やまもといちろうの記事一覧

個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。
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2023年は「人工知能」と「公正取引」の年に

クソ円高担ってみたかと思えば黒田サンタの上限金利引き上げプレゼントで一気に円が買われて揉み合っており、まあまあ黒で収まって良かったなと思う日々であります。相対的に見れば2023年は日本は世界的に高成長を実現するにせよ、それは今年しゃがんでるからであって、大量の経済対策予算をばら撒いたけど税収は6兆円しか増えなかった問題と並んで「来年以降の社会はどうなるんや」というのは非常に重い問題となりました。(2022.12.27)  続きを読む

「おじさん」であることと社会での関わり方の問題

なんだかんだ生きてきて、来月ついに50歳になります。まさか自分の人生を振り返って、半世紀を超える節目に新潟大学の大学院生という学生身分でいるとは思いませんでした。(2022.12.26)  続きを読む

岸田文雄さんが増税判断に踏み切る、閣議決定「防衛三文書」の核心

そんなわけで、防衛三文書が出ました。まあなかなか踏み込んだ内容でありまして、当初関係筋から聞かされていた話よりも随分と前のめりであって、いまこのタイミングでなぜキッシーがこれをやるぞと言い出したのかという内容までも推察される内容となっております。(2022.12.25)  続きを読む

「中華大乱」これは歴史的な事項になるのか

私も極東をウロウロしていると中国人ビジネスマンの人たちとの交流は否応にもさせられることになりますし、私の父親の代からは30年近く中国本土との付き合いを持ってきました。いまでこそ、私自身が中国国内に足を踏み入れることはなくなっているわけですが、投資でご一緒しているファンドはいまなお中国に少なからぬ資産を有し、私も間接的に中国に資産があることになるので興味は尽きません。(2022.12.01)  続きを読む

急成長SHEINを巡る微妙で不思議な中華商売の悩み

いわゆる安かろう悪かろうのファストファッションで現在急成長しているSHEINについて、アメリカだけでなく日本でもその商業流通の過程に問題があるよという記事が多く出るようになりました。昨今目を惹くのは著作物を勝手にパクって安く売る模倣品事件ですが、イギリスのChannel 4が報じたように中国国内での不適切な労働集約の手法が安値の源泉だよということで国際的な非難の的になり始めています。(2022.12.01)  続きを読む

レジームの反撃を受けるベンチャー界隈と生産性の今後

「大方そうなるだろう」と見られていたUber(ウーバー)社の件、労働者性が認められて無事に東京都労働委員会から団交命令が出ました。両側が広報合戦をして情報戦を繰り広げていたものの、レジームど真ん中の労働委員会は外野のノイズを気にすることなく普通に団交命令を出していて、ですよねー感が強くあります。(2022.11.28)  続きを読む

迷路で迷っている者同士のQ&A

山本さん、こんにちは。あまりメルマガでは話題にされない漫画業界で主に山本さんのTwitterを見てメルマガを知り、過去記事も読ませていただいています。驚くほど見通しが確かだったのを見て、ネットで暴れている姿とは全く異なる山本さんの姿に感心しきりです。また、迷子問答は愛読させていただいていて、身の上話がてら相談させて欲しいと思っています。(2022.11.28)  続きを読む

経営情報グループ『漆黒と灯火』会員募集、まもなく終了します

お引き合いが多くて若干名の募集が10名になり、15名になりましたが、商売繁盛ということで、募集の最終のご案内であります。(2022.11.28)  続きを読む

ドイツは信用できるのか

EU統合から環境主義的な流れは、ある意味で世界全体のエスタブリッシュメントの志向性をリードしてきたことは間違いなく、その中でもドイツ政府と周辺の欧州貴族コミュニティの関わりが非常に大きな役割を果たしたことは言うまでもありません。(2022.11.01)  続きを読む

中国製格安EVのダンピング問題と根源的なもの

現在、経済マスコミに大量のカネがばら撒かれて中国産EVが日本に上陸というニュースが盛んに流されるようになってきました。もっとも、上陸そのものは2020年ごろからだったのですが、本格的に日本で販売するようになり、大口の取引もそこそこ出るようになったため、今年の夏ぐらいから具体的な販売に関する手続きを代行する会社も出てくるようになりました。(2022.10.31)  続きを読む

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