「生命の与贈循環」とは
僕はNPO法人「場の研究所」というところで、研究員をやっています。何をやっているかというと、「場の思想」というものを研究しています。
「場」というものはどういうものなのか。
今年出版した『ビジネス・マネジメント・スタジアム』も、「場の思想」を使って落合元監督の采配術の秘密を探っています。
重要なキーワードに「生命の与贈循環」というものがあります。例えば、たまに草がぼうぼうに生えた荒地みたいな空地がありますよね。そこから、あるとき低木層が生えてきたとします。やがて林ができる。そのうち木が大きく育って、森になっていく。
森になると、いろんな動植物が生存できる豊かな「場」ができあがるわけです。生物界というのは、誰かが設計しているわけじゃないのに、お互いに関係しあって、豊かな場ができあがってくる。こうして生まれてくる「場」というのは何なのか、というのがおもなテーマになってきます。
つまり、豊かな「場」を作るプロセスが分かれば、それが、「企業が世の中に対して価値を提供し、その価値を認められ生き残っていく」ためのビジョンが見えてくると思うんですよ。
その他の記事
|
安倍政権の終わりと「その次」(やまもといちろう) |
|
オリンピックという機会を上手に活かせたロンドンは何が違ったのか(高城剛) |
|
苦手を克服する(岩崎夏海) |
|
乙武洋匡さんの問題が投げかけたもの(やまもといちろう) |
|
甲信越の山々を歩いて縄文の時代を想う(高城剛) |
|
まるで漫才のような“5G最高”と、“5Gイラネ”が交錯した韓国5G事情(本田雅一) |
|
カップ焼きそばからエリアマーケティングを考える(西田宗千佳) |
|
日本のペンギン史を変える「発見」!?(川端裕人) |
|
失ってしまった日本ならではの自然観(高城剛) |
|
1級市民と2級市民の格差が拡がるフランスの実情(高城剛) |
|
名越先生、ゲームをやりすぎると心に悪影響はありますか?(名越康文) |
|
ガイアの夜明けで話題沸騰! 15期連続2桁増収のスーパーの人事戦略を支える「類人猿分類」のすごさ(名越康文) |
|
福島第一原発観光地化計画とはなにか――東浩紀に聞く「フクシマ」のいまとこれから(津田大介) |
|
「バレなければいい」という行為について(やまもといちろう) |
|
「スターウォーズ」最新作は台北のIMAXシアターで観るべし(高城剛) |











