やまもといちろうの記事一覧
個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。記事一覧:
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クラスターとされた飲食店で何が起きていたか
短い暑さで終わったこの夏の終わりごろのある日、私も濃厚接触者の疑いとして複数回にわたる検査を受け陰性でした。それ以外でも、5月から都合3度ほど、濃厚接触者として検査の対象となったのですが、相応に気を付けていたからか無事陰性続きでございます。もう旧聞に属し、また、問題となったお店もママさんの御英断で「一時休暇」となりまして、関係者からも問題ないという話でしたので雑記帳に書くわけなんですが。(2020.11.30) 続きを読む
言葉と、ある相続
このところ、近親者や関係先で亡くなる方が立て続けにあり、対応に追われておりました。良い死に方とは何なのかなと東京から離れた地方都市まで行き葬儀の手伝いをしながらずっと思っていたのですが、身の回りの人たちが鬼籍に入るたび、送る私たち自身が何を故人から受け取り、どう発展させていくべきか悩むことも増えました。(2020.11.01) 続きを読む
福永活也さんの「誹謗中傷示談金ビジネス」とプロバイダ責任制限法改正の絶妙
ちょうど総務省のプロ責法改正議論があるところで、女子プロレスラー木村花さん中傷自殺事件、その流れではあちゅう(伊藤春香)さんの掲示板濫訴事件、そしてゆたぽんパパ、メンタリストDaiGo、立花孝志・NHKから国民を守る党の各氏騒動が勃発しました。これにあたっては、弁護士の福永活也さんら、周辺の開示村アウトサイダー(いわゆるパカ弁界隈)が「名誉毀損の示談金ビジネスは儲かる」という発想からのぶっ込みが騒動を後押ししていると言えます。(2020.10.31) 続きを読む
日本の「対外情報部門新設」を簡単に主張する人たちについて
日本学術会議の件で自由民主党の甘利明さんが迂闊なことをブログに書いて、それがほうぼうから突っ込まれ、マスコミだけでなく情報界隈でも騒ぎが広がっています。このメルマガでも先般触れましたように特定私立大学のコンサル上がりの教員が面白いことを甘利さんに吹き込んで、それをまともに信じた甘利さんが乗せられて微妙なことを外で喋ったりブログで書いて、さらに自民党党内の議論も先導している状態であると認識しています。(2020.10.30) 続きを読む
コロナ後で勝ち負け鮮明になる不動産市況
コロナウイルス流行下の日本経済は、私たちにいろんなことを教えてくれました。その最たるものは、世の中には確実な資産などないのだということですが。接待を伴う飲食店に始まり、路面店の賃貸収入に依存してきた不動産業界の混乱、さらには安全だと思っていたREITがあれこれ起き、暴落したかと思えば突然暴騰し、むしろ上積みを狙うファンドが続出する中で都心部では賃貸住宅を中心に突然の減賃圧力と郊外への人の移動、リモートワーク対応に追われる会社のオフィス返上と、いややっぱりオフィス必要だわという返り相場、一人勝ちと思っていた渋谷が突如としてアカン雰囲気になり、渋谷の地価高騰で溢れ出たイット系が流れつく五反田の活況、沈下していたはずの池上線・目黒線沿線の盛り上がり、などなど。(2020.10.01) 続きを読む
miHoYo『原神』があまりにもヤバい件
『崩壊学園』などで知られる中華ゲームデベロッパーのmiHoYo社が新作ゲームタイトル『現神』で派手にやらかしている一件、どう考えてもアウトなので興味深くウォッチしているのですが、いろんな釈明をmiHoYo社が繰り出す割には「何故その仕様になったのだ?」というあたりでぐるぐるとしてしまうので、言葉通りに受け止めるセキュリティ関係者はほぼいないのではないでしょうか。(2020.09.30) 続きを読む
菅政権が仕掛ける「通信再編」 日経が放った微妙に飛ばし気味な大NTT構想が投げかけるもの
9月28日深夜、日経が突然報じた「NTT(グループ)、NTTドコモを完全子会社化へ」というニュース、未明にもかかわらずNTT関係者自身が確認に追われる始末で「また日経の飛ばしか」「確報が出るまで様子見」となったものの、その後全国紙やNHKも後追い報道することで何となく事実追認された形になっています。(2020.09.30) 続きを読む
「安倍ちゃん辞任会見」で支持率20%増と、アンチ安倍界隈の「アベロス」現象
今回は、安倍政権は良くも悪くも7年8カ月にわたる長期政権であり、みんなもうそろそろ安倍ちゃんもうええわと思い加減の倦怠感もあるなかで、コロナ対応があり、消費税増税があり、モリカケだの河井夫妻だのしょうもないスキャンダルで揺さぶられ続けて、安倍さんも国民も疲れ切っているところでの辞任決断でしたので、これはもう日本人のメンタリティからすれば「お疲れさまでした」「よくやった」「いままでありがとう」という声の一つもかけてやろうという人が10人に2人増えたということではないかと思います。(2020.09.01) 続きを読む
内閣支持率プラス20%の衝撃、総裁選後の電撃解散総選挙の可能性を読む
というわけで、安倍晋三さんが健康面を理由に総理辞任を表明してから即座に各種調査が走っているわけなのですが、まずは共同通信の緊急電話調査の結果が安倍政権の支持率がプラス20%で50%台回復という結果になり、民意ってそんなもんだよなあと思います。このまま9月14日15日あたりの両院議員総会で行われる自民党総裁選で一年限りの新総裁選出に向かうわけですが、安倍晋三さんは政権成立の後見人の一人である麻生太郎さんのアドバイス通り、短期休養、その間に臨時代理で副総理である麻生さんに託すという選択肢を取らず、自らの言葉で辞任を語り、総裁選に打って出たというのはさすがだなとも感じます。(2020.08.31) 続きを読む
安倍晋三さんの総理辞任と国難級のあれこれ
最後の最後まで「辞めるのかどうか」が話題となっていた安倍晋三さんの総理辞任、一日経った今日8月29日はその後始末で大わらわでございます。いずれにせよ長らく総理を務められた安倍さんには「お疲れ様」と労いの言葉をかけたい一方、残された問題の山積ぶりと、いったんリセットになってしまう者も少なくないであろう当面の業務についてやや呆然としながら本稿を書いております。(2020.08.30) 続きを読む
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