の記事一覧

記事一覧: 1661件

「けものフレンズ」を見てみたら/アマゾン・イキトスで出会った動物たち

もしも、この週末に動物園にいって、なぜかサーバルの前に人だかりができていたりしたとします。あるいは、アルパカの前で「モフモフでボリューミー!」と感動していたり、プレーリードッグの前で「こいつは尾黒か?」とか気にしている人がいたとします。こういった人たちは、普段、動物園に来ないけれど、とある共通の理由で、この数週間のうちに動物園への興味をかきたてられ、足を運んだ人たちです。(2017.02.20)  続きを読む

日本のエステサロンで知られるものとは異なる本当の「シロダーラ」

今週も、スリランカにいます。アーユルヴェーダの施術も二週目を迎え、いよいよ終盤になりました。日本のエステサロンと異なる「シロダーラ」は、国家試験をパスした複数のドクターが患者の「ドーシャ」を見立ることからはじまります。この「ドーシャ」とは、個々の体質を「風」、「火」、「水」のバランスで考えます。そして、その人が生まれた時のバランスを「オリジナル」と考え、そこから離れてしまった現在の体調を「オリジナル」に戻すことを基本としています。なぜなら、この世に生を受けた瞬間の生命力が、人の一生でもっとも強く、その人そのものであると考えられているからです。(2017.02.20)  続きを読む

岐路に立つデジカメ、勝ち組キヤノンの戦略

2月15日、キヤノンは春の新商品として、計7モデルを発表した。2月23日から国内最大のカメライベント「CP+」が開催されるが、メディア向けには先行して実機の披露目という格好である。今回はエントリーモデルのリニューアルが主で、目立った新機能があるわけではない。だがデジカメ不況と言われる昨今において、勝ち組であるキヤノンの新製品戦略から、色々と見えてくるものがあるはずだ。今回はその辺を考えてみたい。(2017.02.18)  続きを読む

安倍昭恵女史と例の「愛国小学校」学校法人の件

朝日新聞が報じた大阪・森友学園の不透明な不動産取引の話は、その後価格が非公表とされていた近畿財務局から「公開の同意が得られた」とのことで最終的な取引額と割安で譲渡された経緯が発表されました。何しろネタが「公共随意契約」であったため、この森友学園のちょっと変わった教育方針や幾つかの風評がかねてから取り沙汰されている中で、どういうわけかこの土地の利用目的である森友学園が新設する小学校の「名誉校長」に安倍晋三首相夫人である安倍昭恵女史が就任するとなって、騒ぎが拡大した経緯があります。(2017.02.15)  続きを読む

現代社会を生きる者が心身を再構築するためのひとつの手法としてのアーユルヴェーダ

今週は、スリランカにいます。18ヶ月から24ヶ月に一度、スリランカを訪れアーユルヴェーダの施術を受けています。アーユルヴェーダは世界保健機関(WHO)が認める世界最古の医療で、およそ5000年前にヒマラヤではじまった、とされています。その後、南インドを中心に伝承が残り、もっとも古い形で現存するのがスリランカです。(2017.02.13)  続きを読む

今年は「動画ゼロレーティング」に動きアリ

今年、個人的に特に注目したい動きとして「動画のゼロレーティング」がある。ゼロレーティングとは、携帯電話事業における通信料の算定において、特定のサービスを「加算の対象から除外する」行為を指す。いわゆる使い放題サービスだが、すべての通信を使い放題にすると際限がないため、特定のサービスだけを使い放題化することで、通信の最適化と顧客満足度の向上を狙ったものといえる。ゼロレーティング自体は珍しいものではなく、日本でも「LINEモバイル」が、LINEでのコミュニケーションを使い放題にしている。このゼロレーティング、法的な面や公正競争の面からは「問題がある」と言われてきたものでもある。(2017.02.11)  続きを読む

旅行需要急増でのんびり楽しめる時間が残り少なくなりつつある南の島々

今週は、モルディブにいます。1190もの島があるこの国の名前は、サンスクリット語で「島々の花輪」という意味を持ち、美しい海に囲まれている島国として旅行者を魅了しています。この二十年のモルディブの観光地としての躍進は素晴らしく、特に21世紀に入ってから国家が観光立国に舵を大きく切ったこともありまして、100を超える島々に世界でも有数な高級リゾートが立ち並ぶことになりました。すでに、観光GDPは25%を超え、大成功を収めています。一方、自然破壊も看過できないようになってきました。(2017.02.06)  続きを読む

iliは言語弱者を救うか

ウエアラブル翻訳デバイス「ili」がいよいよサービスインする。1月31日ベルサール六本木にて記者発表会をやるというので、出かけていった。開発したのは株式会社ログバー。2013年創業のベンチャー企業である。発表会では代表取締役兼CEOの吉田卓郎氏が、自ら寸劇を交えながらiliの有用性をアピールした。モノとしては平たいスティック状のデバイスで、リコーTHETAぐらいのサイズ感である。手前におおきなボタンがあり、これを押しながらしゃべると、アニメ的な高い女性の声で他国語に翻訳され、スピーカーから再生される。(2017.02.04)  続きを読む

人工知能の時代、働く人が考えるべきこと

このところ、人工知能を使った何かという報道が増えてきておりまして、私どものところも幾つか投資先が具体的なアプリケーションを発表するなどして動きが活発になってきております。先日、日経ビジネスの井上理記者が決算記事を自動配信というニュースを流しておりましたし、実のところ、テクノロジー系のファンドでは決算発表やリリースを自動解析して内容を把握し相場に反映させるところまで一気通貫のシステムを構築しています。それで実際勝てるわけですから、もうトレーダーを高給取りにして24時間世界中のあらゆる相場に張り付かせる必要さえもなくなってきているのでしょう。(2017.01.31)  続きを読む

映画『ミリキタニの猫』と『ミリキタニの記憶』を観て

この作品は稀有な人生を歩んだある日本人のアーティストのドキュメンタリー映画です。冷たい風が吹く、2001年1月のニューヨークのソーホーで物語は始まります。腰が曲がった、初老のホームレスの男性が道端で無心に絵を描いています。彼はジミー・ツトム・ミリキタニ、80歳。カリフォルニアのサクラメント生まれの日本人……(2017.01.31)  続きを読む

ページのトップへ