の記事一覧

記事一覧: 1806件

AIの台頭とハリウッドの終焉

今週は、ロサンゼルスにいます。おそらく、この街の凋落をここまで明確に感じたのは初めてかもしれません。本来、クリスマスシーズンで賑わうモールに行けば、ほとんど人がいなく、かつて週末ともなれば駐車場が満車だった「アメリカの象徴」のような場所が、今や空虚なショーケースのように見えます。ブランド店が軒を連ねていても、入店しているのはほぼ皆無。以前、この街に住んでいましたが、とても同じ場所とは思えません。(2025.12.15)  続きを読む

アメリカの「失敗したモデル」を模倣し続ける日本

今週は、米国オレゴン州各地をまわっています。深い森と冷たい空気に包まれた、どこか時間の流れがねじれたようなこの土地に立つと、アメリカという国の実像と虚像の落差をあらためて肌で感じます。特に為替や株価という、あまりにも単純化された「数字」だけを凝視していると見えなくなる現実が、この国には幾層にも積み重なっています。(2025.12.08)  続きを読む

民主主義政治にとって議員定数削減は本当にやる意味があるのかどうか

私のところにも「どういうことやねん」という話がクレーム交じりにやってくるのですが、私に言われても何も分からないんですよ。もちろん「そうするのだ」と決まれば、何らか実務的なところは選挙をやってる部隊に落ちてくるわけですが、戦線を預かる側もそこで立候補する先生方も派手に合区が発生する地方では文字通りバッジを賭けた死活問題が発生するわけでありまして、調整の矢面に立つ人たちは可哀想です。(2025.12.01)  続きを読む

参政党「梅村みずほVS豊田真由子」紛争勃発が面白すぎる件について

個人的に参政党はたまたま既存政党への不信感をベースとした「自民党や立憲、共産維新などではない、新しい何か」を求める国民有権者の考え方に依拠して風を受けて伸長したものだと考えていて、本来はアンチテーゼの受け皿になるほどのものではないと思っているんですが。(2025.12.01)  続きを読む

パーソナルかつリモート化していく医療

今週は、バルセロナにいます。先週滞在していたデュッセルドルフと並び、バルセロナはヨーロッパの中でも未来医療に向けた熱気が高まっている都市のひとつです。ポブレノウ地区のカフェにいるだけで、ヘルステック、医療データ、AI診断、パーソナルケア、ウェアラブル、生体センサーといったキーワードが専門家のあいだだけでなく、起業家や学生、クリエイターの会話から時折聞こえてきます。(2025.12.01)  続きを読む

中国激おこ案件、でも日本は静かにしているのが正解な理由

高市早苗さんの台湾有事に関する国会答弁が、中国側の激しい反発を招いています。まあ言わんでも良いことを踏み込んで言ったらそうなるわな。で、中国の執行部や軍部を中心に過激な発言が相次ぎ、サイバー攻撃も激増している状況です。しかし、この問題をどう捉え、どう対処すべきなのでしょうか。(2025.11.26)  続きを読む

ドイツでAfDが台頭することの意味

今週は、デュセルドルフにいます。近年、ヨーロッパの中でもこの街は、文化と産業のバランスが取れた都市と評価され、日本人も多く住み、移民と地元住民が自然と入り混じる欧州統合の成功例のような地域でした。しかし現在、街の至るところに、緩やかな変化の影が落ち始めていると感じます。(2025.11.24)  続きを読む

睡眠スタイルを見直す

今週も、バルセロナにいます。デジタルノマドビザ申請にお越しになった方や、このメールマガジンのQ&Aでも多くのお問い合わせをいただくのですが、日本のクライアントとリモートワークで働く場合、一番のお悩みがリアルタイムなオンラインミーティングのご様子です。(2025.11.17)  続きを読む

街づくりの鍵はその地域のトップのセンス次第

今週は、バルセロナにいます。地中海の風が少し冷たくなり始め、街全体が冬支度を始めるこの季節は、一年の中でも特に好きな時期です。日中は23度と心地よく、まだまだTシャツの人が多いのに、街はクリスマス・イルミネーションの準備に忙しなくなりはじめ、バルセロナという都市が本来持つ魅力的な顔を取り戻す季節でもあります。(2025.11.10)  続きを読む

ロシアの対日不安定化工作に利用される文春の誤報と、文春を支える詐欺広告

先日、「参政党を支えたのはロシア製ボットによる反政府プロパガンダ」という記事を書きました。これでも、当然ながら知っていることの二割程度も書いておらず、その後も状況の変化はありつつも引き続きロシアからの日本への不安定化工作は続いているよねという記事を書こうと思います。(2025.11.06)  続きを読む

ページのトップへ