ワナその1「掃除機を部屋の奥にしまっている」
まずはじめは、「掃除機のワナ」である。多くの人が、これにハマっている。
「掃除機のワナ」とは、掃除機を「汚いもの」ととらえてしまい、なるべく部屋の奥の方にしまおうとする考えのことだ。部屋の目立たないところにしまおうとする。その方が「部屋がきれいだから」というわけだ。
しかしこれによって、結果的に掃除機を出しにくく、使いにくくさせている。そして掃除機が出しにくくなると、自然と掃除をしなくなる。そのため、「部屋が汚くなる」という悪循環におちいるのだ。
→解決方法「掃除機は、最も出しやすい、使いやすい場所に収納すべし」
ワナその2「家具を『テトリス』のように配置している」
片付けられない人は、部屋に家具を置くとき、まるで「テトリス」のように、なるべく隙間を埋めるようにして配置してしまっている。
その方が部屋を広く使えるので合理的――と思っているのだ。
しかしながら、そういうふう隙間を埋めてしまうことで、だいじな「動線」というものが消されてしまっている。そうして、部屋の中のいろんな場所に「到達できない」という弊害に見舞われているのだ。
例えば、よくあるのが「窓のある壁にベッドを密着させる」というケースだ。
これは、部屋を効率的に使っているようで一見合理的に見えるが、しかし実際は、窓を開けるときに一旦ベッドの上に乗らなければならなくなるので、「窓を開けにくくさせる」という弊害が発生する。
そして窓を開けにくくさせると、空気が淀んでホコリやチリが溜まりやすくなる。ホコリやチリが溜まると、それが舞い上がるのが嫌なので、結局掃除をしなくなる――という悪循環におちいってしまうのだ。
→解決方法「家具は隙間を空けながら配置すべし」
その他の記事
「コントラスト」と「ダイナミックレンジ」(高城剛) | |
僕が今大学生(就活生)だったら何を勉強するか(茂木健一郎) | |
心身や人生の不調対策は自分を知ることから(高城剛) | |
組織変革とは、まず自分が変わろうとすること(やまもといちろう) | |
タンザニアで感じるトップの死に対する本当の評価(高城剛) | |
DLNAは「なくなるがなくならない」(西田宗千佳) | |
なぜ『フィナンシャル・タイムズ』は売られたのか(ふるまいよしこ) | |
電気の「自炊」が当たり前の時代へむけて(高城剛) | |
IR誘致に賭ける和歌山の今が象徴する日本の岐路(高城剛) | |
「嫌われJASRAC」が地裁裁判で無事勝利の報(やまもといちろう) | |
驚きとは、システムのほころびを愛でること(名越康文) | |
大麻によって町おこしは可能なのか(高城剛) | |
「温かい食事」だけが人生を変えることができる #養生サバイバル のススメ(若林理砂) | |
発信の原点とかいう取材で(やまもといちろう) | |
日本が世界に誇るべき観光資源、温泉について(高城剛) |