「縁」を感ぜざるを得ない
まあ、このように考察を重ねてみると、3月7日の当日、私がどのように城先生に接するかは、私自身興味をもって見守ることにする以外、方法がなさそうだ。
そして、長年私の中に潜在的にあった一つの課題である「先生」と「さん」の問題を今回図らずも「炭素循環農法」の講座を通して、あらためて考えざるを得ない機会が訪れた事は私にとっても、何か「縁」を感ぜざるを得ない。
なぜなら「炭素循環農法」で説かれる「自然」という事は、人間の営み全てに関わる事であり、この「人を尊敬するとはどういう事か?」という問題も決して例外ではないからである。
当日どのような事になるのか、それは分からないが、「炭素循環農法」は私が今まで出会ったさまざまな優れた方法の中でもひときわ優れた方法であり、この方法を知ることは単に農法ばかりでなく、さまざまな問題が山積している現代の諸問題の根本原因を考える上で非常に得がたいヒントが手に入ると思う。
この公開トークについての詳細は、今回のメールマガジンでも告知しているが、3月7日御縁のある方のご来場をお待ちしたいと思う。
<この記事は甲野善紀メルマガ『風の先、風の跡』Vol.69「松聲館日乗」より抜粋したものです。もしご興味をもってくださった方は、ぜひご購読をお願いします>
【イベント】たんじゅん農法から人と自然を考える
甲野善紀(武術研究者)×城雄二(たんじゅん農法全国ネット世話人)
日時
2014年3月7日(金)
18:30 開場 19:00 スタート(21:00終了予定)
会場
中央公論新社
詳細は下記リンクへ
http://yakan-hiko.com/event.php?id=20140307


その他の記事
![]() |
沖縄の長寿県からの転落で考える日本の未来(高城剛) |
![]() |
ヤフージャパンが検索エンジンをNEVERに乗り換えでやらかし行政指導のあちゃー(やまもといちろう) |
![]() |
女の体を、脅すな<生理用ナプキンの真実>(若林理砂) |
![]() |
ハバナ症候群という不思議な病の顛末(高城剛) |
![]() |
ロシアによるウクライナ侵略が与えるもうひとつの台湾有事への影響(やまもといちろう) |
![]() |
本当の知性を育む「問いへの感度を高める読書」(岩崎夏海) |
![]() |
ヘヤカツオフィス探訪#01「株式会社ピースオブケイク」前編(岩崎夏海) |
![]() |
暗転の脱炭素、しかしそこに政府方針グリーン投資10年150兆の近謀浅慮?(やまもといちろう) |
![]() |
東京と台北を比較して感じる東アジアカルチャーセンスの変化(高城剛) |
![]() |
季節にあわせた食の衣替え(高城剛) |
![]() |
空港を見ればわかるその国の正体(高城剛) |
![]() |
生き残るための選択肢を増やそう(前編)(家入一真) |
![]() |
コロワイド買収のかっぱ寿司が無事摘発の件(やまもといちろう) |
![]() |
『ぼくらの仮説が世界をつくる』書評ーかつて本には「飢え」を感じるような魅力があった(岩崎夏海) |
![]() |
ついにアメリカがペンス副大統領の大演説で対中対立の道筋がついてしまう(やまもといちろう) |