好評発売中!
驚く力―さえない毎日から抜け出す64のヒント
現代人が失ってきた「驚く力」を取り戻すことによって、私たちは、自分の中に秘められた力、さらには世界の可能性に気づくことができる。それは一瞬で人生を変えてしまうかもしれない。 自分と世界との関係を根底からとらえ直し、さえない毎日から抜け出すヒントを与えてくれる、精神科医・名越康文の実践心理学!
amazonで購入する
「近頃の新入社員は主体性に欠ける」はどこまで本当か?
「言われたことはやるけれど、自分から新しいことに取り組むことを嫌う」
新入社員が入ってくるシーズンになると、そういう話題をよく耳にします。
「近頃の若いものはうんぬんかんぬん……」というのはそれこそ古代からずっと続いてきた年長者の愚痴の定型句のようなものですので、これ自体はあまり意味のある話ではないと思います。おそらく現実には今の若者が先行世代に比べてことさらに「積極性がない」とか、「成熟していない」ということはないでしょう。
仮に20-30年前の若者のほうがいまの若者よりも(一見)積極性があったのだとしても、それは「社会全体の積極的な空気」に流されていただけという可能性が高いように思います。そうだとすれば、表面的に積極的であったとしても、個人レベルで見たときの「主体性のなさ」は五十歩百歩、ということだってありえるわけです。
ただ、そうした若者の表面的な行動傾向を、「社会全体の病理の縮図」としてみる見方はときに有効だと思います。つまり、若い世代から主体性が失われているということが、実は日本全体が抱えている何らかの病理を示しているのではないか、ということです。
その他の記事
アメリカ・家電売り場から見える家電の今(西田宗千佳) | |
JAXAで聞いた「衛星からのエッジコンピューティング」話(西田宗千佳) | |
南国の夜空を見上げながら読むアーサー・C・クラーク(高城剛) | |
効果がどこまであるのか疑問に感じるコロナ対策のその中身(高城剛) | |
「本質を学ぶ場所」を作る(西條剛央) | |
「ノマド」ってなんであんなに叩かれてんの?(小寺信良) | |
高解像度と景気の関係(高城剛) | |
(4)視野を広げる(山中教子) | |
5年すればいまの世界はまったく違う世界に変わっている(高城剛) | |
目のパーソナルトレーナーが脚光を浴びる日(高城剛) | |
今だからこそ! 「ドローンソン」の可能性(小寺信良) | |
最新テクノロジーで身体制御するバイオ・ハッキングの可能性(高城剛) | |
2015年買って良かった4つの製品(西田宗千佳) | |
PlayStation VRを買ったら買うべきコンテンツ10選(西田宗千佳) | |
「脳内の呪い」を断ち切るには(西條剛央) |