさらに生命力が落ちて、どんどん体調が悪化し、メンタルもぼろぼろになっていくんだけど、この「ボロボロ」の状態が「食べていない」ことが原因になって起きているってことに気づかないヒトが多いんだよね。
体調不良の時って気持ちも落ち込みがちになるでしょ? 風邪ひいたとか、腹痛があるとか。そういうのと同じで、ボディのエネルギーが低下したら、心のエネルギーも低下して弱ってしまって、様々な刺激や外界の変化に対応できなくなっちゃうのよ。メンタルの状態が悪化すると体調不良につながるってコトは理解できている方が多いようなのだけど、体の状態が心に与える影響に関してはかなり軽んぜられている様です。
カラダは魂の乗り物よ。状態が悪かったら乗り心地悪いから、魂の機嫌悪くなる
に決まってんじゃない。
Step1の人たちの特徴として、「温かいものを食べていない」ってことがあるみたい。ともかくお湯だけ沸かせるようにしておくのが大切なようです。ヤカン持ち出すのもめんどくさい状態に陥る様で……。温かい物を口にするだけでぜんぜん違うからね。頭の片隅においておこう。死にたい気分になったら温かいもの! 飲み物でも何でもいいから!
Step1の人たちのために、最小限の養生サバイバルを折本にしました。
http://www.asil-llc.info/%E9%A4%8A%E7%94%9F%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB/
一番最後のページがあいているので、身の回りで「このヒトたぶんStep1だわ…」と思う方に、メッセージなり「これは!」と思う養生サバイバル術を書きこんでさし上げてください。とにかく食べることへのハードルを下げるための知恵です。
その他の記事
|
ロシアの対日不安定化工作に利用される文春の誤報と、文春を支える詐欺広告(やまもといちろう) |
|
急成長SHEINを巡る微妙で不思議な中華商売の悩み(やまもといちろう) |
|
週刊金融日記 第299号【誰も教えてくれなかったWebサービスとアフィリエイトの勝利の方程式、日本も世界も株式市場はロケットスタート他】(藤沢数希) |
|
奥さんに内緒で買った子供向けじゃないおもちゃの話(編集のトリーさん) |
|
四季折々に最先端の施術やサプリメントを自分で選ぶ時代(高城剛) |
|
Yahoo! JAPAN「爆速」の終わり(やまもといちろう) |
|
空間コンピューティングの可能性(高城剛) |
|
IR誘致に賭ける和歌山の今が象徴する日本の岐路(高城剛) |
|
古市憲寿さんの「牛丼福祉論」は意外に深いテーマではないか(やまもといちろう) |
|
ネットメディア激変の構図とサブスクリプション問題(やまもといちろう) |
|
自民党党内処分と議員組み換え狂想曲(やまもといちろう) |
|
観光客依存に陥りつつある日本各地の地方都市の行き着く先(高城剛) |
|
「幸せの分母」を増やすことで、初めて人は人に優しくなれる(名越康文) |
|
アーユルヴェーダのドーシャで自分が知らない本当の自分と対面する(高城剛) |
|
改めて考える「ヘッドホンの音漏れ」問題(西田宗千佳) |












