高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

冬の京都で酵素浴によるデトックスに励む

高城未来研究所【Future Report】Vol.451(2020年2月7日発行)より

今週は、京都にいます。

昨年11月下旬にスリランカから始まった2019-2020冬季トレーニングも、いよいよ後半戦に入ってきました。

本年はバルクアップではなく、高速移動に耐えられる心肺能力の強化と柔軟性に重きをおいてトレーニングを続けていますが、あわせて、デトックスも怠っていません。
ただし、真冬の発汗は大変難しく、夏ほどデトックス効果がなかなか見込めないのも事実です。

そこで、酵素浴を利用しています。

念の為、酵素浴をご存知ない方にご説明しますと、米ぬかやおがくず、よもぎなどを使い自然発酵させ、その発酵熱を利用して温浴する「乾式の温浴法」が酵素浴です。
天然の発酵熱を利用し、専用の木箱に入るのですが、50度から70度近くまであがることもあって、10分から15分程度しか入っていられません。
その短期間に、自分でも驚くほどの汗が全身から吹き出します。

この酵素浴に入る1時間前にR-リポ酸を飲み、そして30分後に体内に溜まった重金属(主に鉛や水銀)を出すためDMSAを飲んで、その30分後に酵素浴に入ります。

実は何年かに一度、体内重金属の検査を行っていますが、せっかく解毒(キレーション)しても、その後の環境や食事、また解毒が下手な体質ということもあって、しばらくすると溜まってしまう一進一退を繰り返しています。

体内に有害重金属が蓄積すると、体が重くなって疲れやすく、集中力が低下してしまいます。
そのままほっておくと炎症を誘発し、がんへと進行してしまうことも珍しくありません。
そこで、適宜検査を受け、解毒に励む必要があるのです。

酵素浴はサウナなどと違って人工熱を一切使っておらず、微生物の摩擦熱や繁殖熱を利用し、そこに季節の薬草を入れることから、単なる発汗作用だけでなく、体内を芯まで温め、同時に解毒効果も高めます。
これにキレート剤を事前投与する「デトックス酵素浴」が、解毒下手な僕にとって冬季の最高のデトックス法なのです。

ただし、かなり癖のある匂いがします。

また、「元祖」を謳う酵素浴や高級ホテルに併設されている施設もございますが、僕が知る限り、日本中巡っても「本物」は京都に一軒しかありません。
いままで、30を超える施設に入りましたが、どれも満足いかないどころか、不快極まりない場所もありました。

さて、今週の京都は、新型コロナウイルスの影響もあって、有名ホテルが安価で泊まれ、普段なら予約が取れないレストランに飛び込みで入れるほどでした。
その上、いつも3万円近くする宿屋が、当日予約で5000円!

これが、なにかの序章なのか、福音なのか、それともこれからはじまる大事の予兆なのかわかりません。

普段とは明らかに様相が違う、今週の京都です。
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.451 2020年2月7日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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