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「シンクロニシティ」ということば
この不思議業界にいると、よく聞くのがシンクロニシティという言葉。セレンディピティともいいますね。
何か不思議な偶然の一致が立て続けに起こってくるという現象。それ自体はどうということはなくても、体験してしまうと、なんとも不思議なゾワゾワ、ワクワクを感じてしまうということが多いものです。
たとえば、誰かのことを考えていると、その相手とばったり会う。知りたいな、と思っていた情報がたまたま手にした本にバッチリ載っていた。
あるいは、このメルマガを受け取ってくださったみなさんのなかには、「そうそう、まさにそれを探していた」なんて情報がこのなかにあったという人もいるかもしれませんね(そうあって欲しいもの)
で、こういう意味のある偶然の一致を、心理学者のユングは「シンクロニシティ」と呼んだのです。
「シンクロニシティ」はユングの造語だった
ただ、ユング自身のシンクロニシティの定義はどうもはっきりしません。いや、ユングはシンクロニシティを定義してはいるんですが、自分の定義から外れたようなこともすぐにもってきてしまうので、どうも捕えがたい。
「シンクロニシティ」というのは、ユングの造語で、二つ以上の事象が「シンクロ」して起こることを指すわけで、「同時性」とか「共時性」と訳されることが多いのですが、たとえば、未来予知のようなこともそのなかに含まれたりするので、時間的な一致のことだけではない。
つまるところ、単純な因果関係だけでは説明しきれないような、意味のある偶然の一致が人生のなかでは起こってくることがあって、それが人生の重要な契機になることがある、ということをユングはその臨床経験上から感じ取っていたということなのですね。
そして、そうしたさまざまな人生の事象が、まるで星座を形作るようにアレンジされていることを、ユングは「コンステレーション」(まさに星座)と呼びました。心理学用語では、「布置」といいます。この布置を読んでいくのが、占いだもいえるのではないでしょうか。

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