本田雅一
@rokuzouhonda

本田雅一メールマガジン「続・モバイル通信リターンズ」

Apple、SONY……「企業の持続性」を考える

本田雅一メールマガジン「続・モバイル通信リターンズ」Vol.001<アップルは“普通のメーカー”に向かうのか?><ソニーの中の人から話を聞いて考えたこと>より

 

年末向けのAV機器新機種評価の合間を縫って、フランス・カンヌにやってきている。「MIPCOM」というテレビ番組・ビデオ映像作品のトレードショウだ。各国からテレビドラマ、アニメ、番組フォーマット(例えば『料理の鉄人』が海外のテレビ局で制作されているように、番組アイディア・ノウハウをフォーマット化して取引されている)の情報交換に多くの人が集まるMIPCOMは、物理的なデバイスを取引する電子機器・電機製品のトレードショウとは大きく異なる雰囲気の中で行われている。

 

昔のコンピュータトレードショウ「COMDEX」と家電製品のトレードショウである「CES」「IFA」は、それでも近い雰囲気があるのに対し、MIPCOMはまったく人種が異なるという印象を受ける。

 

前日からのパーティやディナーでは、レッドブルの映像部門で『エクストリームスポーツ』を製作しているディレクターやセールス、音楽ホールの音響管理を行うコンピュータ管理の調音システムを販売、チューニングしている人たちや、アカマイといったネットワーク配信の鍵となる技術を提供するテクノロジー企業もいる(アカマイの人と話をすると、比較的近い雰囲気に僕も少し緊張が和らぐ)。

 

さて、そんなMIPCOMについては、今週末にでもコラムとしてまとめるつもりだが、今回は“企業の持続性”をエレクトロニクス企業の趨勢を追いかけながら考えてみたい。この1ヶ月で、いろいろと考えさせられることが続いたからだ。

 

本田雅一メールマガジン「続・モバイル通信リターンズ」 Vol.001(2014年10月18日号)目次

■main story アップルは“普通のメーカー”に向かうのか? それとも引き返せるのか?
■Back story
■編集後記

本田雅一メールマガジン「続・モバイル通信リターンズ」

37IT、AV、カメラなどの深い知識とユーザー体験、評論家としての画、音へのこだわりをベースに、開発の現場、経営の最前線から、ハリウッド関係者など幅広いネットワークを生かして取材。市場の今と次を読み解く本田雅一による活動レポート。

ご購読はこちら

本田雅一
PCハードウェアのトレンドから企業向けネットワーク製品、アプリケーションソフトウェア、Web関連サービスなど、テクノロジ関連の取材記事・コラムを執筆するほか、デジタルカメラ関連のコラムやインタビュー、経済誌への市場分析記事などを担当している。 AV関係では次世代光ディスク関連の動向や映像圧縮技術、製品評論をインターネット、専門誌で展開。日本で発売されているテレビ、プロジェクタ、AVアンプ、レコーダなどの主要製品は、そのほとんどを試聴している。 仕事がら映像機器やソフトを解析的に見る事が多いが、本人曰く「根っからのオーディオ機器好き」。ディスプレイは映像エンターテイメントは投写型、情報系は直視型と使い分け、SACDやDVD-Audioを愛しつつも、ポピュラー系は携帯型デジタルオーディオで楽しむなど、その場に応じて幅広くAVコンテンツを楽しんでいる。

その他の記事

東芝「粉飾」はなぜきちんと「粉飾」と報じられないか(やまもといちろう)
「テレビの空気報道化」「新聞の空気化」とはなにか──ジャーナリスト・竹田圭吾に聞くメディア論(津田大介)
元を正せば……という話(本田雅一)
ヘルスケアで注目したい腸のマネージメント(高城剛)
『もののあはれ』の実装は可能か(宇野常寛)
マイナンバーカードについて思うこと(本田雅一)
近頃人気があるらしいコンサルタントという仕事の現実とか(やまもといちろう)
電気の「自炊」が当たり前の時代へむけて(高城剛)
古い日本を感じる夏のホーリーウィークを満喫する(高城剛)
今週の動画「払えない手」(甲野善紀)
カナダでは尊敬の意をこめて先住民族をファーストネイションズと呼びます(高城剛)
ロシア人が教えてくれた人生を楽しむための世界一具体的な方法――『人生は楽しいかい?』(夜間飛行編集部)
『STAND BY ME ドラえもん』は恋する時間を描いた映画(切通理作)
サイバーセキュリティと官民協力の実態(やまもといちろう)
不調の原因は食にあり(高城剛)
本田雅一のメールマガジン
「本田雅一の IT・ネット直球リポート」

[料金(税込)] 550円(税込)/ 月
[発行周期] 毎月2回(第2、4木曜日予定)

ページのトップへ